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2006年8月31日 (木)

善なるもので無力

うん、そうだな、何か戦争を肯定するようなものが存在すると目ざとく見つけ、「戦争賛美だ」として文句をつける人々、まあ、靖国の就遊館とかね。その先頭に立っているのは戦争体験者なんだろうけど、その理由は戦争を繰り返したくないから、というより、過去に賛美してた正義の行動が、実は諸外国にとっては単なる侵略と殺人だった、ということが、恥ずかしいのだ。無くしたいのは戦争ではなく過去のその「恥」なんである。ただ、その「恥」はちゃんとその実態が分からないと、今生きている誰もが同じことを繰り返す可能性が十分にある。だって戦争前と戦争中においては、戦争は賛美されていたんだから。正義だった。戦いは勇ましく、勝利は美しかった。「戦争は悪です悲惨です」と言って、戦時中の悲しいできごとばかりを摂取して、自分は間違っても戦争に加担しないと信じ切っているヤツが一番危ない。本当に危ない。何度も書いてるけど、戦争は、一部の権力を持った悪の権化が、他国を侵略する目的で、善良なる一般市民を扇動して起こしたわけでないからだ。当時の国民はそこまでバカじゃないはずだ。

私はよく精神とか、心理学とか、哲学とか、そういう、人が何を考えて行動してるかって本をよく読んだりしているんですが(内容はすぐ忘れちゃったりするが)、それもひとえに、自分が信用ならないから。いつ「戦争万歳」に巻き込まれて、自分もその気になっちゃったりするか、実に怪しいものですよ。人の心は弱いぞぉ。

諸君もぜひ、戦争がいかに国に利益をもたらすか、正義感を全うするか、勝利に高揚できるか、そんなことを考えて、その上で「それでも戦争をやっちゃいけない理由」を見つけてくれ。間違っても……祈るなよ。

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2006年8月30日 (水)

昼メシの時間でちゅ

隣席のデブちんがまたマクドで買ってきた。何気なく見ると、ビッグマックにポテトのM。それだけじゃないっ! さらにエビバーガー。あんた30代後半でしょ。その食いっぷりはマジヤベエ。酒のあとのラーメンと同じぐらいヤバイっすよ。

一方オレなんて愛妻弁当(昨晩と同じもの)だぜ。ヘルシー極まりない。これは自慢か? 自慢だっ! 仕事あんまりやらないから弁当ぐらいしか自慢するもんがねーっ。ちなみに玉子焼きはオレが作っておる。ちたまにはじゃなかったちまたには、玉子焼き用の液体が売ってるんだ。1袋で1個分の小分けしたヤツね。それを使うと無難なのができる。使わない場合は、砂糖+醤油+みりんがスタンダード。XO醤を使ったことがあるが、ありゃなかなか溶けないで困る。昨日の醤油+オイスターソース+鰹節はなかなかよかった。それから玉子はあまりぐちゃぐちゃ混ぜない方がよい。泡立てたりすると、乾いたスポンジみたいになって、実はあまりうまくないのだ。

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2006年8月29日 (火)

ネット脳

えーと、なんか昼に書きたいことがいろいろあったのだが、ほとんど忘却してしまうな……

A.カメダがインチキっぽい判定勝ち B.坂東ちゃんの子猫投げ捨て C.「24時間テレビ」の芸能人マラソンで触った人がえらい怒鳴られた

最近話題のこの3つはどれもネット広がって苦情が殺到してニュースになっているんだけど、全部にしっかり苦情出した人っているんだろうか? つまりAでカッときて苦情出し、Bでまたカッとして、Cでまたまたカッとしちゃった人……いるんじゃないかって気がするんだよね。でも、そういう人はどれも持続しない、というか、物理的にできないだろうなあ。どうも、「超熱しやすく超冷めやすい」連中が、いるんじゃなかろうか。

話変わって、みんな戦争が本気で嫌じゃないだろ……って気がしてきた。「嫌だと感じる」ぐらいだろ。本気で嫌で、本気で無くしたいって人は、実はいないのだ。「反戦のために祈る」というのは割と、ごく普通の行動だと思うし、共感する人も多い。でもね、「隣人とのトラブルが嫌だから祈る」って人はいないでしょ。隣がどういう人か、とか、何をやっちゃいけないか、とか考えるでしょ。「だって戦争は自分達の手が届かないところで勝手に始まるじゃないか」と思うかもしれないが、ナチスだって選挙で国民から選ばれたんだぜ。でも、そういう、なんていうか、「個人は無力じゃない」みたいな話は放ったらかして、無視して、みんなはただただ「戦争は悲惨」で「一方的に巻き込まれ」るものだというデータばかりをせっせと脳内にインプットして、結局何もしないでいるのだ。だから、きっと本気で嫌じゃないんだ。「隣人とのトラブルが嫌だから祈る」って人と同じだよ。

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2006年8月28日 (月)

事故は嫌じゃ

車に乗ってたら酔っぱらいの車に追突されて海に転落して子供が死亡……うえええええ嫌じゃあああ…… しかし地方の居酒屋って平気で駐車場付いてるんだが……そりゃ代行で運転するってサービスもあろうが、大半は「こんくらい大丈夫じゃないか」ってんで車を走らせて帰るんじゃないかねえ…… 事故が起こったのは夜中だが……危ないぞ。そういや、「談笑していた」高校生の殺人事件も夜中だ。夜中に子供がなにやってんだ~ 深夜に時々、子供の声が聞こえるんですが。なんでこんな時間まで……ってのが最近多いぞ。

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2006年8月27日 (日)

