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2008年8月31日 (日)

DMC

そんなに期待していなかったが、映画「デトロイト・メタル・シティ」を鑑賞。原作を読んでいたため、やや(かなり)物足りん。あのエピソードもあのエピソードも無いぞ。あとドラムスのヤツはもっと変で面白いはずだったが。ほとんど出てこなかった。あとはギャグに徹し切れない(日本?)映画の宿命というか、嫌らしさというか、ついつい入れちゃう泣きの人間ドラマよ。人生のメッセージよ。やっぱ漫画原作、特にギャグ物は難しいね。

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2008年8月27日 (水)

らくせん

今日もまたよく分からないCADの講習を受けてきて、図面の描き方は分かったが、それが何の図面かサッパリ分からないという状態です。

それより「文学フリマ」に落ちた。なんだよおい、なぜだ? 抽選? 純粋な確率による抽選なんだろうなええっ? どっかに裏金振り込めとかいうもんだったんじゃないだろうな。それで、次回は優先的に出せるんだって。その次回ってのが来年の5月の蒲田の方で、遠いってんだよっ。ポエケットも年々ブース増えているし、なんちゅーか、売りたい人多いのね。

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2008年8月24日 (日)

mp3プレーヤー

充電池を買おうか、何か新しいのを買おうか考え中。充電池が結構高いのよん……っていうか、そこらに売ってねえじゃん。寄らば大樹のipodかな。あの薄っぺらいヤツって音いいのか?

全然関係ないが、こないだ見た映画「スカイ・クロラ」のメインテーマっていいなあ。映画館で聞いた時は今回は大したことねーなーと思ったが、やっぱりまた聞きたくなるんだよね川井憲次の音楽。「攻殻機動隊」もいいだろあの耳に残る音楽。しかし、「スカイ・クロラ」みたいな切なく甘ったる~いのも作りたいものですよ。

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2008年8月22日 (金)

ひろしましゅっちょう

まだ帰りの新幹線じゃ。経費節減の折、日帰りなのだ。嗚呼十年前は、一泊ぐらいできたんだがねえ。新幹線が速くなりやがって。
それにしても、新幹線のシートはよくできているようで、乗っている時間は長いのに、火曜の松本往復より楽だな。いやぁ、あずさ三時間はキツかったぞ。うううmp3プレーヤーの電池がヘタってきた。すぐ無くなっちゃうよ〜ん。

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2008年8月21日 (木)

いのちってなんだ?

今日は人身事故の電車遅れに2度も巻き込まれた。今週3度目ぢゃないか。

最近また「○○ちゃんを救え」募金を目にしたりして、1億5千万集まっても足りなかったので、また募金するとかで。なんていうか、呼びかけの結果とはいえ、子供一人に対し、一生分の稼ぎぐらいの金が集まってくるってのはなんじゃと思うよ。いや、用途の明細とかはどうでもいい。これだけの金が集まってくるのはどういうことなんだって話で。

君にもし、いくばくかのお金があるとして、Aに募金すると1人の子供の命が救われ、Bに募金すると3人の子供の命が救われます。さてどっちに募金しますか? ……そりゃあ、まあBでしょう。では、ここで、よーく想像してみよう。Aの子は生まれつきの病気を持った子で、日本で治療できないです。かわいい写真も付いてます。たまに笑います。もっと生きたいと言っています。助けてほしいと言ってます。Bの方の3人の子はどんな子か分かりません。日本人かも分かりません。でもお金は、3人分が救われることに使われるはずです。さあ、A、Bどっちに募金する? Aだとすると、君にとっての命ってのは、単なる「情報」じゃあないのかいって話だし。そういう結果が○○ちゃんを助けましょうで集まった金だと思うんよ。赤十字とかに同じ額募金すりゃ、あるいはもっと多くの命を助けることに使われるかもしれないが、どの命かということに関する情報が足りないんだな。じゃあ、命って情報かい?

