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2009年4月29日 (水)

日本の美術館名品展(東京都美術館)

フェルメールと阿修羅の陰に隠れて目立たないが、割と好企画であろうこの展示、文字通り日本の美術館から名品を集めている。点数も多いし結構見ごたえあるぞ。

西洋絵画と彫刻からスタート(彫刻はてんで見てません)。最初の絵はドーミエのキホーテとサンチョで、手堅い。次のミレーの「ポーリーヌ・V・オノの肖像」は目玉の一つ。ミレーらしからぬかっちりした描き方が新鮮だ。岸田劉生かとかと思ったぜ(全然違うか)。次のクールベの「嵐の海」はいかにもクールベらしい曇り空と荒い波。ゴッホ「雪原で薪を集める人びと」は珍しく働く人びと……いや珍しくないか、初期はこんなのばっかりだし種まきとかあるもんな。何かゴッホっぽくないのは雪景色だからかな。それからルノワール、ピサロ、モネ、セザンヌ、ルソー、いずれも並……といっても別にヘタとかではなくて、いかにもその画家であるところ普通の絵です。ルドン、ん、こんなんかな。はいジェームス・アンソール「キリストの誘惑」もうアンソールの油彩ってだけでありがたがっちゃうぜ。でもいいよね、この絵は。いいだろ色彩とか。ドニは美人画風。次のボナール「画家の妹」も目玉の一つみたいだけど、うむ普通だ。

次の間、ドラン、カンディンスキーは並。シャガールの「山羊を抱く男」は再会。いい絵だぞ。次のシャガール「オルジュヴァルの夜」は男女もの。アニヴェルセルが飛びつきそうですなケッケッケ。エゴン・シーレは大作だが普通だ。ピカソは3つぐらいあるがまあまあです。ピカソ展とか見ちゃうとね、もっとすげー絵があるもんね。キスリング……悪くないがもう少しいい絵があるよな。ヴラマンク「雪」。私はヴラマンクってもっと有名でいい思っとります。この荒い描画でリアルな景色と奥行き、深い色彩を表現するって凄くねえ? ゴッホは平面的で色がトチ狂ってるからウケてるのかもしれないが、ブラマンクのリアルさと深みももっと注目してほしいっすよ。次、ルオー……パナソニックにゃかなわんなあ。エルンストはイマイチ。ピカビアは絵自体が珍しい。ダリ、中の上ぐらい。ミロは普通のミロ。デルヴォーの「海は近い」は再会。これ姫路のなのね。埼玉県立近代美術館が持ってるのかと思った。

ウォーホル、クライン、ホックニー、フォンタナあたりの展示は、現美の常設程度……っていうかあっちの方が数があるじゃないか。

2階に上がって日本の。由一からスタート。山本芳翠の「裸婦」が有名な……って。ありゃどんなんだっけな覚えてないや。あと黒田とか。高島野十郎の「蝋燭」が一つあります。うむむ、三鷹の個展でもっとちゃんと見とくんだった。あとは……なんかズガッとくるヤツはいないのか? うむっ、こいつはいいぞと思って名を見たら「村山槐多」おお! 「自画像」だ。先日「槐多の歌へる」という詩文集を買ったところだよ。20歳の時の自画像だって。激しさがありあり。ただものじゃないよな。天才だよな。惜しい人を早く亡くしちまったな。藤田嗣治「私の夢」裸婦+猫(などの動物)という得意の作品は輝いているぜ。隣の大作「アントワープ港の眺め」は……大画面なんだけど、ちょっと変な感じだ。実験作品かな。フジタは時々ヘンなの描くからなあ。佐伯祐三があるけど並。うーむ、またズガッと来るものが無いぞ。小磯良平はうまいな。香月泰男って人の「涅槃」はやや不気味だけどいい感じだ。うーむ、難波田龍起がある。この人はオペラシティでもう見飽きたと思っていたが、他の画家と並べてみると結構いいな。ええと、山下菊二「父はは」シュールで面白いが、この手なら中村宏が好きだな。

