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2007年3月31日 (土)

靉光(あいみつ)展(東京国立近代美術館)

「眼のある風景」というので有名な……というか、それだけが有名なのかもしれない日本の近代画家靉光であります。生誕100年だそうで、戦争に行って38歳で戦病死したんだって。

展示は年代順。初期作品では、10歳で描いた父親の絵が異様にうまい。あとはルオーの影響のとか、ゴッホの影響のとかありますが、いずれも原色はあまり使ってなくてチョイ地味。

それから「ロウ画」というのに凝り始め、クレヨンを溶かして描くとか何とかで、独特の質感がある。「キリスト(赤)」という絵の、全体が赤っぽくて苦悩のキリストの絵がよい。あとの絵は小物でマンガ風。結構ユーモラスで面白いんだが、質感からして大きくしようもないし、こりゃいくつか描いたら描き尽してしまうね。それで靉光、次の手法。動物園に行ってライオンとかを描く。というか、ライオンのごとき塊だったりする。いわゆる「オブジェ」ってやつですかねえ。「肖像(貴婦人)」とかいうのも、顔とかよく分からなくて、なんか貴婦人のごときかたまったもの。そういう流れで「眼のある風景」が出てきたようだ。そこには岩とも何ともつかないよく分からない塊があって、デカい眼だけが中央にちゃんと描いてあるのだ。オブジェだけでは物足りなくて、こういうのを始めたらしい。

墨をインクみたいにしてオブジェを描いたのがいくつかあり、それから「花園」のシリーズ。これがまあ靉光の代表と私は見る次第です。「花園」は自然物を似たような暗い色で描いていき、全体が何となく溶け合って見える。そこに一匹の、鮮やかな蝶が飛んでいるのだ。こういう浮き上がってくるようなのを描いている。次の「静物(雉)」もそうですな。

それから妖しい花の絵がいくつもあり、植物は「植物群」なんていう言葉がふさわしい。蝶も何匹か飛び、水彩とかスケッチとかデッサンの展示。帯絵もあり。帯の模様は面白い抽象だ。時代が戦争に突入すると、靉光のごとき前衛芸術は取締りの対象になったそうな。戦争画で戦意高揚などと芸術家を頼りにしていたくせに芸術の価値などお上にゃてんで理解できていなかったということか。さておき、靉光は身近のものを描き始める。そして最後の最後に自画像を3枚残すのであった。3枚が並んで展示されているが、これは見る者いろいろ考えてしまうね。まるで自分の、世界とのかかわりの総決算みたいなもの。3つとも態度が違う。棘のあるヤツ、寂しいヤツ、悟ったヤツ、というところか。まさに、自分がオブジェとなったわけですね。靉光は戦争に行き、とうとう帰ってこなかった。

月休5月27日まで。

常設展には、藤田嗣治の戦争画「武漢進撃」があった。題材が軍艦だけどやっぱり風景画としてよくできているんだな。

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2007年3月30日 (金)

みっどたうん

ギロッポン♪ に東京ミッドタウンがオープン。サントリー美術館ぐらいっきゃ行く機会も無かろうが。なんでもホテルリッツカールトンとかいうのが入り、一泊最低一人6万ナンボだとか。誰が泊まるんだ? あとね、レストランとかも高級なヤツが入るのかね。それはいいんだけど、またどうせブロイラーの餌付けみたいに詰め込めるだけ詰め込んだ席の間隔が限りなく狭かったりするんじゃなかろうな……というかそういうもんだったら実に滑稽で面白いのだが。だってファーストフードより悪い食環境で、シェフの最高級の味つけにおしゃれに舌鼓もねえだろ。しかしまあ、これで六本木がまた観光地化ですな。だいぶ前にヒルズのさる小粋なレストランに入ったところ、少し離れた席にえれえ田舎の方が来られていて、「おい、あの建物なんだべ? マンション? これまあすっげもんだべ。さすが東京だべなあ」とか、そういう感じのことを、これまた野良作業仕様のデカい声でおっしゃられていて、つまり早い話、黙れこの田舎もんがあっ! こっちまで田舎もんみたいじゃないかっ!

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2007年3月29日 (木)

みずですよ

カンブリア爆発のことなどを考えていたら、ID理論とかに考えが飛び、ニセ科学に飛び、そういえば「水からの伝言」という本がありましたな。水に「ありがとう」とかいう言葉を書いた紙を貼って結晶を作るときれいな結晶ができ、「ばかやろう」とかいう言葉を書いた紙を貼うと汚い結晶ができちゃう、というもの。科学の「か」ぐらい知っている人なら、まあそういうことは実際にゃありえんということは分かると思うが、ここでニセ科学はこの世にいらんと斬って捨てるにはなんか引っかかるのさ。実際この本をちょっと見たことはあるのだが、「うむっ……これは」という妙な印象「さもありなん」みたいな感じを受ける。「いやいやこれは一種のファンタジーじゃ」と、自ら言い聞かせなきゃならん。何でか……っていうと、多分ね、我々人間は水というものに対して、日常的に、何らかの心理的意味を持たせているわけですよ。そうそう「水に流す」とか「水を得た魚」とか、水から何かを訴えられる、というのにわりとすんなり入るようにね、心がそうなっているのだ。うん、そうだ水だけじゃないね。太陽、月、星そういった自然界にあるものに、象徴性を持たせている。これの発展がタロットカードとかいうもんじゃないかい。科学的にあり得ないからといって、心が忠実にNOと反応できるわけではない。これがオカルトの面白いところなのだよ。だから、この本は単なるインチキではなくて、水というものが我々の心に何であるか、を考えるいい材料じゃないかと思うのですよ。買う気は無いけどさ。

