2008年5月13日 (火)

8時半に

普通に出社したら8時から朝の会議をしていてオレだけ欠席だった。聞いてねーっ! 金曜にオレが帰ったあとにメール連絡が来ていた。別に普段マジメだから怒られたりはしなかったが。

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2008年5月11日 (日)

たまにまんが

東山魁夷展に行こうと思ったが、なんか行ったらブログに書かなきゃいけない使命感があって、ここんとこ結構書いているので面倒になって久々にマンガ喫茶に行っていた。前から行っていた所は格安だったがいつの間にか潰れていた。別ん所に行く。読み残してあった「二十世紀少年」を終わらせ、「PLUTO」と「デトロイト・メタルシティ」を最新刊まで読んで満足じゃ。これでまた半年ぐらい行かないでいい。

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2008年5月10日 (土)

芸術都市パリの100年展(東京都美術館)

19世紀から20世紀のパリについて、絵だの写真だの彫刻だの。パリにいた芸術家の作品というより、パリを題材にしたもんを集めた感じ。あとエッフェル塔ね。1889年にできたんだと。そんな古かったのね。

冒頭はコローのパリ都市風景から。自然ばっかり描いてると思ったが珍しいね。コローらしくない。あとは聞いたこと無いヤツのパリ都市風景がずらずら。有名どころでモネが1枚、シニャックの点々が1枚、どっちもさほどの絵でもない。この段階で、もしや名画を持ってきたんじゃなくてパリが題材なら何でも持ってきた企画なんじゃねーかと嫌な予感がする。ユトリロが2枚。まあまあ。エッフェル塔が建つまでの写真。これはなかなか面白い。命綱無しだったんだって。落ちて死んだ人が「たった一人」なんて書いてあったが、要は「とうとう一人出しちゃった」のね。

次はパリの市民生活の絵が並ぶが、また知らないヤツばかり。しかもどれもうまくないように見える。ルノワールが1枚あったが、それはさすがにうまかったが、まあルノにしちゃ並じゃね。しかしこういう場合、美術鑑賞はとたんに難しくなる。「有名だからうまく感じるのか?」という自分の審美眼への疑問が頭をもたげてくるわけですよ。それより、ひでえ色の絵があるなあ、と思ったら私の好きなデュフィだった。ついでに隣にある妙な子供の絵もフジタだった。なんだこの2つは本物か? 誰かがまねっこして描いたんじゃねーの。それからドーミエの風刺画とか。細かいの色々。吹き抜けのところはエッフェル塔コーナー。脚ん所だけのデカい模型で囲まれている。ここだけは撮影していいんだと。しかし、ここをこう使うってことは、巨大サイズの絵は今回無いわけね。

2階に行って、パリジャンとパリジェンヌコーナーなんだけど、なぜかヴィクトルユゴーの幻想画みたいなのと、「ノートル=ダム・ド・パリ」の物語画。ネルソンって人の絵がよかった。エスメラルダ嬢が極めて美女に描かれている。でもこれじゃまるでパリジェンヌでジプシー女じゃないじゃん。ファンタンラトゥール1枚。それから肖像画があれこれ。どうも肖像画はつまらん。ルノワールが1枚、カリエール1枚。あとロダンとか。

やっとセザンヌが登場。ルオーみたいな感じの。あとモローがなんと5枚もあったよ。そのうち水彩画が1枚。見てて分かったが。私がモローっていいなあと感じるのはだいたい水彩画だね。どうも油彩って、適当に切り上げているのが多いみたいで、なんかあまりいいと思えねえ。うーん、オルセーにあったのとかは、さすがに油彩でもかなりのもんだったような…… それからヴァラドンが何枚かユトリロの母ね、だからどうってんじゃないが。ドンゲンが1枚。なかなかいい。マイヨールの彫刻いくつか。

3階に行って、田園への憧れコーナーって、ドニの天井画下絵とか、どこが田園やねん。いわゆる素朴派のアンドレ・ポーシャンが2枚。同じくアンリ・ルソー1枚。ルソーのは遠近が妙で、自分にゃこう見えるんだがなあという素朴な態度で描いたもんだそうだ。絵は幻想的であって決して素朴ではない。

点数は大いしパリ気分も味わえる。大作名作目玉も無いが、まあ悪くないよ。月休7月6日まで。

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2008年5月 8日 (木)

おおやんぐ

最近の若者がクルマ離れをしているそうな。おお、そんな時代が来るとは思わなんだよ。ペーパードライバーでもある私はクルマにはあまり興味が無いのだが、昔からそれで周囲に壁ができていた。同世代はとにかく1にクルマ、2にクルマ、特に会社の同期がひどかったねえ…… 新入社員研修で、近々何をしたいか目標を立てなさいというのだが、9割ぐらいが「クルマを買う」だった(私は「英語を勉強する」とか言ってたが)。あと、何かの同期の集まりで、周囲が全員クルマの話を延々としていて、一言も口を挟めなかった。田舎に住んでいるんならともかく、今は駅から近いけん、いいじゃないか電車で。