まさこー3

「他者の都合で自分の体に制限を加えられて『生かされる』」のと「自分の体に制限は無いが、子供が生まれたら速攻殺される」のと、どっちがいいか、どっちが我が「生」か、という問題に、後者を選ぶのが坂東ちゃんだ。

しかし、じゃあ、なぜ、せっかく生まれてきた子猫側の「生」を無視できるんだろうか、ってことになりますな。飼ってる成人雌猫の「生」にはとことんこだわるが、じゃあ子猫ちゃんはいきなり自分が殺されちゃってどうなのよ、と。うむ、これは、どうも、この作家、極めて合理的思考なんじゃないのかって気がするな。つまり、生まれたばかりの子猫、にかかわらず生命ってのは、まだ嬉しいも悲しいも分からん、自我も無かろう。なので、別に殺されたって、そう大した問題じゃないじゃん……って考えじゃないか。これ、冷徹に考えたら間違いじゃないような気もするんだよね。そう、よーく考えたんだよ坂東ちゃんは。でもね、普通の人間様の感覚だと、例えば、卵から一生懸命出てこようとするひよことかな、母乳を一生懸命飲んでる赤ちゃんとか、うん、あと、赤ちゃんは、生まれた直後から全身で周囲環境に適応しようとしてるわけなんだ。そういう生命活動に対して「まだ自我が無え」とか、冷たく考えないで、よくぞ生まれてきた。君は生きたいんだなあ。がんばれよーって感じるのが、普通の感覚だと思うぞ。これは、個性的アーティストが「普通なんてつまらねえ」とか吐き捨てる以前のだな、やっぱり人間ならぜひ持っててほしい「普通さ」だと思うぞ。

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2006年8月26日 (土)

太陽

昭和天皇を題材にした映画「太陽」を観てきた。ロシア製、監督は「エルミタージュ幻想」の人、終戦時ながらまったりムードの皇居の中で、顔には出さないけど苦悩するヒロヒト天皇。時々お茶目する。たまにイッセー尾形になる。決して分かりやすくできてはいないが、アート的雰囲気もあってなかなかいいぞ。でもまあ、眠い人には眠いであろう映画だ。

銀座でやってるんだけど、最初映画館間違えてシネスイッチの方に行っちゃった。おい、やってねーよ。どうにか金券屋などで調べたがシネパトスだ。えええええ? あそこかよ。あまりいい映画館じゃないんだよね。だって地下鉄が近くを通ってて、たまに通過する低い音がするのだよ。鑑賞を妨げるほどではないが、気にはなる。それにしてもえれえ混んでた。整理券発行式。休日に行くなら、行った時間の次の次の回ぐらいだぞ。2ヶ所でやってるから、1時間後ぐらいだけどな。

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まさこー2

しかしまあ理解不能という声がほとんどだが、考えようによっちゃあんまり難しくないんだよね。それこそ、先日読んだ井沢氏の本にある「穢れ」なんてぇもんで。避妊手術をされて生きるってことは、自分以外の誰かの都合により、自分の体を加工されて、つまり体を「穢されて」、「生かされている」わけですな。そんなら死んだ方がマシだーと。一方、かわいそうに崖下に投げ捨てられる子猫ちゃん達だが、「殺されて」はいるが。「穢されて」はいないんだよね。んなもん「穢されて」いる方がマシじゃん、という人は、武士に恥かいても切腹するなと言ってくれ。よって愛猫が穢されて生きるぐらいなら、穢されていないままの子猫を昇天させるのだ。

まあ、そんなこと書いてないけどね。うーん……そうだな……

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2006年8月25日 (金)

まさこー

いや、だから作家の坂東眞砂子というのが、日ごろ子猫殺してるとか、新聞に書いちゃったのよ。それでもちろん非難ゴーゴーなんだけど、その文章がなかなか興味深い。読みたい人は「坂東 子猫」で検索でもしなさい、全文すぐに出てくるから。

誰でも違和感があるのは次のところだろうね、「もし猫が言葉を話せるならば、避妊手術なんかされたくない、子を産みたいというだろう。」 はて、「育てたい」とは言わんというのか? なぜ「産みたい」というところで雌猫の「生」が打ち切りになっておるのだろう。愚かなる庶民達はこの一文をもって「この人アタマおかしい。死んじゃえ」とか言っておるがよい。我々高貴なる種族(←澁澤龍彦流言い方)は、こういうトチ狂った考えがどこから生まれてくるのかを考えるのが楽しいのじゃ。

これは自分の行為を正当化する苦しい言い訳かのう……うーん、極めて弱い命を、強い力で奪うことさらサディスティックな行為が楽しくてしょうがないという快楽型なら、開き直った方がいいと思うんだが。「人間は家畜を平気で殺してるし、所詮この世は人間様の自由勝手。自分の快楽のためでもいかなる動物の命を扱ってもよい」 反発もあるだろうが、賛同もあると思う。しかし、眞砂子文はいかにも反発しか食らわん感じがするんだな……なんていうか、いかにも「偽善」で反発食らいそう。でも、これは書いてる方も分かっていると思うぞ。だから、言い訳じゃなくて、本気でそう考えてるんじゃないかのう。つまり本気で「出産にて終了」と考えておるのだ。

いや、待てよ。「罪人願望」があるんじゃね? つまり「あたしは罪深いオンナなのよウフフフ」と言って悦に入るヤツ。その「罪」レベルが並外れているのは、ホラー作家でしょ。もっと残酷なシチュエーションを山ほど知っているんで、自分が子猫殺すなんて、大した罪じゃないと思っているのだよ。しかし一般庶民には刺激的で罪深いと思われることも知っている。その庶民とのギャップを楽しんでいるのだ。