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2007年3月28日 (水)

かみん

営業の人の車に乗せられ、御殿場方面へ。高速の途中でなんだかスピードが落ちている。その人はすげえ眠くなったと言って、ドライブインへ。少し仮眠するというのです。私は外に出て、トイレに行き、店などを見て、10分ぐらいで車に戻ってきたら、その人はすぐに起きて車をスタート。今度はスピードも上がり快適にドライブ。

私はこの仮眠という芸当ができん。営業職はこれができる人、多いんだよね。まあ、私は車に乗らないので、そういう必要もないんだが、なんで10分だけ寝るとか、そういう器用なことができるのだ? 睡眠のサイクルは90分じゃないのか? つい熟睡しちゃったりしないのか? 謎じゃ。そもそも私は、乗り物で寝るというのができん。飛行機なんて海外行くのでもダメダメ。長い新幹線もダメダメ。乗り物で寝た~い。

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2007年3月27日 (火)

けさ

起きたら枕元の時計で7時半をはるかに過ぎていた。な? まずいとっくに家を出る時間ではないか。慌てて起きて、違う時計を見ると、全然違う時刻を指している。他の時計を見てみたら、どれも違う時刻を指している。なに? どれが本当なんだ? テレビをつけてみた。なんと11時を過ぎているではないか。こ、こりゃ本当にまずい! ケータイに何か入っているかな、と見てみたら案の定、留守電のメッセージが入っている。聞いてみた。「えーと、もにゃもにゃですけど、もにゃもにゃに電話して下さい」 なんじゃこりゃ。誰から電話でどこに電話すべきなのか、何も聞き取れない。とりあえず会社に電話した。ところがなぜか客先にかかっている。「なになにの件はどうしてなになになんですか!」 え? ちょ、ちょっと待って何の話だ? 思い出せないぞ。アレの件か? えええどうしよう…… ここで目が覚めた。うちにゃすぐに点くテレビは無い。 

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2007年3月26日 (月)

がくれき

月曜になりました。また週刊誌が一斉に出てるわけですが、朝日読売毎日がまだ大学合格者のランキングをやっている。しかもトップ記事的スペースだ。「6」とか書いてあったが、いったい何週やるつもりなんだこれは? 

……これだけ毎週やるってことは売れるからなんでしょうなあ。我が出身校はランキング何位か、などとやっている浅ましいヤツラがそんなに多いのか? それって自分の先祖に誰それがいたとか、家系を漁って誇っているのと大して変わらなくね? うーん、違うか。でも、今の自分がどうであるかとか関係ないところでの優劣に一喜一憂するってんじゃ似たようなもんでしょ。なんだかなあ……情けないよそういうのは。受験生の親ならともかく、そんな情報が今の君にとって何なんだよ。

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2007年3月25日 (日)

まんきつ

昨日はひさびさにマンガ喫茶に行き、浦沢の「二十世紀少年」と「プルートゥ」の続きと、手塚の「どろろ」を4巻分全部読んでしまったが、3時間のコースだったので終盤時間が迫り慌ててしまい「どろろ」の終盤は飛ばし読みみたいな状態……いや、まあ時間を延長すりゃいいのかもしれないが、疲れてたというのもある。3時間ぶっ通しでマンガを読むもんでもねえな。「どろろ」は最近映画になったんで読んでみたんだが……それよりここしばらく映画を見てないなあ……以前はずいぶん見ていたものだが……どうしても見たいってのも、最近あまり無いんだよね。「どろろ」もマンガの方読んだら映画はどうでもよくなってしまった。

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2007年3月24日 (土)

その続き

昨日のEPOのライブにおいて、「あなたは誰にも代えられない、たとえ誰にも愛されなくとも」なんていう歌詞があるわけですよ。字面で読むだけとか、普通に朗読とかではどってことないかもしれないが、美声と高い表現力と共に歌われたら有無を言わせない説得力があるわけです。声の力というのですか。ただ、これは言葉に対する虚飾ではなく、それだけの思いを歌の力に込めているというもののはずだ(詩が歌われる、あるいは巧みに詠まれることに対する抵抗はテキストのみで勝負する詩人諸氏の中にあったりするのだ)。あと、井上ひさしが作ったとかいう、人は穴だらけの生き物で、その穴から思い出などがこぼれていき、全部こぼれ切ったら、人はこの世にいなくなる、とかいう歌とか。

そんなものを聴いているうちに、ある一つの仮説というか、考えが思い浮かぶ、いや多分、前から考えてたのかもしれないが、この世のあらゆるトラブルは、たった一つの、人間の価値観の相違により生まれるのではないか? その一つとは「人の弱さを認めるか否か」ということ。人と人が小競り合いを起こすことから、果ては世界戦争に至るまで、すべてがこの一点のみに起因する。