まあ、こういうことを考えるので、私は日ごろ何の募金もしないのです。なに? やらぬ善よりやる偽善ですって。うん、そうだねえ……

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2008年8月19日 (火)

まつもと

今日は日帰りで松本を往復。だああああ疲れた。というのも、帰りの中央本線特急スーパーあずさが、中央線の人身事故があったとかで遅れ出し、大月あたりから信じられんノロノロ運転を始め、ただでさえ疲れているのにっ、しかも、ブチョがビールを買ってきて、飲んだものの、つまみがジャンクな柿ピーとイカなんとかで、このイカなんとかが酸っぱい上に、その柔らかさというのが、なんかもう「薬品で柔らかくしてます」みたいな異様な歯ごたえで、いかにも安いつまみなんだけど、買ってもらった手前なんじゃこりゃとも言えず、しかもブチョは「あー、これいいですね」とか言うので「はあそうですね」とか言って、でも腹減ってたので食ったりして、そうこうしているうちに酔い始め、早く帰りたいでちゅ。しかも、車内放送が小さくて聞こえなくて何分遅れてどうなっているのかほとんど分からずイライライライライライラ。結局40分ぐらい遅れやがった。

これでっ、金曜が日帰り広島だと。うええええ誰か代わってくれ。

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2008年8月18日 (月)

カバンのバカん

ビジネスバックを新しくした。前のカバンに比べ14倍も高価なものを買いました。ちなみに、前のというのは上野で買った1000円のどう見ても某ブランドのパチモン。でも、超軽くて入れる場所がたくさんあったので悪くはなかったです。同じのでも買おうかと思ったが、さすがに40歳過ぎビジネスマンがパチモンを持つのも恥ずかしいので、今回買ったのはバリバリの実用ブランド「吉田カバン」。革ではないです。重いのはイヤイヤ。入れる場所が山ほどあって、今日なんか何をどこに入れたか分からなくなって、余計なハードディスクとか入れたまま持ち歩いてたよ。

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2008年8月17日 (日)

今日は涼しかったので

夏バテ。

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2008年8月15日 (金)

知らせてくれぇ

朝からコンタクトレンズの検査に行った。もう何年も同じレンズを使っているので、いいかげん新しくしたほうがいいんじゃないかと思ったのだが、「傷も汚れもあまり無いので、まだ十分使える」というので、特に新しくは作らなかった。酸素透過型ハードの寿命は2,3年とか聞いていたが、使いようらしい。

秘か……でもない活動。「モテる美術鑑賞 Vol.22」をタコシェと模索舎に届ける。その際、冊子版の在庫を確認。最初に行った模索舎では、3冊売れたので、あと3冊ぐらい納品してもいいようなことを言われ、はいそうします、と言ったものの、じゃあ持ってくればよかったじゃんまた来るなんて非効率じゃんとか思うも、納品できるかどうか分からない冊子を抱えてこのクソ暑い中を歩くのはイヤイヤとか思ったが、それより一桁の売れ行きに人生を左右されるという己の実力の無さというかなんというか、しかも1冊は親が買ったんだよねとか思い、嗚呼ミリオンセラーを出している作家とまでは言わないが、ポエケットなどで「何十冊完売しました~」みたいなことになりたいなあ、と中野行きの電車で半ベソをかきつつ、タコシェに着いて、こないだ10冊置いて今何冊あるんだよーとふてくされつつ在庫確認したら「『モテる美術鑑賞』、在庫切れてます」 「あんだとぉ?」 おいおい知らせてくれよぉ、いつから無いんだ? というか売れてるとは思わなかった……売れてんじゃん! 今回のモテ美に「売れてねえ」とか書いちゃったよ。明日がんばって持ってこ。

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2008年8月14日 (木)

アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス(損保ジャパン)

「素朴派」ってのは、独学つまり正規の美術教育を受けてないで絵を描いた人なんそうだ。こりゃ例の「アールブリュット」と同じようなもんかとも思えるが、「アールブリュット」ってのは、自分の欲求のまま表現したものがたまたま美術だった、つまり絵だとか彫刻だとかいうもんだろうね。一応「絵を描こう」としてがんばったのが「素朴派」ってとこかな。困ったことに……私はいくつもいわゆる「素朴派」を見ているが、どうもつかみどころが無くて困っている。アンリ・ルソーは非常にいい。カミーユ・ボンボワもなかなかいい。あとは……?