あるいは、当然雌猫に自分を投影しているはずだ。つまり自分が「出産にて終了」なんだな。うちらの一つ上ぐらいの世代が書きまくる「快楽至上主義」は、あり得るんじゃね。つまり、性行為と子育てが連続なんて考えは古い感覚で、それを分離させてこそ「新しいおんな」とかな。性快楽の謳歌こそが「生」だと。それがIDの人もいる。うーん、でもそれなら、別に避妊手術したってかまわないんじゃね。なぜに「産む」までは行くんだろうな……ん、そうじゃ、「産んで力尽きる鮭」とかに感動したんじゃないの。魚類なんかは卵からかえるまではがんばるけどさ、その先は何もしないじゃん。海亀だって、涙流して(性格には涙じゃないのだが)、卵を産み付けるが、その後は放ったらかして海に帰っちゃう。魚類や爬虫類感覚だったら「産む」で止まってオッケーだな。

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2006年8月24日 (木)

ゴキブリ殺し

実家にあった井沢元彦の「世界の[宗教と戦争]講座」を読んでいるが、大変分かりやすい。特に日本人の性質「話し合いで解決」とか「穢れ」とか「言霊」とか、いろいろ目から鱗だな。

子猫を殺すのがダメで、ゴキブリならいいってのは、ネコが人間と同じ哺乳類だからとか、子猫がかわいいとか、そういう以前に「ゴキブリは穢れてる虫」なんだよね。そしてゴキブリが触ったものも全部穢れちゃうのね。子猫を育てられないから殺す、なんてのも、「殺す」なんて言っちゃうと「言霊」がやってきて、そいつを「穢れた」人間にしてしまうんだぞ。だから、せめて「処分した」とかな、それでも言霊はそこそこやってくるな。そうだ「天国に送ってあげました」で、どうだ。かなりよりつかないぞ。言い方一つで印象が変わっちゃうのが日本人よ。

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2006年8月23日 (水)

冥王星

冥王星が惑星から降格するとかしないとか、何でもアメ公が俺達が見つけた回っているヤツを全部惑星にしてくれとかねじ込もうとしたら、返り討ちにあって、アメ公が唯一見つけた冥王星までちっこいという理由で外される運命になりそうなんだって。まあ、アメ公がどうこうっていうのはどうでもいい。

ホルストの「惑星」はこれで過不足無い曲数になったわけだな。占星術も冥王星は入ってなかろうと思ったら、既に小惑星やら冥王星の「月」であるカロンまで入っているらしい。冥王星が惑星であろうがなかろうがそれなりの意味は持ちそうだ。じゃ、アメ公以外は誰も困らないと思うだろうが、なんか寂しいなあ。冥王星ってさ、一人ぐらいあんなヤツがいてもいいんじゃないってポジションだったと思うんよ。ちょっとひねくれてて、いつも外れてるヤツね。でも、たまにみんなの輪の中に入ってくるヤツね。固い「定義」を厳密に採用してくるやつはやーだなー いいじゃーん、一人ぐらい入れてやろうよー、今さら仲間外れなんてかわいそうじゃーん んー、でもそれじゃもう「科学的」じゃないだろうなー

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2006年8月22日 (火)

明日から

会社なんてイヤイヤ。

なんか知らない間に高校野球が始まって知らない間に終わってました。なんでも今年は高校野球史上に残る感動の熱戦続きだったそうです。俺にとっては猫に小判だにゃ。だめなんだよスポーツ観戦。さすがにワールドカップ日本戦、ぐらいは見てたんですけど、それ以外はオリンピックすら見てない。

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2006年8月21日 (月)

いっぱくふつか

1歳の子連れ温泉旅行。

浴室に「角質落としジェル」とかいうのがあって、使ってみたんだけど、これが、なんかすごい。こすっていると、ゴミみたいなのがどんどん出てきて、それから水かけて洗うとつるんつるんになるのじゃ……でも、これ、なんか落としすぎじゃないか? 皮膚を外気から保護しているのは確か油脂だと思ったが、それまで完全に落としてねえか? 毎日使うと皮膚荒れないか? それよりノッペラボーになったりしてな。

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2006年8月19日 (土)

モダン・パラダイス(国立近代美術館)

何が「モダン」で、何が「パラダイス」なのであろうか、という疑問を抱きつつ。大原美術館と近代美術館の収蔵品対決で、コーナーごとに「○○vs○○」とかやってる。

入ると最初は「Ⅰ 光あれ」とかいうコーナーで。つまり光の描き方だな。冒頭が菱田春草の「四季山水」VSモネの「睡蓮」。まことに手堅い出だしだ。睡蓮は中の上ぐらいか。菱田はよく知らん。よって睡蓮の勝ち。それから次の部屋に入ると……見事に統一感が無いな。普通の絵から抽象から並んでおる。マティスが1枚。あいかわらず何がいいのか分かりません。マティスとはどうも感覚が合わねえ。バスキアかと思ったら木村なんとかで。デカい抽象画が1つ。津上みゆき1973生まれ。若いっ! ……まあ俺よりね。次の部屋。セガンティーニとかいうヤツの写実みたいなの。シニャックの例の点描法。ここで杉本博司の写真かよ! 水平線だけのイカす写真。その隣がデ・クーニングのフォーヴな。

