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2009年2月22日 (日)

十二の旅:感性と経験のイギリス美術(世田谷美術館)

ここと府中と川崎太朗は駅が遠くて駅からも遠いので、行ってると丸半日がかり。はい、英国美術ってなんか知ってるようで知らなかったりする。誰が英国人かよく分かってないんです。ブレイク、ターナー、コンスタブル……あとは誰だ?

はい、今回の展示は12人(組)がテーマを旅に作品展示よ。

1.コンスタブル。版画がずらずら。メゾチントって技法で作ったんだって、版画かってヴァカにしてるとこれがなかなかコントラストの強い、版画ならではの奥深い表現で、いいぞ。油彩も2枚ばかりあったがイマイチだった。でもバルビゾンとはやっぱ雰囲気が違うなあ、と思ったものです。
2.ターナー。これも版画。半分幻想っぽいのがよい。油彩もあって、「タンバリンを持つ女」はなかなか例のターナーのもわっというかぶわっとした風景だ。
3.チャールズ・ワーグマンは江戸末期の日本に旅して、油彩を残した。当時の日本風景が写実的な油彩で残ってて驚きだ。「宿場」なんて、おお、こんなんだったのか、という感じ。でも「富士遠望図」は、写実的過ぎて、北斎や江漢などにはかなわない。富士は崇拝できる「霊山」だったのだ。その辺が入ってないのじゃ。
4.バーナード・リーチ。はて、名前はよく聞くし、見てもいるんだが。器作っている人です。
5.ヘンリー・ムーア。象の頭蓋骨スケッチが面白いぞ。ムーア作品そのまんまみたいで。
6.ベン・ニコルソン。抽象画。うむう……
7.デイヴィッド・ホックニー。ほほー、あなたは英国人でしたか。アメリカンかと思ってた。浮世絵っぽい作品でがんばっている。でも、浮世絵の方がよい。ウェザーシリーズはそれはそれでいいが、「島」はまだまだって感じだな。
8.アンソニー・グリーン。歪んだパースの効果は遠藤彰子先生みたいだけど、キャンバスの形が自由で、人物が中心だ。なかなか面白いよ。
9.モナ・ハトゥーム。映像作品。母からの手紙を読む。ちゃんと見てないっす。
10.ボイル・ファミリー。家族だよ。地図にダーツを当てて当たったところの地形を正確に作る活動。ん? 本当にダーツ使ってるか? 行けないところとか、あると思うが。この展示では広島の道路と、富士山麓の泥だって。ダーツが樹海に当たったらどうすんじゃ。
11.デイヴィッド・ナッシュ。落ちてる木とかを使って。作品を作る。木といっても木片じゃなくて、デカいの。幹を二つに割ってハシゴとか作っちゃう。制作絵日記あり。
12.アンティ・ゴールズーワージー。自然物にちょいと手を加えてレイアウトすると、まるで美術作品になるってのをやっているひと。紅葉の葉を並べて、色でグラデーション作ったり、たくさんの黄色い葉で石を丸ごと包んじゃうとか、いやいやどれも面白いぞ。制作方法、過程がそのままタイトルになってます。

3月1日まで。

あと常設展(収蔵品展)が難波田史男展。難波田龍起の次男だって。なんか絵の雰囲気は雰囲気はアールブリュットみたいで、洗練を嫌がって乱れのたうち荒々しい。うーん、オレ好みじゃないんだけどね。32歳で亡くなったそうです。

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2009年2月20日 (金)

きんちょうのひととき

ひさびさに夜のオープンマイクに参加。新大久保にある「地獄酒場」という名前は凄いが一応普通のバー(?)が会場。CD音源に合わせて「俺の頭もよくしてくれ」をやる。割とうまく、できたと思う。CD「TECHNOCAT」を5枚持っていって希望者に配ったらたちまち無くなった。うん、売ったわけじゃないの。大盤振る舞いであげちゃったのですよ。原価500円かかってんだから捨てないでね。梅島では慣れていてほとんど緊張しないんだけど、今日はひさしぶりに緊張したねえ。そうは見えなかったかもしれないけど、やる直前まで緊張しまくってました。でも、それがいいのだ。緊張すればするほど、それを打ち破れるテンションが生まれてくるのです。緊張しなくなって、パフォーマンスがダレてしまうことが一番怖い。そんな状態では、よりよいものは生まれないだろうからねえ。

他の人の朗読を聞くのも、あまりイベントに行けない今では貴重な機会。やっぱり場数を踏んでいる人はうまくなっているし、新しい人も出てきている。うーん、さて今度はいつ行けるかな。

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2009年2月15日 (日)