今回のモーゼスの方は割といいんだけどね、ボーシャンが困った。魅力が無いのだ。いや、悪くは無い。人物は稚拙ながら、色もいいし、構成も悪くないし、テーマも悪くない、でもね、なんかグッとくるものが無いんだよね。これは他の素朴派とか、あるいは多くのアールブリュットにも言えるんだけど、何か一線を越えてくるものが無いんだ。前も書いたけどアールブリュットでダーガーに匹敵するアーティストがなかなか出てこないのはなぜか? 我々のあるいは私の欲求の中に「純粋な欲求から生まれたものが素晴らしいものであってほしい」というのがあるんで、それで、アールブリュット展とか、行くんだけど、そうそう素晴らしいものにはめぐりあえない。簡単に言うと、大江光の音楽が心底素晴らしいものであると思いまた、そうあってほしい、んでCDを買ったけど結局てんで聴いていない。なーんかやっぱしつまらんのです。

グランマ・モーゼスは、思い出や実景を描いているように見えるが、実は違う。鳥瞰図が多いので、自分が素晴らしいと思うものを構成している。「いこい」なんて絵の鳥瞰は見事です。意外とアーティストですね。ボーシャンは……? いや、どう見ても、舞台美術にまでなってんだから、こっちの方がアーティストじゃないか? うーん、変だな。なぜだ? 私は意外と「プロフェッショナル」な要素が好きなのか……

月休8月31日まで。

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舟越桂 夏の邸宅(東京都庭園美術館)

一昨日行った。最近、氏は「スフィンクス」なる両性具有のヤツをよく作っているようで、今回も何体か出ています。メインのホールにある「森に浮くスフィンクス」。胸がデカいし、尻もデカいし、股間にゃしっかりブツがある、もんで、同じ両性具有でも四谷シモンなんぞが作る「どっちもない(みたい)」なのとは違うんだなあ。あとやたら首が長くて、革でできた髪みたいなのがくっついている。うん、愉快なものを作り始めましたね。

あとは代表作いくつか。やっぱり異形の人体ものがいいですね。「肩で眠る月」の頭にできた人面創みたいなのとか、「雪の上の影」は、二人が抱き合っている、ように見えるし、そういうものかもしれないが、やはり「首二つ人間」って感じで見た方が面白い。「見はらし台のスフィンクス」は頭の上に小さい人が頭を出しているこれも愉快だ。これのドローイングはちょっと笑っていてなかなかいい顔をしている。今回、彫刻と共にドローイングも出ていて、氏のやりたい感じがつかめて面白いぞ。「水に映る月」は妊婦かな。ちょっと違う感じだなあ。妊婦は前にドンと出るんだよね。この彫刻は横にも出ているんだな。背中にゃ翼みたいな手。あと、今まで入ったことの無い部屋があって、そこに「遠い手のスフィンクス」があるぞ。見落とさないように。

2階、ホールにある「風をためて」うむ、いいね。無表情ながら感情がある感じがいい。浴室にある「言葉をつかむ手」はストレートに女性像。背中にゃ手のような翼というか翼のような手か。肩翼。最後にある「戦争をみるスフィンクスⅡ」うーん、歯を見せているが、嘆いているようにも、愚かな人間を笑ってるようにも見えるいい顔をしている。

アールデコの邸宅に、意外とマッチする舟越。おすすめしちゃうぞ。第2第4水休。9月23日まで。

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2008年8月13日 (水)