「Ⅱ まさぐる手 もだえる空間」なんだこのポルノみたいなタイトルは? 要は、筆の跡付けちゃっていいかな、というコーナー。アンリ・ミショーの筆の跡……ってメモってあるが覚えてねえや。あっ、フォンタナだ。キャンバス切り込みの人。確かに平面的な絵を見ていて、いきなりフォンタナされるとちょっと驚くよな。吉田克朗とか白木ゆり……ううう。もしかしてイケてる表現を一つ見つけたらそればっかやってる人達か? 次の部屋は抽象バリバリで。またクーニングがある。リー・ウーファンの上から太い筆の跡。ゲルハルト・リヒターの目を惹く赤い色はなかなかよい。対決はスーラージュの「絵画」VS横山操の「塔」。「塔」の黒い太線は何度も見て飽きておる(というかこいつはこんなんばっかりか?)。「絵画」の方は覚えておらん。引き分け。

「Ⅲ 心のかたち」要は、内面を外面でどう表現するかって。高村光太郎の「手」とか。堂本右美の浮き上がる黒い線の絵はとりあえず目は惹く。青木繁かと思ったら関根正二って人かよ。ここから肖像多し。ココシュカはここでしゅか。「アルマ・マーラー」ですと。ルオーの道化師だ。今度こそ青木だ。マンテツ五郎だ。いや萬鉄五郎だ。対決は岸田劉生の「麗子五歳之像」VSマティス「娘の肖像」 麗子がちょっとうちの娘に似てるので岸田の勝ち……よくあるキモい麗子じゃねえよっ! おっとダイアン・アーバスの写真だ。「はいはい競争の敗者」うわあああああこの赤ちゃんかわいくねええええっ! こええええええっ! 隣が「国旗を持つ愛国主義の青年」どう見ても狂っている。アーバスはこんなクレイジーな連中ばっかり撮ってるのよ。それからロスコの並がある。

「Ⅳ 夢かうつつか」要は「絵空ごと」とかシュールのコーナー。モローの中の下。やなぎみわ「寓話シリーズ 無題Ⅱ」名前だけどっかで聞いたが、ほほーなかなか面白い絵を描くじゃないか。気に入ったぞ。ハルエモンが一枚(分かりやすい日本の形而上画の古賀春江さんだよ)タンギーとエルンストとキリコは並。手堅い(「手堅い」というのは美術鑑賞においては褒め言葉ではないぞ) ここで藤田嗣治の傑作戦争画「血戦ガダルカナル」 なんでこれがここにあるんだっ! 絵空事じゃないんだぞ。「2604」って皇紀かな。対決はピカソ対靉光。ピカソは中ぐらいの。靉光のは代表的傑作なので靉光の勝ち。

「Ⅴ 楽園へ」要は……何だか忘れた。強引なタイトルだよな。カンディンスキーの中の下。ミロの並。ヌード対決。ルノワールの「泉による女」VS土田麦僊「湯女」。露出が多ければいいってもんじゃないので土田の勝ち。それからまたマンテツ。あとゴーギャンのタヒチもの。うーん、よく分かんないけどいい方じゃねえの? それからデカいのがいくつかでおしまい。

月休10月15日まで。手堅いぞ。

それより常設展の方は普段行ってないんだけど。たまに行ってみたら。現在「ばらばらになった身体」という特集をやっててね。手とか顔とかのパーツこだわり集なんだよね。ベルメールが無いようなのでダメだなあとか思っていたらもっとすげえのがあった。今や日付シリーズでおなじみ、河原温の「浴室」だ。美術好きなら一度ぐらい目にしたことあるだろう。そうだ、アレだ。アレが展示されているのだよ諸君。紙と鉛筆だけで超殺風景な浴室を舞台に人体をバラバラに並べる不気味極まりない絵画連作。二十歳そこそこだった河原温の異様な才能が炸裂する。私はワタリウムにあった画集を見てかなりのインパクトを受けた記憶があるぞ。知らん人はぜひ見てきなさい。

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2006年8月18日 (金)

あひゃひひんぶん

実家に篭っていて、ひさびさに朝日新聞とか見てると、確かに投書欄は妙なものだ。「亀田に抗議するぐらいなら、不正な政治や増税に抗議せよ」とか。おめーさんは政治への抗議が本当に有効かどうかとか考えたこと無いだろ。例の、「何もしないよりマシ」という幻を見ているのがここにもいる。それに、自分は極めて社会的に有効な視点を持っていると思っているようだが、そんなものは無いんだ。ドキュメンタリー番組とか見ると(最近見てないが)「○○の問題は、今後より多くの人々に知らせていくべきでしょう」というものに山ほど出くわす。自分の個人的な問題以外に、何を問題とすればよいか? 実はそんなものは無いのだよ。増税なら増税が個人的問題となった時点で本当の問題となる。またははマスコミが騒いで踊らされちゃった時さ。亀田ちゃんはこっちだね。それにおめーさんの投書も信じられないだろうがこっちなのだよ。

他にもあったな。「戦争は国民にも責任があるから反省すべきだ」とか。反省って、何のために反省なんかするのよ。「そりゃもちろん戦争を繰り返さないために」と言うだろうが、反省なんてサルでもできるんだぞ。心底繰り返したくなかったら、まず人々が戦争に向かう心理のプロセスを理解して、その対抗策を考えることだ。考えなくても、そういうものを見つけてくれ。「自分は反省してます」ってのをいくらアピールしても、そんなの自己陶酔だ。

朝日読者ってみんなこうなのか?

