ギロッポン♪ またここの森美の企画の、終了寸前にそういえばって感じで訪問。こないだのインドのやつも終了寸前だったよなあ。さて、この人は、中国の現代美術のアーティストだって。で、あの北京オリンピックの、メインスタジアム「鳥の巣」の設計者の一人だって。ちなみに会場は撮影可能。動画とフラッシュはダメだけどな。
展示はまず、シンプルな立体と単位へのこだわり。一立方メートルで一トンの茶葉(プーアール茶は固めて熟成させるんだと)とか、一立方メートルの紫壇。一メートルの器一杯の真珠(人工真珠らしいが高そうだ)。なんていう単位作品。茶葉を固めたブロックの家。サッカーボール構造の木組みなど。シンプルかつ大きさもあるので、表現として力強い。材質も茶とか木だしな。四川地震の鎮魂で、子供用バックパックをつなげた蛇が天井を這っているのも見ものだ。映像作品で、大通りに沿って五十メートル置きの一分定点映像。コンセプトは面白いが全部見ると十時間以上だと。見てられん。
職人さんへのこだわりで、木を加工して作らせたりする(釘を使わないで)。異なる材質の柱を組み合わせてさらに柱を作り、中央の空洞が中国の地図、なんていうちょっと社会派風メッセージがニクい。「月の箪笥」はデカいのが並んでいる。箪笥といっても中は空洞な。大きい穴が開いていて、覗けば穴のずれが三日月みたいに見えるってわけ。面白い。木の材質を使うことで、鋭いコンセプトやメッセージをマイルドにしている感じだ。
自転車をバラして再構成して円筒形の立体に。見栄えがしますな。漢時代の壷を落として割っちゃうパフォーマンス写真、そういえばお笑い番組で貴重なガラス器をおもちゃにして誰が壊すかって企画を思い出した。あっちはオフザケ、こっちは大まじめだ。石器時代の壷にペインティング、コーラのロゴ描き、そうそう金閣寺は時代が経って色あせたものがよいのか、当時の金ピカに復元するのがよいのか、ってのをちょっと思い出す。壷の本来はどっちだ? 「断片」という昔の木材を組み合わせたデカい構造物が魅せる。やっぱこういう異空間っぽいのはいいよな。
大物が多いので点数はやや少ないか。でもなかなか面白い。11月8日でおしまいよ。
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