Alternative 3

2年前に結成し、L@N Akasakaでたった一度のライブを行い、その場にいた観客を仰天させた(かな?)幻のユニット、「Alternative 3」がついに再起動! 北村守通(Vo.)、大西ようこ(Theremin)、紀ノ川つかさ(DTM,Reading)というメンバーなのです。

……いや、前から再開しようしようと思っていたら、北村さんが高知に帰ってしまったのですが、この度、4日ほど東京に来るというので、もはやこの機会は逃せないということで、スタジオを予約して、本日、声を録らせてもらったのです。全て北村さんの作品で、これらは打ち込み音を加え、さらにようこさんのテルミンを加え、作品となって完成するはずです。

朗読詩人は数あれど、北村さんの歌唱を交えた独特の世界は、他の人には決して真似できないし、非常なポエジーとポテンシャルを持っていると思う次第です。北村さんが「引かせ王」だけに登場していたのは今となっては大変もったいない。今彼は「詩のボクシング」に挑戦しているのですが、ぜひ勝利していただきたく思うのです。

さて声は録ったが、どう音を作っていこうかな……まあ、作る側としては、ここが一番面白い……

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2008年8月11日 (月)

スカイ・クロラ

見てきた。押井にしてはあまり難解じゃなかった。しかし、前の「攻殻機動隊2.0」と同じく、3-DCGと2-Dアニメの混在がちょっと困っている。Production I.Gがかかわるとみんなああなのか? いや、だいぶマシになるように工夫はしていたみたいなんだけどね。それにしても豊島園という場所柄なのか客が少なかったねえ……会場も小さかったし。いやいや「ポニョ」は入ってたようだな。

豊島園行きの西武線が最悪で。行きも帰りも目の前で出て行って15分たっぷり待たされた。練馬乗換えだけでいいじゃないか。車両を少なくしてさ、もう少し本数出してくれよ。

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2008年8月10日 (日)

対決 巨匠たちの日本美術(国立博物館)

ハシゴした。まだ午前だったしこっちも入場制限とかしていなかったんで入ったが……フェルメールよりはるかに混んでいた。それより一番の計算違いは、1組1作品ずつかと思ったんよ。そういうのもあったが、いくつも出ているのもあるんで、こりゃ混むよなあ……
そんなわけで、疲労も手伝ってちゃんと見てないのも多い。

運慶 vs 快慶 仏像は分からん。
雪舟 vs 雪村 観たのがいくつもある。あのほら、国宝のヤツとか。雪村「蝦蟇鉄拐図」は面白かった。
永徳 vs 等伯 あ? 覚えてないや。狩野派とは合わねえ。
長次郎 vs 光悦 茶碗も分からん。
宗達 vs 光琳 おお、いいね……いかん、メモの番号が、これ音声ガイドの番号じゃねーか。とにかく宗達の、シンプルな現代アートみたいな絵、異様な松の幹、光琳のデザイン化された無数の波の形状、胡粉盛りの立体的でかるデザイン化された花が冴えている。この対決は俺好み。
応挙 vs 芦雪 悪くない。子供を連れたママさんが、応挙の「猛虎」を見て「ほら、にゃーにゃーよ」と言っていた。間違っていないが、応挙はもっとニャンコニャンコした虎を描くぞ。芦雪もよかったが覚えてないや。
仁清 vs 乾山 乾山は「尾形」乾山なので、私の興味ありの「琳派」なんだけど、器だよな。疲れたからいいや。
円空 vs 木喰 分からんちん。
大雅 vs 蕪村 頭に入らん。リポビタンDくれ。
若冲 vs 蕭白 今回私の最も「いい対決」。若冲の「石灯籠図屏風」なんと陰影が点描法! この人はなんなんだ。「旭日鳳凰図」のキラキラと緻密なこと。これは凄い。しかしさらに「仙人掌群鶏図襖」あああっ! 鶏だわっ。フェルメールのディアナの絵と同じぐらい性的に嘗め回すように緻密、かつどんな姿態も羽一本も逃さないで描いているこの鶏を見るがよい。フェルメールの光線オタっぷりも凄いが、我が国で彼に匹敵するのは、まさに、この、伊藤若冲をおいて他に無い。いや蕭白も、もちろんいいですよ。あの顔、表情、でもね、なんかこれ「カウンターカルチャー」の凄さみたいでさ、若冲の「正攻法」には叶わないと思うんですよ。
歌麿 vs 写楽 全部見たことがあるからいい。
鉄斎 vs 大観 大観の絵はバカだが今回は徹底しているので結構好感が持てる。正統的な日本画だと思って見るからなんじゃこりゃと思うのであって、日本画の手法で描いたけったいなアートとしてみれば結構面白い。ごめんよ大観。今までダメな絵だとさんざん書いてきたな。