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2006年8月17日 (木)

マンダラ展(埼玉県立近代美術館)

うーん、俺的にはイマイチだった。マンダラがどういうものか、という説明は丁寧にいろいろあって、それはいいんだけど、肝心のマンダラが……どうも私の望むものに達していない。どんなものを望んでいるかというと、巨大で、入れ子構造みたいになっていて、超細密で、幾何学的レイアウトバリバリで、見ていると意識がくらくらするようなものです。だってそれこそが、大宇宙的スケールの仏教画である「マンダラ」の醍醐味じゃあないですか。

「パンテオン」という神々の体系の説明から。まあマンダラに描かれているのはどんな連中かってことで。仏教には万能の神みたいのはいないそうで、皆「聖なる者達」なんだって……ヒンズー教とかには、いるんだよな……詳しくは知らないが。で、まず「仏陀」がある。固有名詞じゃなくて「悟ったもの」なんだって。将来仏陀になる「弥勒」ってのもいるんだって。その絵がいろいろある。ちなみに、今回の展示は、別に古いもんじゃなくて、ほとんど20世紀に描かれているもの。それで、仏陀のコーナーがどんなんだったか覚えておらん。次に「秘密仏」で、ここが一番面白かった。絵の中心の仏ってのが、怪物みたいで、敵(異教のヤツら)を踏みにじってて、妃と18禁みたいなことしてて、それが宗教画になっている。面白いんだが、むかつくヤツを踏みにじり、妃と大いにハッスルするなんて、煩悩そのものに見えるぞ。次、「菩薩」のコーナー……「百八観音」の絵とかあったね。あと覚えてないや。それから「女神」。あのう、インドのね、弁天とか。なんかやったらグラマーで、いや、グラマーっちゅうか。水球選手みたいに「逆三角」なんですけど。あるいはコルセット締めすぎみたいな。次、「護法神」 ええとね、強そうなヤツがいた。火をしょってるようなの。「その他」 いろいろ。「象」なヤツとか。「シヴァ神」とか。ああ、この辺は絵じゃなくて、仏像のちっちゃいのね。

以上のことから分かるように、わたくしは美術展にやたら行っているが「~文明展」とか、サッパリ興味が無いの。ついでに仏像や彫刻も興味無いや。陶器なんかもうネコに小判だにゃ。美術好きだからって何でも観るわけじゃねーんだよっ!(←勝手に逆ギレ) だから芸大美のルーブル展なんて行く気にもならん。

まあいいや。次に「ツォクシン」とかいう「集会の樹」の絵がある。シンメトリーでね、そこそこ面白かった。次の部屋が「金剛界マンダラ」の立体レイアウト。天井からね、神々の絵がぶら下がってて、どんな配置になっているかがわかるんだよ~ん。工夫はよいが、だからなんだってんだよ~ん。早くマンダラ見せろよ。

次に「マンダラの構造」で、やっとそれっぽいもんが並んでいます。うむう砂漠のオアシスの水みたいだよな。六芒星のヤツが一番良かった。でも、デカいの無いや。「ポン教」のマンダラがある。どんなんか忘れた。それから日本のマンダラの紹介「胎蔵マンダラ」と「金剛マンダラ」これは今回の展示で一番緻密でよかったが、いかんせん展示ケースがね、ガラスとの距離がありすぎだべ。それから「砂絵マンダラ」2つ。これはさすがにデカい。よくできてる。よくやった。でもさすがに緻密じゃない。ダメだ。俺には合わねえ。それからね、金剛界マンダラの仏大量展示。モノクロで線画、どれも似てる。これを全部丁寧に見るヤツはいるのか? 研究者ぐらいじゃね?

出口だからおしまい……と思ったら、まだあった。立体のマンダラ展示。よく分からん。それから君もマンダラが作れる塗り絵コーナー。できたら壁に貼ってよし。見ると、子供だけじゃなくて、大の大人が丁寧に塗りこんで貼っていたりする。おめーらヒマやの~ ……俺もやっちゃった。軽い気持ちで始めたら結構模様がうにゃうにゃしてて複雑。時間かけたくないな。うん、そういう場合は、丁寧に塗らないで一部をグラデーションかけたように塗ればよい。浮き上がるように見えるべ。と、なんだかんだで激闘25分。できた。あらためて自分のを見てみた……き、き、汚いっ(^^;) センス無いっ(++;) 美学的にとても許されないレベルです。美術好きだからって、塗り絵がきれいにできるわけじゃねーんだよっ!(←また勝手に逆ギレ) 「紀」とだけ描いて貼ってきた。

月休9月24日まで。常設展結構いいぞ。

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2006年8月16日 (水)

赤坂御盆

お世話になっております。松岡宮さん主催の赤坂L@Nでのイベント。5月のには出たけど今回はお客よ。主な出演は次の通り。

くつした
歌詞がちゃんとしている人。ロックだ。なんたって流しソーメン。ごちそうさまでした。CDを2枚ゲット。

MARI & SEXY DANCE&CHORUS
セクシー衣装で女性ソロ弾き語りのあと爆音ロック。弾き語りを聞く限り、メジャーとマイナーの差ってのは紙一重だなーと思う。

TЯicKY
女性かと思ったら野郎だ。うーん、IZAMがアイドル系歌謡とラップやってるみたいで、めちゃめちゃ面白い……はずなんだけど、歌詞がねー、もっとトチ狂ってるといいんだけどねー 惜しいな。

レンダ
私の好きなYAPOOSのコピーをやってたけど、今回は全曲オリジナル。打ち込み音の基本がYAPOOSなので、ああっ……いいっ! いいな。いいなー あー自分もこういうの作りたいなー それにしても1月に聞いた時に比べ、ボーカルがパワーアップしていた。早くCD出ないかな。

松岡宮
今回は、お経サポート付き。あー、なんか宮さんも音楽がパワーアップしてるぞ。また差が開いてしまう。オレもがんばらねーと。

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2006年8月15日 (火)