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2008年5月 6日 (火)

夜想ヴァンパイア展(parabolica-bis)

テルミンの大西ようこさんがスタッフとして参加している企画。浅草橋にあるこの聞きなれない場所は雑誌「夜想」のスペースだそうです。ではその「夜想」とは何かというとゴシック・カルチャー雑誌です。恋月姫の球体関節人形のゴシック風展示、その人形達を野波浩が撮った写真、及び野波浩のその他の写真展示の3部屋です。会場にゃゴシックロリータのお嬢様がチラホラ。中には人形にじっと見入っている人もいる。暗い会場内で死んだように棺の中で眠り続ける人形達(一人は吸血鬼に血を吸われた痕がある)、花で飾られ、グレゴリオ聖歌が流れる。うむむゴシックだ……ってこの場合のゴシックがどんなもんかよく分かっていないが、様式美のようですな。あと「死の香り」が無いといかんのだそうです。うん、なるほど。でも様式美ってヤツは人を選ぶからねえ……私が見ると、ほほーよくできているなあ、とか、雰囲気があるなあ(退廃的だが上品だなあ)、ぐらいのことは感じるわけですけど、多分じっと見入っている人の心の中にゃもっと違う、激しく共鳴する何かがあるに違いないと推察する次第です。

ここで私が思うのは、なぜにこの場合「球体関節」でなければならないのか? ということ。曲げられるという機能としては、別に関節が表に出ていなくてもいいはず。なぜか? 「人形」として強調したいのか? あるいは「骨」に似ているからじゃないかとか思ったりする。骨なら永遠に変化が無い象徴でもある。四谷シモン氏は「関節のあの丸みがいい」と言ったそうですが、うーん……

ようこさんにいろいろ話を聞くことができました。先の一人だけ血を吸われてる、とか、棺はスタッフが徹夜で作っていたとか、あと人形には売っているものがあって、初日に買いに来た人もいるようです。値段はいくらぐらいかというと、なんと300万円ぐらいだって。うひゃあああ。買う人がいるんだ。どうやって置いておくんだろうか?

水休5月12日まで。

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えれべーた

前から書こうと思っていたのだが、デパートなんかで1階に着いて上の方の階に行きたいとするじゃないですか。それで乗り場に着いたら数台のエレベータがほぼ同じ場所と方向で、しかも行ったばっかりだったりして、腹立つぅ~ って経験ないですか? ありますよね。延々待って、ほぼ同時に来たヤツが、どれも空いててえらい非効率。ありゃあ何ともならんかね。各階で人が待っているとして、エレベータAが2階で止まり、その間にエレベータBは3階に行って止まり、Aは今度は4階で止まり、Bが5階で止まり……とやっていくと、永遠に同時に動き続けるじゃあないですか。どうしますかどうしますかええっ? でもこれだと各階に止まるより全体が2倍早いってことになるのか。でも降りるのはどうなるんだ? だれか研究してくれよ。

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2008年5月 4日 (日)

中右コレクション四大浮世絵師展(大丸ミュージアム東京)

「四大」とは写楽、歌麿、北斎、広重。あまり期待してなかったんだが良かった。いやー持ってるんだな中右瑛先生。

冒頭に北斎の赤冨士があって、初摺りじゃなかったんで「ふっ」と思ったが隣にある青富士は初めて見た。ほー、妙なものがあるものだ。

最初のコーナーは写楽で第1期大首絵が何と11枚も出ている。すげーなおい。こんなに並ぶ企画はめったに無いぞ。それから「写楽そっくりさん」ということで歌舞伎堂艶鏡やら、歌川国政などが紹介され、中には写楽説のある絵師もあって面白い。私が写楽じゃないかと思っている流光斉如圭もいたけど、1枚だけ見る限り違う感じだなあ。あと国政の紹介で絵としては写楽より上という感じで書かれていて嬉しいねえ。今回の企画は解説も多いんだけど、文に無駄が無くていいね。

次は歌麿コーナー。これは普通に美人画など。珍しく武者絵などもあり。実は得意だった写実的なのは無かった。

北斎のコーナー。「新版浮絵忠臣蔵」が魅せる。それから「くだんうしがふち」以外あまり見たことが無い西洋表現ものを4枚。それから5枚しか作られなかった「百物語」5枚全部。大判縦2枚で漢画表現の「詩歌写真鏡」と、あまり知られない、いいものを並べている。うーん、やるねえ中右さん。その後無難に富嶽三十六景がいくつか。

広重コーナー。これも知られない武者絵やら美人画から。あと超傑作「平清盛怪異を見る図」。知らない人は見ておきな。有名な東海道五十三次は初版らしいが、どこがどうだったら初版だったか忘れたぞ。あと晩年の雪月花全部。これも見る機会はそんなに無い。あとおバカ影絵いくつか。マジ笑っちゃう。

肉筆コーナー、北斎の三竦みが傑作。「老人卍」だぞ。

5月12日まで。800円で軽く元が取れる内容だ。

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英国美術の現代史:ターナー賞の歩み展(森美術館)