8月17日まで。見ごたえあり、全ての対決に興味がある人はいないと思うが、もしいたら単なるミーハーだと思う次第です。

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フェルメール展(東京都美術館)

国立博物館の「対決」を観に行こうと朝イチで出てきたが、一応こっちの様子を見てみると、入場制限とかではなく、なんとなく空いてそうだったので駆け込んでしまった。とにもかくにも、一目散にフェルメールのお部屋に行ったりした(時間が経てば混むだろうということで、フェルメールだけっきゃ興味が無いということではないぞ)。

でもまあ、順序どおりに書くと、まず17世紀前半の、デルフトの建築の絵とかが並んであったりする。当時、教会などの建築内部を描くの発達したそうで、そこに入る光を描写するのがイケてるってわけ。フェルメールもそんな流れの先にあるんだな。先にフェルメールを見てしまったのでハウクヘーストってな人の絵を見ていると、やっぱり光の処理が甘いなあ、と感じてしまう。それから、カレル・ファブリティウスという人がデルフトスタイルを生んだ一人だそうだが、なんかよく分からなかった。それより次の、ピーテル・デ・ホーホ。なんだーフェルメールをパクりやがってー……じゃないよね。同時代なんだから、あと、こっちの方が多作で、デ・ホーホ派って感じで影響を与えたらしい。「訪問」なんて絵を見ると、やはり左からの自然光の絵。しかし、やっぱフェルメールよりスキが多い、窓も床も壁も、フェルメールの狂ったようなこだわりのあとでは物足りん。あるいは、フェルメールを引き立てるため、わざとイマイチなのを持ってきたかも。うん、でもそうも思えんなあ。

それで2階に上がって、ここから御大登場。今回珍しく年表とか見ちゃったが、なんと子供が11人もいる。しかも「子供を埋葬」とかが3回ぐらいあって、15人? さて、絵を見てみよう。「マルタとマリアの家のキリスト」意外にも大きな絵だ。別にこれはフェルメールでなくてもいい感じ。次の「ディアナとニンフたち」これも同様なんだけど、見ているとどうも美人画群像みたいだ。性的な感じがする。本当は「水浴のディアナ」とか描きたかったんじゃないのか。でも妻ともどもカトリック「ヨハネス」フェルメールとしては、そういうエッチな視点で描けないのでは。そして、解説にあったのは、フェルメールの絵のモデルは女性一人とかが多かったりすること。女性の内面まで描いた、とあった。しかし、それは歌麿が遊郭に入り浸って女性の仕草内面まで描いてかつ美人画という、あれと同じではないだろうか。要するに子供が十何人もいるってのはクリスチャンだから避妊とかしなかったわけで、芸術的に強いこだわりを持つアーティストは概ね性力も強いのだ……と思った次第です。フェルメールと歌麿が似てるなんて、どこの美術ガイドにも書いてないだろ。「小路」うーん……これはどうでもいいや。「ワイングラスを持つ娘」ポスターにもなっている目玉の一つ。しかーし、なんとポスターの方がコントラストが強く色も深く調節されているので印象がいいという困りもの。この絵は近くで見ることをお勧めする。窓のステンドグラスや、白い容器のテカっぷりがいいぞ。「リュートを調弦する女」うーん……シブ目の感じ? 「手紙を書く婦人と召使い」おおっ! これは今回最も凄い。いや、今まで見たフェルメールの中でも最もいいっ。まさにフェルメール様式がバッチリキマっている。前にある黒いカーテンの効果、窓の光、カーテンを通した光、テーブルクロスに回り込む光、手紙を書く人物を照らす光。それによる人物の存在感はどうだい。どれも全くスキが無く緻密。まさに自然光オタク!(しかし、あとでこれに等しいこだわりを、本日全く別の場所でもう一つ目にするとは思っていなかったがね、ふふふ)。最後「ヴァージナルの前に座る若い女」うん、小品だ。