3階。まだあるの。日本画。出た、横山大観「春雨 秋雨」。あいかわらずヘタクソだなワッハッハ。左のもみじはともかく右は何を描いたのか分からん。隣の「朧夜」は……普通にうまいや。甲斐庄楠音「横櫛」再会だと思う。ちょっと怖い日本のデロリン系だけど、絶妙に美人でもあるのが魅力だ。片岡珠子。なんちゅーか、この人の作品だけを見ているとどってことないんだが、こうして他の作家と並べてみるとなんじゃこりゃ的に目立つ。

版画のコーナー少し。出る人が出ている感じ。

はい、5月末で展示替えもあるのね。月休7月5日まで。西美のルーブルと阿修羅が終わらんうちに行っといで……でも、このレベルだったら国立近代美術館の常設でもいいと思うが。

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2009年4月26日 (日)

こどもぶゎんぐみ

戦隊物の「なんたらジャー」というのは、なぜ毎年毎年出てくるのか、というと、人気があるからではないのだ。あとかつての「セーラームーン」から今の「プリキュア」までの女の子ものもしかり、いやもちろん子供が喜ぶ要素も持ってはいるんだが、それより「定常的定期的に利益が得られるビジネスモデルとして成立している」からというのが大人の事情を分かった上での最大の理由であろう。子供と一緒に見ているわけだが、各メーカーとのタイアップぶりは恐るべきものがある。しかもアイテムは多ければ多いほうがよい、というので戦隊ものなら合体ロボが出るし、「プリキュア」なんぞケータイ型のアイテムから、さらにスティック状のアイテムが出るというキョーフの二段構えだ。番組内でアイテムを使い始める(つまり見せびらかす)ところがCGなのだが、これはCGの方が見栄えがいいから、というより、玩具設計用の3DCADデータを、番組CGに流用したと思われる。「伝説の戦士」のくせに量産に適したデザインのアイテムを使いやがって。番組開始と同時に、アイテム玩具が売られるのも、こうした番組制作側とメーカーとの共有データを使った同時進行(「コンカレントエンジニアリング」と言うのじゃ)のタマモノと思われます。買ってたまるか。

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2009年4月23日 (木)

まんぷくでござる

某カンファレンスセンターでセミナーを受講。後ろの席のメタボ氏と一緒だった。昼メシはヴァイキングで彼がガンガン食うのでこっちもついガツガツガツガツ。カレーから角煮から揚げ物からパンプディングまでやたらめったら食いまくり、食後のコーヒーが危うく飲めなくなりそうなほど満腹で、こりゃ午後のセミナーで眠くなるんじゃないだろうか、という不安。で、午後になったらなかなか調子がいい。そうか目一杯食えば返って意識が冴え冴えするわけか、と思っていたが30分ぐらい過ぎた頃、シャレにならないくらい恐るべき睡魔が襲ってきて、ミンティアの強力なヤツを貪り食ったが効くわけなく、ほとんど何も覚えていない。夕刻は今度は懇親会で、メタボ氏と懇親しつつ(つまり他の人とは全く懇親していないということだ)、前回同じ場所でやった懇親会で料理がすぐなくなったという学習効果もあり、ハナっからトップスピードでガツガツガツガツ。ターキーから白身魚からパスタからフィッシュフライからポテトまで酒もそこそこに食いまくる。わはははははーっ。食ったら懇親もせず早々に帰宅。

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2009年4月19日 (日)

さくや

昨夜友人と飲みカラオケにも行ったが、カラオケの方が長時間だったりする。40男二人だから懐メロばっかー……というわけでもなく、こっちは子供番組の主題歌とかそういう方面での新しいのも持っているのだ。「獣の奏者エリン」の主題歌、スキマスイッチの「雫」がまだカラオケに無いのが残念だ。あと池田綾子のみんなのうた「数え歌」も無かった。残念だ。「電脳コイル」のエンディングテーマ「空の欠片」があったので歌う。