もっと言えば、これは前から考えていたテーマに結びつくのだが、人は優れた者のみが生き残るべきか否か」ということになる。優しき読者諸氏は「もちろん私は人の弱さを認めますし、優れた者だけが生き残るべきとは思いません」と言うだろうが、コトはそう単純ではないぞ。そう簡単に言ってのけられる人は、この問題の奥の深さをまだ分かっていない者である。例えば、犯罪者というものが弱いから犯罪を起こしたのか、悪者だから犯罪を起こしたのか、その判断が簡単につかない。もっと言うと、あなたに対しトラブルを持ってくる人がいる。それが、その人の弱さから来ていたとしても、あなたは全面的にそれを受け入れることはできないであろう。そんな神様みたいなヤツはいない。そしてその時、あなたは「弱さを認めない」存在となるのだ。スケールが大きくなると、いわゆる右翼は人の弱さを認めないで、人はあくまで強く理想的に生きられると考える者達で、いわゆる左翼は人の弱さを認める、人は誰も等しく幸福に生きられるべきと考える者達。じゃあ私はその左翼よ、などと言うかもしれないが、左翼的考えの人が集まったとしても、実際のところ人は左翼的には生きられないもんで、組織同士の対立やら組織内でいざこざがあったりする。「人は誰も幸福に生きるべき」という考えの若干の解釈が違うために「お前の存在は認めん」ということになる。多様な解釈、多様性を認めないで自分の価値観だけにしがみつくのも一つの弱さである。

……ってなことで書いてるときりが無い。多分ライフワークみたいなものであり、死ぬまでに結論が出るかどうかも分からん。

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2007年3月23日 (金)

EPOのライブだぞ

会社帰りに行って来た。EPOが80年代の歌手だとしか思ってないヤツはそこに立って歯を食いしばれ。しかし何年ぶりかねえ。最後に行ったのは草月ホールだった。あれからいろいろありました。アパートの騒音で調子を崩し、引越しもして、詩の朗読を始め、結婚もして子供までおる、そうしてしばらく聴いていなかったEPOの声を聴きに帰ってきた。そうだ私は帰ってきたのだ。今やセラピストの仕事もしているEPOのボーカルはやっぱしいい。声に美しさと力強さがある。ギターの笹子重治氏がかなり凄い演奏をするのだが、全く引けを取らない。声を楽器にしてスキャットも巧みにやる。80年代の古い曲もいくつかやったけど、ギターと組んでるだけで全く無駄が無いので古い感じがしないな。うーんしかし、いい曲が多かったのう。「見知らぬ手と手」のメロディ。「矛盾の中で生きている」の力強いギターに合わせた声の力が凄い。アンコール前の最後の曲なんつったっけ「たった一つ」とか言ったか、えれえよかった……ってこう書いたところでその場にいなかった人にゃ分からん。

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2007年3月22日 (木)

いかちょこ

先日、妻がイベントでもらってきた駄菓子「いかチョコ」なるものを食べた。裂きイカをチョコでコーティングしてあるもので、食べて最初はチョコ。噛むほどにイカ味が口の中に染み渡ってくる…………なんじゃこりゃああっ! あとなんだっけ、駄菓子の「焼肉君」とか言ったっけ。見かけは一枚の焼肉風。でもこれ、魚のすり身を伸ばして焼いて、焼肉風の味をつけたもの。薄いながら妙な歯ごたえがあり、味は妙ちきりんで……なんじゃこりゃああっ!

一方、近所のスーパーで子供のおやつにと、マンナウエファースと、森永ビスケットの「チョイス」を買ってきた。うひー「チョイス」うめええっ! 最近のビスケットは2枚ずつぐらいで袋に入っている。今は少子化と核家族化でこうでもしないとなかなか減らんで湿気てしまうんだって。なんか袋がもったいねえとも思うが、昔は袋の代わりにプラスティックのトレーだったそうで、資源的にはあまり変わらんらしい。それより昔、チョコ味とオレンジクリーム味の2つのクリームサンドが入ったビスケットがあったんだが、なんだったかな? と、思ったら、そうそう「ハーバードクリーム ビスケット」だよ。あれ、もう売ってないんだな。何で無くなったんじゃ?

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2007年3月21日 (水)

永遠の煌き展(西武池袋 西武ギャラリー)

ヴァンクリーフ&アルベールというブランドのジュエリー展……また懲りずにジュエリー展だぜウヒャヒャ。

最初の「歴史」コーナーでは。本店とかの写真いろいろ。次の「自然」コーナーからいよいよジュエリー展示じゃ。ブローチとかクリップが多い。自然をモチーフにしているんで花とか羽根とか鳥とかあるけど、例によってダイヤブツブツ系なんぞもある。しかしそうでないのも多い。ほとんどのデザインをダイヤとルビーとサファイヤで行っている。エメラルドもあったな。その色による組み合わせたデザインが絶妙だじょ。花なんか花びらがサファイアだど……ありゃアクアマリンだったか。まあいいや。そうそうルビーもちゃんと色鮮やかなのを使ってダイヤと並べて存在感を出している。デイジーの花びらとか並べたルビーだ。すげえや。「オリエンタル」のコーナーでは、インド風刺繍のチョーカーが幾何学模様並べのオレのツボ系。エジプト何たらとかいうのはダイヤブツブツキラキラ系でキメエ……んだけど、もしかしてこれって、近くで見るもんじゃないんじゃなかろうかとふと思った。というのも、「クチュール」というコーナーがあり、ドレスとかと組み合わせて展示してあるのじゃ。そもそもこうやて、もっと言えば人が中にいて使うもんだから、そんな近くで見てブツブツがキメエとか、そういう評価は、なされるべきではないのだはないか。まあいい。