3階(正確には2階ですよ)。その後、フェルメールよりもデ・ホーホのがんばりで室内光の絵が続く。ヤコブス・フレル「子供と本を読む女のいる室内」。エマニュエル・デ・ウィッチ「ヴァージナルを弾く女」みんながんばっている。

月休12月14日まで。私は「手紙……」の絵でごはん3杯いけるぜ。

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2008年8月 8日 (金)

フェルメール展

行きたかったが行きそびれた。金曜は夜8時までやっているのだが、定時退社できなかったのです。休み前はなんだか忙しい&暑くてバテた。

そうそう、昨日、品川駅構内で暑い中、敷物を敷いて弁当食っているかあちゃん&子供4人ぐらいがいた。人もガンガン通る駅構内だよ。なんかヴィジュアル的にすげえ。でも店に入るとそれなりに金かかるからなあ……いやいやでも駅構内だぞ。

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2008年8月 6日 (水)

むぁいにちむしあ゙ぢ~

気温はそこそこなのに湿度がバカぢぁなかろかというくらい高い。一昨日は冷房無しでも寝れそうな気温だったんで冷房切っちゃったが、結果汗だく不快眠れん&子供が泣くという事態になりやむなく冷房オン。それでも朝はモーローとして出社して帰ってもモーローとして夜10時ごろ子供と一緒に寝たらそのまま朝まで起きれなかった。

たまーに新聞を見ると投書欄によく「うちは冷房も扇風機つかいません」という、なんていうかな、エコ自慢? 節約自慢? いや健康自慢か? いやいやあれはもっと日本人の気質であるところの「耐えてます自慢」ですかね、とにかく何らかの自慢であろうと思われるのがよく載ってる。曰く、「冷房は体質に合わないから」 ん~ ほんとか~? 体質に合わないなんてのは口実で、本当は耐えて苦しむんでそれを自慢するのが好きなんだろ~

いや、まあそれでも私だって夏は暑いものであるからして、そんなに冷房ガンガン使いたくはないんだけどね、電気代ももったいねえべ。でも最近の気候はなんか度を越してるんだよね。そうそう一昨日だって扇風機回してたんよ。でもじぇんじぇん涼しくない。風が当たっているのになぜだ? 湿度が高いので気化熱を奪うどころじゃないんだな。ありゃかえって健康に悪いべ。そんなわけで、今も冷房中。あー、そうね、除湿が使えりゃいんだけど、なんかウチの除湿機能って、冷房より寒くなるんだよね、なぜだ?