♪なんてったって愛国

の、小泉ちゃんが靖国参拝。

戦時中に死んだら靖国に行きますと教え込まれて、そう実感しちゃったんだから、その方々のために日本国総理自らが終戦記念日に靖国に行くのは「気配り」だと思います。一方、死んだら靖国に行くと信じていた人々によって殺された周辺国の方々のために、そういうところに参拝したりしないのも「気配り」だと思います。自国民と他国民のどっちへの気配りを優先するかといえばやっぱ自国だべ。許せよ諸外国の皆々様よ。今さら「死んでも靖国になんか行かない」とか言っても、それは、まあ無理。当時そうだったら、人の心にはそれが真実だと認識されるであろう。そのぐらいは寛容になっとくれ。

それより、バリバリの戦後生まれなのに、「靖国の英霊よ」とか目をキラキラさせちゃってる連中はなんなんだ? 別に実感なんぞ微塵も無いだろ。「戦争の犠牲者達の上に今の平和がありますから」とかいう言葉の嘘っぽさよ。白々しさよ。犠牲者は犠牲者で、その上に平和なんか無い。あるとしたら報復感情だろ。平和があるのは敗戦して終了したからだ。本当はボロボロ国家になるところを、我が国民はなかなか強かったし運も良かったということです。

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2006年8月14日 (月)

停電だと

てーへんだとーでんがてーでんだー!

会社に行ったのですが、途中で電車が止まってた。30分遅刻で到着。……っていうか、地下鉄なんだよね。マジ停電で真っ暗にでもなったらイヤイヤ。

クレーン船が高圧電線を3本ほどひっかけたんで大規模に停電しちゃったそうだ。脆いな、おい。別にミサイル飛ばしてこなくても東京なんてめちゃめちゃにできんじゃねーか。

自宅は何事も無かったそうな。

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2006年8月13日 (日)

明日

と明後日会社。その後夏休み。

気分は既に夏休み。

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2006年8月12日 (土)

「インゴ・マウラー展」(オペラシティアートギャラリー)

「モテる美術鑑賞」というフリーペーパーのVol.5を中野の「タコシェ」と新宿の「模索舎」に置いてきました。美術鑑賞でモテたい人はVol.1からコレクションだー たかがフリーペーパー、されど、わざわざ足を運んで置きに行ってるんだぞ。ネットには絶対書けないシモネタ満載っすよ。

そのついでに、このインゴ・マウラー展を観てきました。何者か? 照明デザイナーにして、インスタレーションもイケる人。面白かったものをざっと挙げると……

ホログラム電球。光る電球がホログラムなので実体が無い。
陶器の布袋さんと割れた皿で作ったシャンデリア。
電球に羽が生えて並んでいる。もちろん電球は点灯している。1個欲しい。
LEDガラステーブル。厚いガラスの大きなテーブルなんだけど、LED(ちっちゃい光るヤツ)が無数に埋め込んであって星のように見える。しかもLEDに電気を供給する線が全く見えない。こりゃ驚きだ。ガラス面は層状になっていて、その間に電気を通す透明な薄膜が敷いてあるようだが、詳しいことは分からん。同じしくみのベンチもあるぞ。
LEDメッセージ衣装。

ところで常設点もあって、収蔵作品を並べているんだ。空いててなかなかいいぞ。出口付近にゃ若手作家支援のための展示ってのをやってるんだけど、ここは大抵つまらない。遠藤彰子展のところでも書いたが、とかく若手ってのは、1つイケてる表現を見つけたら、それを大して進化も発展もさせもせず何度も何度も同じことをやっている。だから、ここの展示ってのは大抵1つの印象の作品が単調に並んでいるだけなのだ。つまんねーな。苦悶して次を目指すのだよ若手諸君。

月休9月18日まで

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2006年8月11日 (金)

昼メシの時間でちゅ

隣のデブがまたマクドを買って食っている。いったい週に何回マクドのメシなのか? バーガーとポテトと、もう一品ぐらいあったようだが。体形と見事にマッチする高カロリーな君にもう夢中さ~♪ うーん、俺だって一人暮らしの若い頃は毎週マクドの「ダブルバーガーセット」だったが、今はとてもそんなに食えん。

そんな私は「愛妻弁当」だぞウヒヒヒ……うーん、今朝は子供が一晩中発熱してた世話で妻がモーローとしていたので、私は自分で詰めました。ええ、あの、昨日のうちにほとんど作ってあるんです。ええ、それで、妻のお手製のシューマイ(うまいぞ)と、玉子焼きと、はて……何を入れたらいいんだ? 冷蔵庫をかき回してもよく分からん。メロンがある。メロン? だって食う前にレンジでチンするじゃん。温かいメロンは食う気になれーん。えーい、そのままフタを閉じてしまった。野菜が無いや。でも大丈夫。インスタント「ほうれんそう味噌汁」を会社に置いてあるんだじぇ。そんな昼になって、レンジでチンする前に、隣の部署のおばちゃん社員がやっぱりチンしてるんです。これがまあ、時間設定しないで、レンジを稼動させたままトイレ行ったりするので困る。と思ったら、向こうも慌てていたようで、本日、レンジから出す時、弁当箱をひっくり返してしまった。わあ、お気の毒じゃ。

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2006年8月10日 (木)

代理

オタクが外出なので、代理でさるCADのサポートをやってた。ネチネチした女ユーザにいじめられ、1勝2敗(1つしか解決しとらん)。明日は頼むぜ。俺はもう知らん。これで年間あれだけしか取れんのか。弊社のサポート料金は安すぎるぞっ!