「アトリエ」のコーナーでは、副アトリエ長とかいう人が来日してて実演中。見学している人が、自分の持ってるヤツの手入れをどうしましょうとか訊いている。それから「ミステリーセッティング」ってのが、ここの特許で、普通、宝石を台座に嵌めるのは立てた爪に嵌めこむんで、爪が見えちゃうんだ。でもここには見えないようになっているんだって。だから、宝石だけがびっしり並んだ状態とか、作ることができるんだじぇ。ルビーで花びらとかに使える。この実物はなかなか見ものだぞ……って、まさかこれ接着剤で付けてるんじゃねーよな。それから「ファンタジー&広告」コーナー、ファンタジーはまあ、変な注文品でも作るぞってヤツで、カレンダー付き鉛筆ホルダーとか、アールデコの時計とか……別に変じゃないな。広告は、ポスターとか。モディリアーニの絵にエメラルドのジュエリー付けたのとか(似合わねえが)やってる。あとレンピッカの絵にジュエリー。レンピッカはお得意様だったようです。「セレブリティ」のコーナーは有名人がつけてたヤツを写真付きで。ジャックリーンケネディとかドヌーブとかジュリアロバーツとか、アジアではチャンツィイだけで、ジャップはいなかった。あと、グレースケリーのティアラがあった。同じようなものを先日山ほど見たから分からん。あっちが終わったから持ってきたんじゃね?

デザインが非常に見事だぞ。ティアラ展より印象に残った。30日(金)まで。

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2007年3月19日 (月)

ゆとりきょうひく

ゆとり教育の見直しがあったそうで……いや、まあそれは結構なんだが、反動で7時間制まで導入とかいう話はなんなんだ? なんで世代が違うのに「反動」させるんだ。じゃ、そもそもゆとり教育ってなんで導入されたんだ? 押してもダメなら引いてみる、という程度の発想なのか?

いやそれより、ここんところ雑誌を見ると、「東大京大の合格者のランキング」だか何だかがえれえ盛んだ。前はサンデー毎日だけだったような気がするが、いつの間にどこもやるようになったんだ? 過酷な受験戦争を煽っている一因として批判されていたんじゃなかったか? まあ、そういう特集をやると売れるんだろうなあ…… 誰が見てるんだろうかね。受験生の親か? もしや、いい年こいた大人が、自分の出身校から何人どこに入ったとかで、一喜一憂してるんじゃあるまいな。浅ましいぞ。 

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2007年3月18日 (日)

おーぷんまひく

Ben's Cafeのオープンマイクに行く。「学生時代の思い出を言う」とかいう約束があったのですが、バブル世代にもかかわらずロクな思い出もねえもんで、ただ、当時はやはり「大人なんてみんなクソッタレだ」と思っていたので、その当時の気分で尾崎豊の「卒業」を朗読してきたのです。うん、いい年こいて聞くもんでも読むもんでもないが。いいじゃないか。いやー、まあ、あの頃は、ドブネズミ色のスーツを着て上司にヘコヘコするサラリーマンになんかなりたかねえ、とか思っていたが、結果的に、ドブネズミ色のスーツを着て上司に(多少)ヘコヘコするサラリーマンになっているなあ。しかし青少年諸君、イロイロ生活と責任と人間的しがらみを抱えちゃってるんで、大人にも言い分はあるんだぞ。いつまでも「夢をあきらめないで」ってもんでもないんだぞ。大人になるということはだね「持ち続けていれば夢は必ず叶う!」というセリフを吐く人間は、たまたま運よく夢を叶えられただけであり、その背後には持ち続けていても夢を叶えられなかった数多の人間はいるのだ、という洞察ができることだろうな。「夢を諦めたんですか?」 おお、その言い方はいかにもカッコワルイな。「身の程を知った」「妥協した」 んー、みんなカッコワルイ言い方だ。どうせカッコワルイんだ、とか開き直るのも嫌だねえ。なんかうまい言い方は無いのかな。

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2007年3月17日 (土)

たしか

池袋西武でもジュエリー関係の展示をやっていたよなと思っていたら21日からだった。しかも1週間しかやらない。告知はずいぶん前から出ているぞ。

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2007年3月16日 (金)

ティアラ展(Bunkamura)

もう終わっちゃうんで慌てて今日の夜に行ってきた。金土は9時までだぴょん……な、なんか混んでるなおい。客は当然女性が多いが、野郎もおらんわけではない。ティアラとは何かというと、ドタマに付けるジュエリーである。あんまりなじみが無いと思ったが、皇室の行事なんかでは美智子様も紀子様も雅子様もお付けになっていたぞ(そういうヴィデオが流れている)。今まで全然注目していなかった。

最初は古代ギリシャコーナーからとか、年代順なんだけど、実際に古代のは無くて、いきなり1900年代だったりする。デザインがね月桂冠(※酒ではない)だとかね。そんで、新古典主義で古代のものだったティアラが復活して、ダイヤを使いだしたと。で、例のナポレオン一世の戴冠の絵が紹介されている。これ、実際はルーブルにある超巨大画だど。