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2008年8月 3日 (日)

乙女のイコン展(弥生美術館)

ベストオブ乙女画みたいな企画……とはいえ、ここは作品展示よりも「挿絵画家という偉大な人達がいた」という紹介が中心だったりする。今回の「乙女のイコン」というのは少女雑誌に載っていた、読者向けの憧れの女の子達の絵であって、浮世絵の美人画とは違う……んだけど、なんか元をたどれば同じって感じがします。概ね個人個人の紹介。

まず竹久夢二。美術分野でも評価されているのはこの夢二と、蕗谷虹児ぐらいか。夢路は日本画で優れたのを残してはいるが、挿絵の乙女となると、なーんかヘタウマっぽいのが多い気がする。というか、なんですかね。アンニュイってんですが、この頃の「抒情画」は概ねアンニュイですが、ことさらそれが強い。あと、実は本のデザインなんかにも凝っていたりするんだけど、それと乙女の絵とは別。
次、高畠華宵。この人がいなけりゃ私は抒情画に興味は持たなかったであろう。造形的に理想化された人工美の極致である「美人画」を描く。「魂の無い人形みたい」と評されることもあるだろうが、魂が無いわけではなく、当時の理想に燃えた少年少女の魂そのものであったに違いない。
蕗谷虹児、パリに行って、アール・デコにも手を出したデザイン系。雰囲気は大人っぽい。
加藤まさを、丸顔系で親しみやすく、近所にいる感じでもある。詩も書いていたし、ファンとも大いに交流したらしい。
須藤しげる、日本画系か。
あと女流で何人か紹介。

こうしてまとめているのは、自分でも誰がどういう感じ、というのをまだほとんど認識できていないのです。何か、どれも同じに見えてくることもありますな。
1階の出口付近に各人の描き方の変遷、目の表現を中心にまとめてあります。面白いです。でも顔ってのは目だけ見てもよく分からんなあ、というのを再認識した感じ。

2階、松本かつぢ、アンニュイなのは描かず、明るく健康的な娘達を描く。少女が一人、ギターを弾いているのがあり「ああ、いいなこういうの」とか思ったりした。時に大いにハマる絵を描くが、本にあった女の子キャラ「クルミちゃん」の造形は全く好きになれん。
中原淳一、3階には特集もある。これまでの全ていいとこどりしたような万能の絵を描く。乙女のカリスマといえば、夢二も華宵でもなく、やっぱりこの人だなあ、という気が最近はしている。少女雑誌をいくつも創刊したりしたいい意味での少女崇拝者。華宵と違って内面も描けるが、造形が崩れたりしない。男好みにもならず、かといって何も知らない女の子というわけでもない、その微妙なところを描ける。3階に彼の言葉も紹介されていたが、面白いのは「愛情を注ぐことと甘やかすことは違う」というような言葉があり、厳しい環境で育つ方があとで光り輝くのだ、みたいなことを言っている。うむ、そうか、そうなんだな。
あとは、内藤ルネが子供向きだったり、藤田ミラノが大人向けみたいだったり、何か雰囲気が二分してくる。

夢二美術館「子供の世界」もやってるよ……あまり見てない。

月休9月28日まで。

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2008年8月 2日 (土)

あかつかし

赤塚不二夫氏、死す……うーん、実は同時代体験というのがあまり無くて、天才バカボンはテレビでやってはいたが、あまり見てなかった……それより実家にニャロメの宇宙だとか数学だとか、そういう教養マンガみたいなのがあって、それはよく読んでいました。

赤塚漫画の顔で長年の疑問があり、あの口の中にあるハート型のもんは何ですかね? 舌ですか? のどチンコですか? でも口と連続していることもあるし、色を付けると肌色で塗られるんだよね。しかし口の一部にしても変でしょう。でも、あれがあると何か顔の造形が安定するのが不思議だな。

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2008年8月 1日 (金)

コロー - 光と追憶の変奏曲(国立西洋美術館)

ここ3日ぐらい講習に出ていて終わるのが早い……んで、行ってきたんだ金曜は8時までだど。

最初に「初期の作品とイタリア」コーナーで初期の絵が並んでいるんだけど、写実バリバリでモネの若い頃みたいなうまさがあるね。しかし「ヴィル=ダヴレー、牛飼い女のいる森の入り口」で早くも「コローらしい」森の風景となってくる……ってコローがコローらしいのは当たり前だが。まあ、あとは普通。人物が4枚あるけど、うーん、一番右のがまあよかったが何だっけな。