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2006年8月 9日 (水)

(^^;)

↓遠藤彰子様のブログ\(^O^)/

http://shouko.blog.players.tv/

ま、冗談はさておき、監禁からのSOSメールが絵文字入り……って、週刊誌に文面が出てたんだけど、なんちゅーか、やっぱし緊迫感が……ねえなあ (TT;) 普段からナチュラルに絵文字モードで書いてると、メール脳っていうかねえ、深刻なメールも、全部そうなっちゃうんじゃねーの (~_~) 「きゃーとうとうミサイルが飛んできたー(゚O゚;)」「地震で家が全壊(++;)」「会社をクビになりました(=_=)」等々……

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2006年8月 8日 (火)

今日は

コーシーを飲まなかった。午前中は冷たい緑茶。昼にゃ先のドトールでアイスティじゃ。アイスコーシーが180円で、アイスティ210円って、なんでだ? 30円も差が付くもんじゃなかろうよ。

今日で講習はおしまいだー 

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2006年8月 7日 (月)

また講習受講

横浜方面。朝にミンティアのハード系じゃなくて、ソーダ味とかを買ったのがそもそも間違いで、刺激的なんじゃなくて、これ、なんか、甘ったる~いので、睡魔が容赦なく襲ってくる。歯を食いしばってもむにゃむにゃしながらじゃ食いしばれるもんも食いしばれませんよ。昼にモウたまらなくなり、ドトールに駆け込んでミラノおやじのミラノサンドをアイスコーシーで流し込んだが、午後の授業でもてんでキャフェイン効果が無く悶絶し、3時ごろの休憩で缶コーシーをがぶ飲みしたら胃がちょい悪になり、むしろそれで眠気が覚めた。

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2006年8月 6日 (日)

遠藤彰子展(茨城県つくば美術館)

我が敬愛する遠藤彰子先生の展覧会なので、たとえ地の果てでも行くであろう……つくばエクスプレスって高~い。北千住からつくばまで1000円かよ。一方、入場料が380円って、安いよっ! そんなっ。安い画家じゃないっ! 今日は遠藤先生本人のギャラリートークも聞いてきて、充実の極み。
最初に新聞に連載してた篠田節子の小節「賛歌」の連載挿絵が50点ほどあります。人物だけをそつなく描いてるのもありますが、やっぱエッシャー風に凝ったのがよいですな。
で、いよいよ油彩。まず「私は来ている此処に、何度も」という。かなり洗練された絵。再会だ。いいものを冒頭に持ってきましたな。隣が1000号のデカい新作「見しこと」で、過去のモチーフも織り交ぜつつ、大画面構成で描く……うううう、なんかやり過ぎって感じがするのだが。詰め込み過ぎではなかろうか。というか、こんなに詰め込んでいる画家見たことが無い。
それから、年代に従った展示。まず「楽園」という若い頃のシリーズがあり、この頃は純粋に絵を描くことが楽しかったそうな。アンソール風だと思ったが、本人の影響は、ボッシュやブリューゲルだそうだ。最初の「楽園・住人達」から2年後の「楽園」になると、人物の配置や空間表現共に発展している。遠藤先生の絵はどれにもベクトルがあり、次に発展していくのだ。昨今の、1つ自分流の表現を見つけたらそれに安住して同じ表現を延々続けるつまらぬアーティストどもに爪の垢煎じて飲ませてえや。
それから、いよいよ「街」シリーズで、パースペクティブを縦横に使った大空間ものに移行していく。最初の「海へ」なんかはまだデルヴォー風で平坦だけど、次第に街は上下に層状をなし、階段でつながれ、鉄道が走り、俯瞰から引き込むような「街」が造られ、そこには高いところでも手すりもなく、危なっかしく子供が遊んでいる。最も分かりやすく驚異的な遠藤ワールドの出現だ。ところで、解説には「何か恐ろしいものを感じる現代の都市空間」とかギャラリートークでも「地下からいきなり人が出てくる不安」とか「路地を曲がるとどんな世界があるか分からない」なんてこと言うし、言葉にすると、そのテーマは単純な、日常的なものが多い。どんなにシュールに見える絵でも意外とどれも日常的なテーマから頭の中で構成していったものなんだそうだ。だから、解説なんぞ聞いてしまうと、ちょっと手品の種明かしっぽくて、むしろ聞かない方がよかったかもしれん。
「街」シリーズは何年かで、きゅうくつに感じるレベルでやりつくしてしまった。「街(Street)」という頭の中で細部まで作り上げ、下描きもせず、画面の右から左へいきなり油彩で描いていったそうだ。おいおいそれってすげーよ! 次の、街シリーズ終盤の「遠い日」で安井賞ゲット。
さて次は、もっと自由に描きたいという欲求で500号に挑んだそうだ。その最初の作品が「見つめる空」で、見上げ構図を使い、空も2ヶ所にあるとか、構図を楕円にするとか、「街」の呪縛を離れて自由に展開させて新たな世界を作り上げた。
それから、額も自分で作ったのが「黄昏の笛が鳴る」で、えらい大変だったそうだ。「庭園に陽射しおり」では、金箔を使った。金箔をふんだんに使ったら他の絵の部分が負けそうになったので、人物の背中のごつごつした塊を、暗い色でたくさん並べた。非常に苦労した作品。「参=壱」という、燃える空と、中央に異様な建造物、下には青い水というるような仰天するような絵があるが、これは色から考えていったそうだ。上が赤で、中央が黒で、下が青から始めてみよう……って、聞いちゃうと、うーん、なんか普通だなあ。絵は凄いんだけどなあ……という感じ。「HORIZON」は日本画の要素を入れ込んだ。特に波。
最大作「遠い静けさ」と再開。中央の巨大な炎は鳥でもあるそうだ。左側が春、右側が冬。とにかく、いろんな要素が詰め込まれてカオススレスレで「絵」になっている。排除するのではなく、あらゆるものを飲み込んで巨大化していく遠藤ワールドがひたすら凄い。
こうして見ると、最初の「私は来ている此処に、何度も」と「見しこと」を比べた時に、「私は……」の方が洗練された印象を持つのも、排除しないで飲み込んで形作る方向に行っているためで、そこには洗練は無い、というか洗練を拒絶するある種の意思のようなものが感じられる。
ギャラリートークで私は1つ質問をしたのだが、人物に表情がほとんど無いのはなぜか、ということ。その答えは、ここに描かれている人物は、子供であっても大人であり、大人であっても子供である。そんな「人間」という存在。それらは個々の人間ではないということ。人間の形。だからどれかに表情がある、というものではない……だったよな確か。何たって、朗読より緊張しちゃったもんで。
つくばは遠いぞ。でも行く価値は十分ある。汐留で岡本太郎の絵を見て感心しているなら、ぜひこっちにもおいで。同じぐらいすげえもんを山ほど見せたるで。
月休み(但し8月14日は開館、)8月27日まで。 