この辺は概ね葉の模様にダイヤを無数にちりばめてあるのが多い……なんて書くと美しいと思うかもしれないが、いやもちろん現に「きれいねー」という人も多くいたわけですが、なんかこう、葉の表面がブツブツしているようにしか見えない……んですけど。いや、もちろん光ってますけどね、なーんかブツブツなんだよなあ。トリハダトリハダ。あと、ダイヤ以外の宝石を使っているのがあります。ええ、まずアメジストね、安いから無駄にデカいね。あとガーネットがあった。この石については、私はもちっと地位が高くてもいいと思うんだけど、なんだかんだでルビーの次点なんだよね。あと、トパーズがあった。エメラルド(映画「エメラルド・カウボーイ」を見て以来この石はエキサイティングだ)もあり。あとはなんだ、トルコ石の細かいブツブツの……キメエ! ダイヤでバラの花のブツブツ。「オンディーヌのティアラ」とかいう珊瑚のヤツがまたなんかヌメヌメしててキメエ! シード・パールとかいう真珠のブツブツもキメエ! ……って早い話私はジュエリーを見る目が無いんじゃないのか? という一抹の不安もあり、いやいやでもこういうのはドタマにかぶってナンボのもんじゃないかねえ、とか思い始める(ドレスなんぞも着てナンボなんだよね)。特にダイヤスターとか、星型のブツブツとか見てるとねえ。

えーそれからロシアン・スタイルとかで、櫛の歯みたいなデザインはまあまあよかった。エイグレット・スタイルという鳥の羽根と一緒にくっつけるちっちゃいヤツ。これは羽根までジュエリーにしちゃったのがいいね。それからアールヌーヴォーの時代になり、贅沢なヤツからデザイン重視になったんだと。それでトンボのデザインとかあったね。あとシダの葉とかね。あーそれからデザイン画がいくつか。エドワード7世時代になり、社交的にも使われるようになったそうで、台座もプラチナになったとか。デザインも凝ってきた。うぉい! 「プロイセン皇太子妃セシリーのミアンダー・ティアラ」これは一番私好みのデザインだ。非常に細かい幾何学模様なんだぜ。隣の「ラティス・ワークのティアラ」も幾何学模様でよい。あと「オープン・スクロールのティアラ」も、幾何学的曲線を使っていい感じだ。そうかそうか私はこういうのがツボだったのか。恐らくツボは人それぞれで、ダイヤのブツブツがたまらんという人もおるに違いない。あと、ダイヤの並んだ細い帯を繋げたデザインはツボじゃない。デカいのもツボではないな。

バンドー・スタイルという、ドタマに乗せるんじゃなくて、デコちんに巻くヤツの紹介。ヴィデオではダイアナ妃がしてた。大戦間から現代というコーナーでは、アクアマリン使ったのとか、グレース・ケリーのとか、デザイン的にはあまり覚えてねえや。あと日本のヤツでミキモトのとか。ここで皇室ヴィデオとか。荒川静香選手に送ったなんかシンプルなのとか。で、おしまい。えー、なかなかおもしろかった。

明後日まで。

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2007年3月15日 (木)

だびんち

「受胎告知」が来たらしい。20日から国立博物館でやるのじゃ。どうしよぉ……いや、もちろん行きたいんですよ。大変見たいのですよ。しかし、しかしだ、こ、こ、ここでだけ書かせてくれっ……話題性だけで来やがる普段絵も見ねえ下衆野郎どもと一緒に鑑賞するのは嫌じゃーっ! ……かつてモナリザとか来たそうで、大変な騒ぎになったそうですな。うううううう最近じゃ、あれだ、「民衆を導く自由の女神」が来たね。行ったら長蛇の列だったんでやめたよ。後年ルーブルで見たよ。じっくり。おかげさまで人いなかったよ。ううううう見てえなあ。平日でも混んでそうだなあ。フィレンツェに行きゃいいんだよね……いつ行くのよ。

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2007年3月14日 (水)

ほわひとでい

バレンタインデイには妻(+その母上)にチョコをもらったので、お返しは何かというと、通常チーズ、と決まっているのです。このチーズというヤツがまたピンきりであって、デパートのチーズコーナーに行くと結構いい値段のヤツがあるわけですよ。確かフランス旅行に行った時に添乗員に聞いたのだが、日本で売っているチーズは日本人がちゃんと食べられるものだそうで、それ以外、外国にゃとても日本人が、もうどうしても食えないようなシロモノがあるそうな。これは乗り越えられない人種の違いってやつですか。それで、カマンベールの切ってあって個別包装のを買った。普通にうまかった……うん、もちろん俺も食うのだ。

一方会社では……何事も無かったかのような一日。というか、実際に2月14日に何事も無かったのだが……局ばかりでわわわ若い女が、おらん~ 誰もチョコなんか買ってくれねえだ。

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2007年3月13日 (火)

寒いので

寝るか。

面白いニュースもねえなあ。新小岩の駅でネズミカレー18食がふるまわれたぐれーかのう

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2007年3月12日 (月)

いてんだと

会社の事務所が来月移転するんだって。それで「フリーアドレスオフィス」になるらしい。これは固定席をもうけないで、来た人が適当に座るというもので、個人の書類なんかは置けない。外回りの営業なんかが多い場合、オフィスのスペースを削減しちゃってコストダウンできるってぇ話で、どうせ弊社の経営者は「コストダウン」のことっきゃ考えてないから現場が混乱するとか、うまくいくためには何が要るとか、考えてねえだろうなあ……書類を減らすには、少なくとも電子データにするための高性能のスキャナーとシュレッダーが要るんだぞ。今、スキャナーはコピー機と兼用だし、シュレッダーはスイッチがバカになっててボロい上に1台しか無い。書類捨てらんねえよ。内線電話はどうする。外線をどう処理する。狭いスペースだけ与えてさあやれ、じゃないだろな。