次「フランス各地の田園風景とアトリエでの製作」コーナーだそうで、この辺から例のフォンテーヌブローとか出てくんだな。先のヴィル=ダヴレーも何枚もあって、これは親父の別荘があったとこなんだって。ここでは「大農園」という絵が良かったね。理想風景っぽい雰囲気。変な絵があると思ったら、なぜかシニャックが混ざっている。時々影響受けた画家の絵が入ってて「ん?」とか思ってしまうな。あとはなんだ「ヴィル=ダヴレーのあずまや」で縦長で風景なんだけど珍しく人物が点々と……って他の絵にも人物いるやん。でもこの絵は黒い影みたいで。表現は違うが、雰囲気はアンリ・ルソーみたいな感じだな。それから「ホメロスと牧人たち」でいよいよ神話めいてきますよ。この辺が私が好きなところですな、単なる風景だけだと飽きてくる……って実はこの辺でもうどの絵も似たような印象なんだよね。

「フレーミングと空間、パノラマ風景と遠近法風景」コーナーって、うーん、そのままだな。何があったっけ、ドランの絵とか混ざってたよな。セザンヌもあったね。こういう、印象があまり無いってことは、やっぱり手法を紹介するだけのコーナーだったのかなあ、という気がします。

「樹木のカーテン、舞台の幕」コーナー。コロー、実は舞台にこだわってたとかなんとかで、でも絵は森の風景なのね。樹がカーテンみたいに左右前景にきているってわけ。それと、それを真似したモネとか。モネがマネとはこれいかに。いやいやとにかく、このコーナーは色んな画家が入り乱れててややこしい。コローの絵では「傾いだ樹」の白い空を背景に逆光ぎみに木々を描く、のはストレートにいい感じの表現ですな。あと、シスレーの何か暗い絵とか、モンドリアンのモンドリアンらしくないフォーヴみたいなのとか、ゴーギャンの並、ピサロは結構良かった、ルノワールのよくわかんないのとか、いろいろ。

「ミューズとニンフたち、そして音楽」コーナー。コローの人物画、今回の目玉もこの中にあるんだ。ここが最も新鮮で面白かった。意外と人物描いてんだなコローたんは。「本を読むシャルトル会計士」という渋いのもあるが、「マンドリンを手に夢想する女」とか「エデ」みたいに叙情的なのが多いね。しかしポスターになっている目玉の「真珠の女」うむむむ、これだけは妙にきっちり描いているぞ。解説によれば、コローはこの絵に非常に愛着があって決して手放さなかったんだって。うーん愛着……そうかな。なんかこの絵はコローらしくないんだよね。これはコローがモナリザみたいなのをやろうとして、モデルにも同じポーズを取らせている……んだけど、描写が他と違うので、うまいとかきれいとかより、なんか実験的に見えるんよ。つまりこれを手放さなかったのは、純粋に絵画的な理由で、完成されてないからじゃない? モナリザになれなきゃ完成は無いんだから永遠に完成は無いと思うんよ。しかしながら挑戦の結果というか、過程というか、愛着といってもそんな理由で手放さなかったんじゃないかなあ、と思った次第です。さてさて、ん? なんだアングルまで持ってきたのか? と思ったら「水浴するディアナ」でした。うん、うまいな。これは裸婦ながら「コローらしい」人物画になっているな。あと最晩年の「青い服の婦人」も傑作と見ていいでしょう。他にはマティスとかの絵があります。

最後は地下に行って「想い出(スヴニール)と変奏」。想い出を基にアトリエで作った風景画によるクライマックス。どれがいいかな。うん「ナポリの浜の想い出」がいいね。でも西美が所蔵してやんの、ありがたみがないなあ。

風景はまとめて見たところで、どれもそう変わらない。でも人物画はなかなかいい。うん、意外といいぞ。月休8月31日まで。

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