ギロッポン♪ GW中であることをあまり考えずに行ってしまった。いや、美術館はさほど込んでないだろうと思っていたんだけど、展望台とチケット売り場が共通で、そこは結構混んでいた。いや、あとそれだけじゃない。展望台だけのチケットってのが無くてね、展望台行くにはこいつの券買わないといかんの。まあ、分けたらこっちに来ねえよなあ、とか思っちゃう。で、普段美術館など来ない方々が、せっかくなんでバッチリ見ようぜってんで、イヤホンガイドを奮発しちゃって、かなりの割合で使っているのです。ええ、まあ中もそれなりに人がいました。

知っているのはギルバード&ジョージだけでした。でもさすがモンティ・パイソンの国。結構面白かったよ(1500円はちと高いが)。

冒頭にターナーが一枚。トニー・クラッグの望遠鏡に足が生えたようなヤツが重厚でいいね。リチャード・ロングの「スイス花崗岩の環」ってのも見せるね。石を切ったのが環状にたくさん並べてあるんよ。これ、普段どうやって保管してあるのかね。あと移動とかどうやんの? ちゃんとどれがどの位置って決まっているのかな。そうだよな。ここでギルバード&ジョージ。原色の巨大ポスターみたいなの。ジリアン・ウェアリングの「60分間の沈黙」は一般ウケできる面白作品。集合写真のように見えるのが、実は映像で、時々映ってる人が動いたりする。最後に終了して緊張が解ける一瞬があるというが時間が合わずに未見。もう一つ、母子のケンカのヤツがあるがこっちはイマイチ。アントニー・ゴームリーのコンクリートの塊に内側から出た手の跡だけ見えるってのが面白い……って言葉じゃ説明できないな。デミアン・ハーストの「母と子、分断されて」これが今回の目玉&インパクト大の仰天作品。何か? 牛の母子が、ホルマリン浸けの剥製になってて、文字通り縦に「分断」されている。ええ、内臓とか見えちゃってます。うひゃあああ。すげええええ。このインパクトで、あとの作品が色あせてしまうな。スティーヴ・マックィーンの……ってあの映画俳優じゃないんだけど、家の壁が倒れてきて窓の開口部で助かる、というキートンのドタバタ映画の一シーンをマジ顔でやる映像。妙だ。マーティン・クリードのタイトル「ライトが点いたり消えたり」。文字通り、それだけの作品。展示室には何も無い。これも妙だ。グレイソン・ペリーの社会的イラストの壷。他色々。

7月13日まで。あの牛だけでも見ごたえあるな。

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2008年4月30日 (水)

ねあげげげ

ギャソリン代はもちろん、小麦粉だの何だのが高騰するので、あれもこれもそれも超値上げで家計はピーピーで消費は冷え込み続ける。マスコミは例によって現在と将来の不安をセンセーショナルに煽るだけ煽って、徹底対策として一言「節約に徹しましょう」って既に徹しててそこへもってきて値上げなのじゃよ。すると「何が必要で何が必要でないか話し合ってよく考えましょう」とかいう小学生でも出せそうな答えを専門家が平然と言うとるわけです。まあ、「宝くじを当てましょう」とか言うよりマシだと思うが。要は対策が無いんだと思う。

面白いのは(全然面白くないが)、消費が冷え込んでいるのを庶民に金が無いせいだと言えない御用学者達。日はまだまだ昇るはずなんですな。クルマが売れないのはケータイに金を使っているから、とか、海外旅行が減ったのは、ネットの情報だけで行った気になっているから、とか苦しい言い訳を大真面目に考えているんだってよ。本当の理由に目をつぶってばかりいると何も解決しませんぜ。金がねーんだよ金がっ! ついでにヒマも無い。

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バウハウス・デッサウ展(芸大美術館)

バウハウス展はある度に行っているのだが、毎回、特に目玉があるわけでも、大作があるわけでもなく、解説も多くて読むのが面倒&覚えてられん。はて、それでは自分は何をしに行っているんだろうか? ヴァイマールの造形学校がいかなるものであったか、勉強しに行っているのか? 違いますなあ。私は勉強なんかで美術鑑賞はしないのです。ではなぜ好き好んで行くのか? 今回分かった。

バウハウスはその全てが一つの作品である。

これがどうも自分の認識らしい。バウハウスは、そこで生まれた作品、製品、建築、あるいは学生の実習に至るまで、何か統一したカラーのようなものがあるのです。さらにバウハウスを解説するテキストも、同じカラーを持っているのです。つまり作品に含まれるのです。一つの作品が、場所と形体を変えて出現する、それが私にとっての「バウハウス展」なんだな。他にこういう姿勢で観ているものは無いと思うので、これはこれで毎回楽しみにしているのだ。

そんなわけで、個々の作品については特に書くことは無いです。だいたい小物&解説が多いです。目玉は一応、校長の部屋の再現です。しっかり勉強も結構ですが、美術鑑賞としては、全体を感じていればいいのではないかなあ、と思う次第です。

月休7月21日まで。

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