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2007年3月11日 (日)

さけじゃ

ブックオフに行って、それから芋焼酎買って帰ってきた。「桜島」とかいうので、前回よりもクセがある、つまりイモイモだ。

酒といえば、そうそう先日の出張先の博多で、メーカーの人に連れて行かれた店で、ドンペリの黒とかいうのがふるまわれた。そう、ドンペリって普通のより上にいくつかあるんだな。ああいう女のコがいるような店で飲むと10万とか平気でするようだ。飲んだが別にうまくもない、というかモエとかの普通のシャンパンとの味の差がてんで分からんかった、というかそもそも私は半分寝ていたのだが。しかし何だな、メーカーの人も久々に会う娘だからって、わざわざ高い酒を頼むってのは、そりゃまあ高い酒であるがゆえんであろうが。なんだ、娘が喜んでくれるからか? 使った金額に比例するような評価のされ方をする場に過ぎないにもかかわらず、娘に喜んでもらって、やっぱり自分も素直に嬉しいのか? いや、あれは接待費で落ちてるのかもしれん。自分がそれだけの金を使える立場であることを娘に誇示したのか? 娘が好きだった酒が、たまたま極めて高価な酒だったのか? いやーそれはどうでしょう。 堅いこと言わずに楽しいとパーッと金と使っちゃう大物ぶりを誇示……いや、でもそれは店側(娘側)にしちゃ単にカモなんじゃないのか。どのみち私はケチなので、ああいう場で金をバラ撒くメンタリティがよく分からん。

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2007年3月10日 (土)

とはいえ(必見!)

地道な活動ならしています。

中野のタコシェに、朗読音源CD「亜鉛少年」が再入荷しましたよーっ! ……あ、まあ俺が置きに行ったんだけどね。まだ手に入れてない人、このブログは毎日読んでいるけど、CDを持っていないなどというフトドキモノはぜひ買っていただきたい。損はいたしません。14作品も入っているぞ。いいですか? 中野です。東京のJR中央線の新宿の次の駅です。そこから歩いていって、今やオタクの店集結で有名な「中野ブロードウェイ」の3階ですよ。300枚も焼いちゃったもんで、なかなか減らねえんだこれが。

それから同時に私が審美眼と鑑賞力の総力をあげて書き上げるフリーペーパー「モテる美術鑑賞」の Vol.11をタコシェと、新宿の模索舎に置いてきました。なんだかんだで1年続いています。やっぱりタコシェの方が減りが早いようですな。

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ひさびさに

詩のイベントに参加。場所は早稲田の「あかね」で、夜8時からだと言うが、どうせ時間通りに始まらんだろうと思い、会社から帰ってメシ食って出たが、8時も過ぎていたので、ちょっと急ごうと思い、山手線に乗ろうとしたら、大崎駅で事故とかで止まってた。しかたないので有楽町線飯田橋経由で行ったら9時になってしまった。イベントは……ちょうど始まるところだった。1時間遅れとは……

最近私は、詩でも音楽でも目立った活動はしてしない、どれくらいしていないかと言うと、「最近はどうですか?」などと訊かれて「ええ、子供が一歳半で……」とか相手にとっちゃどうでもいいようなことを答えてしまうくらいしていないのです。まあ、今日は即興系のイベントであり、ひさびさに即興朗読をいくつかできてよかった。あと、他の方々もなかなかやる。うーん、即興をやりゃあできるって人、多いんだなあ……

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2007年3月 8日 (木)

ちゃちゃちゃ

林望氏のイギリスに関するエッセイなどを読んでいたら、英国伝統の紅茶、というものの紹介があり、これは紅茶だけではなくて、サンドイッチとかシュークリームとかスコーンとか付いてくる盛りだくさんなものなんだそうです。うーん、一度ぐらいありついてみたい。日本ではというと、「英国式アフタヌーンティーセット」とかいう名前でやっているところがある。たまにゃあ紅茶でもしばいてボケーと午後の時間を過ごしたいものよ。

あとイギリスの「フィッシュアンドチップス」ね、面白いのう。イギリス行く機会があったら食べてみたい……って、今度はいつ行けるのか?

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2007年3月 7日 (水)

ふじのすその

車で連れて行かされた先は御殿場を越え、「裾野」だった。そうなんだよ、いわゆる山のすそのという普通名詞じゃなくて、固有名詞であるんだね。初めて知った。仕事は適当にやってたらアッという間に終わって、帰りは沼津から電車だったが、沼津駅でメシを食おうとしたら駅前は閑散としてて駅ビルらしきものが1つだけ。なんじゃ、と思ったら駅裏なんだね。反対側には……改札の中通らないと行けねえ。ダメじゃん。

話変わるけど、都知事選に出る黒川紀章氏が、知事になったら都庁売り払うんだって。あれはコンペで丹下健三氏が取ったもんだぞ。黒川事務所は出して落ちてたのか? 分からん。黒川氏は丹下氏の弟子らしいが。しかしなんだな、浅野氏が出ちゃって、共産党も候補出してるから反石原票は割れちまいますなあ。あとはバリバリの右翼候補が出てきて、石原票を持っていくってのはどうだ?