昨日今日

昨日のヴァレンタインデーは、男とデートしていた……ってかまあ久々に友人と飲みに行き、野郎2人カラオケ。懐メロ炸裂。もはやアラフォーは新しい音楽についていく気力なんてないんよ。

うん、でも流行歌の歌詞なんて時代時代でそう変わるもんじゃないでしょ「会えなくて切ない」とかさ、そうなると音楽そのものが今風かどうかってことか? いや、わしらの世代は、テクノポップっちゅうものがあってな、テクノロジー進化が音楽の進化であった時代っていうか、ああ音楽は進化してるんだなあ、ということを肌で感じられたんよ。今はどうなんだ? 歌は世につれと言うが、音楽が進化しているっていうのを感じられているのか、あるいはその必要なんて無いのか、まあ、そういう進化を感じられたってだけでさ、うちら世代は徳をしたと思っとるの。

今日は梅島のオープンマイクに。もはや参加してるのはこれだけか。ああ戦線復帰はいつなのだ。8月(の重大イベント)向けてリハビリが必要だ。今日は絵本を使っておふざけをした。

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2009年2月10日 (火)

できんなあ

まだもったいぶって書かないが、ある目的のために新曲を作っている。頭の中ではこういう感じ、というのができているのだが、なかなか思い通りに行かない。音楽理論でも分かりゃあいいのかもしれんが、そんなのは無いので、ピアノロールで和音を組んで再生してこりゃ違うとかやっているのです。それにしても、メロディだけでなく、編曲をして初めて音楽ってもんが完成するんだよね。あと……子供が寝ている部屋で電気もつけないで作業するのは、いつ起きちゃうか分からんし、落ち着かないねえ……

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2009年2月 8日 (日)

元永定正展(損保ジャパン)

抽象画だけど、子供向きのもあり分かりやすい。最初の部屋では「流し」という、絵の具を流して描く方法での抽象画、その後、アクリル絵の具を使って鮮やかで明確なイメージを絵を描き始める。人の顔のようなソラマメみたいな形のもんが多発するが、ありゃマスコットかな。タイトルも「せんがおおゆれ」とかひらがなになっていて、子供にも楽しめるぞ。ミュージアムショップのところには絵本も売っているしね。うん、絵本を見れるコーナーが欲しかったな。靴を脱いで上がれてまったりできるような場所。
月休2月22日まで。

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2009年2月 1日 (日)

加山又造展(国立新美術館)

琳派の末裔だと思っていたんだけど、いろいろやってる人であった。最初の雪月花はバリバリ琳派作品だけど、最初のコーナーはずいぶん違う。動物画いろいろ。手法は日本画ながら、洋画の作風というか、絵の作り方をいろいろ模索している。「黒い鳥」の運動を示す線は未来派風、「月と駱駝」はシュールレアリスム風景か、「冬」のカラスは北斎か、「キリン」はベルナール・ビュッフェでしょう。あと、動物の体色がフランシス・ベーコンの崩れ顔みたいなのがあったが違うかもしれない。

次のコーナーが琳派作品なんだけど、解説には「琳派」とは書いてなかった。「千羽鶴」とか「春秋波濤」なんて、「REMIX尾形光琳」みたいじゃんねえ。そういえば、シャーペンでメモっていたら、鉛筆を使えと言われた。おいおい全作品ガラス板でガードしてるじゃねーか。規則はイヤだねえ。

裸婦のコーナー。相当気合入れて描いてたそうで、又造の裸婦は結構有名なんだって。見たところどうも、「美術」や「芸術」と言ったお上品なものではなく、さりとて「劣情をもよおす」ようなエロエロ作品でもなく、そのギリギリの間を狙ったのかな、「習作」と名づけてエロエロいや色々試していたようです。日焼け肌の水着のあとなんてエロ組じゃないか。思ったような効果が無いので「習作」になっているのかな。同じ「習作」でも黒レースは正式作品に採用された。

花鳥画のコーナー。「紅白梅」なんて見ると、いいんだけど、光琳以外のなにもんでもないので、いかに光琳が凄いかってことになるよな。「牡丹」とか「満月光」は初めて見た。

水墨画コーナー。「風」の鳥はですね、ほらあいつ、あれあれあれ度忘れしたぞ。ググって思い出す伊藤若冲だ。あの人の鳥か見ちゃうともうダメだ。誰も勝てない。でも風景「月光波濤」とか結構イケる。山の作品も良いね。うん、これらの絵に色が付いてたら、多分つまらんでしょう。龍の絵はイマイチだ。北斎の方がうまい。

あと工芸品とかで終わり。

火休3月2日まで。「琳派」としても分かりやすい作品だぞ。

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