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2006年8月 5日 (土)

あ゙ぢぃ~

タイカレーキット赤・黄・緑をもらったので、緑を作って食べました。あまり煮込まないので短時間でできる。色は穏やかなくせにエキサイトする辛さだ。そういや近頃野菜が高いんだよね。参っちゃうな。

やっぱ暑い時はね、辛いものっすよ。まあ寒い時もね、辛いものだけどな。

明日はつくばだぞ。

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2006年8月 4日 (金)

カメちゃんの判定勝ち

テレビ局に苦情殺到かつ、相手んとこの大使館だかに激励多数だそうだ。しかしなんかヒステリックだな。暑さでドタマがかしくなったか。そりゃあ、かなりのまずい判定だったようだが、ぎゃあぎゃあ騒いでいる諸君の本音は不公平なジャッジに怒ってるんじゃなかろう。今まで生意気だったヤツが急に不利な立場に立たされたんで、ここぞとばかりに気炎を上げて騒いでいるんだべ。出る杭の打ちどころを発見した快感よ。「爽快さを得る」ために騒いでるのだ。正義に名を借りた快楽を貪っているのは戦時中と同じだべ。まあ、自分自身じゃそうは思ってないだろうけどさ。

そうそう戦時中といえば、わたしゃA級戦犯分祀にゃ賛成できかねます。A級戦犯ってのにだけ戦争責任を全部押し付けて、てめー達は巻き込まれただけの被害者ですぅ? 当時だって今だって人間はそんなに清くも賢くもないっ。正義の武力進撃に大いに悦んでたくせに。あらゆる庶民もA級と一緒に肩を並べるがよい。

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2006年8月 3日 (木)

クールウビズ

あーカメダ君ね。見てなかったよ。うちテレビ無いの。いや、パソコンで動かすのがあるんだけど、セッティングが面倒なの。よっぽどのことが無いと見ないの。ええ相手を挑発? 格闘技だからいいじゃないの。朝青龍みたいに口が悪くてむちゃくちゃ強いのはみんな好きだろ。口が悪くて弱いってんじゃ最悪なんだが。

それより仕事はクールビズさ。小泉君はロクなことをしなかったがクールビズの定着だけは評価できる……ただ、実際のところあまり好きな格好ではないのだ。いや、もちろん上着着るより全然快適なんだが。上着のポケットに入れてたもんを、全部ワイシャツの胸とかズボンのポケットとかカバンとかに押し込まなきゃいけない。財布とかケータイとかはカバンの中じゃまずいべ。だから、なんだかズボンのポッケの中にいろいろ入っておる。うっとおしい。いや、それから、そもそも背広ってのは上下+ワイシャツネクタイでちゃんと見えるようにデザインされているんだぞ。なーんか上着が無いってのは間が抜けている。暑い中上着着るというのとは別の間の抜け方だべ。カバンはもちろん肩から斜めにかけてるのさ。その方が片側に垂らすより安定するし、何より「技術者」っぽい。「ダサカッコイイ」というのがこの世にはある。ほれ映画「ブロークン・フラワーズ」でのビル・マーレイのジャージ姿とかな。小僧には無理な格好だ。

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2006年8月 2日 (水)

うおおおおおお

排水管で死ぬなんて嫌じゃ。市営のプールの管理を民間がやってたんでしょお。諸君が大好きな、わざわざ選挙で選んだ「官から民」であり「小さな政府」そのものじゃないですか。国民が選んだんだよそういう方針を! 民間にやらすってことは営利目的なんだから。そりゃあ「安全第一」って掲げてはいるけど、利益を度外視して安全第一なとこなんて無いっすよ。そういう会社がもしあっても生き残らないっすよ。だってコストがかかるから高くつくもん。みんな選んでくれないもん。多少危険でもコストを下げて利益を取る。オクダのいた某社みたいに、危険をてんでかえりみず利益利益利益で、事故があっても大丈夫なようにマスコミにゃCMガンガン出して都合の悪いことは報道させないってのは巨悪のゴキゲンなやり方だけどな。

まー弊社だってねー、複数のCADの技術サポートを1人でやらせようってえぐらい人件費ケチってるけん。まったくもう、今日だって早く帰れるはずが……(愚痴10行略)……あー、もうやってんねえや。

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2006年8月 1日 (火)

受講者

眠かった。えれえ眠かった。でも、受講者が私を含め2名だったので、寝るわけにいかなかった……ちょっと寝たかもしれない。5時過ぎに終わってから嬉々として直帰の電話を入れたら客先でトラブっていてカチョが行方不明だった。結局帰宅はいつもと同じじゃあ。

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