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2007年3月 6日 (火)

書こうと思ったことをことごとく忘れているので

もう寝る

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2007年3月 5日 (月)

あああううう

もう寝る

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2007年3月 4日 (日)

モード・オブ・ザ・ウォー(印刷博物館)

江戸川橋から飯田橋方向に10分ぐらい歩くと凸版印刷のビルがあり、その地下に印刷博物館がある。企画展示もやる。客も少ない超穴場。何しろ周囲に商業施設とか何もない。中におしゃれなキャフェも無い。

この企画は第一次世界大戦での、アメリカの戦争プロパガンダポスターの展示。一応印刷技術の解説などもあって、それも目的の一つなわけだが、やはり戦争のプロパガンダがいかなるものであったか、というものを知ることができる機会。当然日本においても、そういうのがあったはずだ、という想像がつく。戦争賛美だと苦情が来るのか、そういうものの存在すらよく分からないが。

今の、反戦が常識というか良識である時代に「私は戦争絶対反対。もし戦争が起きても参加しません」と言ってのけるのはたやすい。でも時代が変われば、反戦が非常識になる。どんな時代かというと、街にこうしたプロパガンダが溢れる時代さ。その時同じことを言えるかな? 自分だけは大丈夫かな? 

展示されたポスターは、例えば、公債の購入を勧めるもの。攻撃されるニューヨークを描て、戦争に負けるとこうなるぞ、とか。「兵士たちは全てを捧げている」(だからあなたも金を出せ)とか、「息子達の命よりドルを大切にすべきか」とか、「勝利のために仕事中」とか、愛国団体の宣伝「あなたの息子のために」とか、女性向けに「全ての兵士の背後には女性の働きが」とか。それから敵の心情を「彼らは我々が戦うことなどできないと思っていた」と書いたり、アメリカならではのアンクル・サムが、これがまたカッコイイオヤジに描かれていたり、自由の女神や、白頭鷲や、あるいは赤十字の美女が誘ってきたり、美女がカッコイイ海軍の制服着てたり、あの手この手で誘ってくる。

こう書いても諸君はそんなのに煽られないぞとタカをくくっているかもしれないが、巧みな絵と一体化したポスターを前にすると、なんとなく「その気になっちゃう」感じがするのが怖いじゃん。ポスターの文句の通りに協力することにより、ある種の達成感を得るような気がする、ように作られているのだ。こうした作成物を、戦争賛美じゃと言ってバイキンのように嫌悪して、接しない、見ないようにしていると、あるいは「これは怖いものだ、いけないものだ」という結論ありきで接して「その気になっちゃう」感じを否定していると、やがて時代が変わった時に、プロパガンダに煽られるままあっけなく手のひらを返すんじゃないかと私は思うし、現にそうだからこそ戦争が繰り返されてきたって思うわけです。予防接種をしないままウィルスにやられるようなものですよ。

見る価値はある。月休3月25日まで。

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2007年3月 3日 (土)

こんびに

あまり行かないが近所にコンビニが2つ並んでいて、どっちもアルコールを扱い始めた。規制が緩和されたらしい。なんか町自体がアル中に一歩近づくみたいで、あまり印象がよくないねえ。もはや町の酒屋、というのもは無いようだ。

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2007年3月 2日 (金)

シュルレアリスム展(埼玉県立近代美術館)

シュルレアリスム(超現実主義)とは何ぞや、というのを割とちゃんと展示している好企画。国内のコレクションから集めてきたので、ずば抜けた目玉とか無いが、そこは企画力と展示の工夫でカバー。

最初に序章「シュルレアリスムとは」のコーナーがあり、マン・レイの写真がいくつか。ブルトンの本とか。マグリットの絵が一枚。エルンストの小品、マン・レイのメトロノームのビデオ。カチカチやると針についている目が開いたり閉じたりするもの。

次に「シュルレアリスムの夜明け」コーナー。前身のダダイズムの紹介でデュシャン、形而上絵画でキリコの紹介。キリコの絵が2つあり、2つともほとんど同じイタリア広場なんだけど、作成年が1914、1970と離れている。あとはピカビアの多重イメージ作品1つとか。

第1章「意識を超えて」まず自動筆記オートマティックの紹介。そもそも詩なんかで始まった。思いつくままガンガンスピードを上げて書くと、ある時点で全く自分でも思いもよらないものが書ける。これを絵でやったのが、アンドレ・マッソンとかで、その作品を展示。それからエルンストは物の上に紙を置いてなぞって、全く違う絵を作るフロッタージュという技法で「博物誌」という作品を作った。エルンストの「ポーランドの騎士」はシャガール風。ミロがいて、タンギーがいる。それからダリの「ダンス」はいかにも「ダリ」の見てビックリ人体変形もの、ただ私は隣にあった「反プロトン的聖母被昇天」の方が印象的だった。文字通り聖母が分解して昇天していくのだが、太くて荒っぽい筆のあとと、緻密な筆での描写が混在してて何か異様な感じになっている。テーマは原爆、というか核なんだって。

第2章「心の闇」心のありようのシュール的表現で、まずデルヴォーがいくつもある。見たことあるのが多かった。「森」や姫路美術館の「海は近い」とかは傑作だぞ。それからベルメールの人体分解再構成写真。ダリとかエルンストとか、マッソンの「雷雨」は戦争のイメージらしいが怖い。マン・レイが撮ったヌードとか、ピカソも例の闘牛士もので作品展示。そういやピカソはあれだけのイメージでありながら、シュールレアリストとは呼ばれないなあ。ピカソはピカソだな。

第3章「夢の遠近法」ここでマグリットがいくつか。有名な岩が浮かんでいるやつとか、面白かったのは「人間嫌いたち」で地面からカーテンが生えているもの。愉快な「観光案内人」もあるぞ。それから女性アーティストいくつか。先のマン・レイのモデルだったホッヘンハイムの「鳥の足のテーブル」は文字通りの立体作品。ドロテア・タニング(知らん)とか、キャリントン。私の好きなレメディオス・バロはいなかった。フリーダ・カーロもいなかったが、まあフリーダはシュルレアリストとはちょっと違うかな。

第4章「無垢なるイメージを求めて」ここでミロが多数。まあ、ミロはまさに無垢なる描写の代表ですな。あとはパウル・クレー。あといくつかあったがよく知らん人でおしまい。

月曜と3月22日休み。3月25日まで。

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2007年3月 1日 (木)

オルセー美術館展(東京都美術館)

今日は代休なので堂々平日休みだーっ! もちろん美術館行くぞ。狙っていたこのオルセー美術館展、多分混んでいるだろうと9時開館のところを10時に行く。9時に行くと開館と同時狙いがいて返って混むと思ったのです。まあ、焼け牛に水みたいなもんでしたね。既にギッシリ。でも待たずに入れたよん。

入って目に付くのは2番目のルノワールが描く娘っ子「ジュリー・マネ」。輪郭がシャープないい感じの絵で、抱いてる猫ちゃんの表情もいい。モネの「アパルとマンの一隅」は、モネにしては珍しく人物主体。こりゃ結構いいぞ。部屋の奥にホイッスラーの有名な「画家の母の肖像」。調子の悪い母親を冷静に描き切った通好みのヤツなんだけど、映画「ビーン」に出てきてミスタービーンに散々な扱いをされ一気に有名に……というか、私もそれで知ったようなもんか。この絵は意外とデカい。多分映画で見たよりデカいのでは? あとは、モリゾ、ルドン、ラトゥールと有名どころが並ぶ。クノップフもいるが、これはイマイチ「らしくない」感じ。

次の部屋に行くと風景だな。ミレー、シスレーかと思ったらモネ、その隣にシスレー、ピサロと並び、いずれも手堅い印象。マネの「ブーローニュ港の月光」は今回の一押し。この夜の雰囲気、夜空の色がいいね。マネもなかなかやるじゃあないか。少し遠目で見てみよう。それからマネのモネの波の絵、スーラ、シニャック、レイセルベルヘ(知らん)の点描法。点描法は最初見ると面白いが何枚も見てると飽きてくる。それから写真が並んでいるが、あまり見てない。それからモネの「ルーアンの大聖堂」いかにもモネだけど、この手は飽きた。

さあ吹き抜けに来ましたよ(よくよく考えたら、天井高がある場所がここだけってもの美術館としてはちょっといかんのでは?)。ボナールだ……分からん。ゴーギャンかと思ったらベルナールで、近くにゴーギャンがあり、イマイチだ……というか私はゴーギャンで感動した記憶が無いな。マティスと同じで何か自分と感覚が合わないんだな。ドニの「天国」はなんかフワフワしててよい。

2階行くぞ。セザンヌがあり、ゴッホの「アルルのゴッホの寝室」有名なやつだけど、ゴッホはこれを3つぐらい描いてるんだと。悪くないが、好みとしては自然風景の方がよい。隣にもゴッホの「アルルのダンスホール」なんかゴーギャンと仲違いして仲直りした時の絵だそうで、ゴーギャン風。それから陶器が並び(いらん)、写真が並び(見てない)、今度は肖像画とかが並ぶ。ポスターにもなっているマネの「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」はここにある。意外と小さい。変な話だが、ポスターの方がいいな。他にも有名画家の作品が多いが互いの描きっこという感じで、あまりおもろない。それから幻想画のコーナー。ブレイトネルの「月光」は雲に隠れた月の光という、なかなかなテーマだ。おっとスピリアールトがあるぞ。なんかムンク崩れみたいな絵で、ヤツはもっと凄い絵が描けるがのう。カリエールもそれっぽいが、やや小物だ。うーん、幻想コーナーにしちゃパワー不足だなあ。

しかし3階でいきなりギュスターブ・モローがある。「ガラテア」さすが御大。小さくても十分に妖しい雰囲気を持っている。あとは素描いろいろ。フランソワ・ガラ(誰?)の幻想画いろいろ。あと立体物が並ぶ。ラコンプのベッドの木枠がかなりのもんで、「誕生」なんてまさに赤子が出てきているところで、見てる人がうわーとか言っていたが、私はフリーダ・カーロのもっと凄い絵を知っている(画集でだが)。マチェックの預言者の絵でシメ。

うーん、有名どころの手堅い作品が多い。入場料の価値はある……が、何しろ期間が2ヶ月ちょっとで短いんだな。月休で4月8日まで。

ちなみに11時前には入場制限が始まり、11時半でもう1時間待ちになっていた。平日でこれじゃとても土日は無理ざんす。激混みだから覚悟して行こう。

もう一ヶ所ハシゴしたんだが気が向いたら明日書く。

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