妻子が実家に泊まってくれたので、今日は午前中に8月14日ライブの練習音源用の朗読部分の録音を行っていた。これでもうすぐデモ音源ができるのだ。完全新曲が1つある。イベントの一部参加と言うなかれ。来なければ次はいつ目撃するか分からないユニットなのです。

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2009年4月16日 (木)

おおさっか

朝8時過ぎ、新幹線の名古屋あたりにいたころ、ブチョからケータイに電話。「今どこですか?」もう大阪に着いたんだと。朝5時前に起きてヒコーキで来たらしい。営業所に着いたら「遅〜い」そんなんに付き合えんっつーの。
何社か集まってプレゼン。パワーポイントの字を丁寧に読むヤツとかいて遅々として進まん。いつ終わるのだ? 終わったら発泡酒と乾きものの懇親会。今新幹線。帰宅は11時過ぎの模様。アイス食いたい。

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2009年4月15日 (水)

しゅっちょおですと

明日は日帰り大阪出張。朝10時に大阪某所に来いとか言うのです。朝6時前にゃ家出なきゃいかんや~ん。同行のブチョは自分は5時前に出るとか言っているんだが、そんなハリキリ男につき合わせるのはやめていただきたい。新幹線が速くなったのがいいのか悪いのか、以前なら前泊でしかるべきですよ。午後にのんびり着いて翌日仕事ぐらいだったのになあ。

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2009年4月12日 (日)

忘れえぬロシア(Bunkamura)

国立トレチャコフ美術館展。ロシアに行ったことはあるが、ここは行ってない。うん、朝一番の10:00の開館を待って行ったんですが、行く途中にパチンコ屋の開店を並んでいる人を横目に見ていくわけです。けっけっけ、わたくしは美術鑑賞という高尚な趣味で並ぶんざます。パチンコなどという機械に遊ばれているだけの低俗な遊びじゃないざます、というお高くとまった鼻持ちならない態度が顔に出てしまいパチンコファンの罵声を浴びる……ということもなく到着。空いてた。

内容はロシアの画家ばっか。もちろん誰一人知らない……んだけど有名な人もいるのよ。最初はなんたらリアリズムとかいうコーナー(書き写すの面倒だ)。なんちゅーか、バルビゾンをもっと写実的にやったような感じか。ボゴリューボフってヤツの「ネヴァ河でのそり遊び」は大画面なのに、神話でも宗教でも歴史でも古代都市でもないので新鮮だった。大画面風俗みたいな感じか。プリャニシニコフってヤツの「空っぽの荷車」はなかなかいいが、叙情画家の挿絵をきれいにしたみたいですな。

次は日常の風景のコーナー。うーん、どってことない絵が多いが、そうだな、バクシェーエフってヤツの「ありきたりの日々」はアートっぽいでしょ。それからリアリズムのロマンのコーナー、クインジてヤツが富士山を描いている……というのは嘘だが、「エルブルース山-月夜」は富士山そっくりですな。どっかに「大観」とか落款が無いか探したが無かった。レヴィタンたんの「たそがれ-干し草」はまるでモネの「印象-日の出」である。どっかに「MONET」とかサインが無いか探したが無かった。それから肖像画のコーナーで、イワン・クラムスコイの「忘れえぬ女」が今回の目玉。ポスターより緻密で背景が淡いので、くっきりしている。ちょっと顔がデカいのは気のせいか。それにしても画家側から見上げているのは確かに珍しいね。身分の高い女かな。しかし、クラムスコイの他の絵は普通なので、これだけで有名なのかな。画家としてはレーピンの方が上の感じがする。そのレーピン「ピアニスト、ゾフィー・メンターの肖像」の何か言いたげな感じが良いね。

あとは印象主義など。そうだな、レーピンのファミリーものがいいな。1歳未満のガキンチョをだっこしている女がいたが、ガキンチョが騒ぐたびに結構激しく揺さぶっているので気になっちまった。ああいうのはやめた方がいいぞ。

6月7日まで。

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2009年4月10日 (金)

きがつきゃ

「文学フリマ」まで一ヶ月を切っているではないか。売り物はあるのだが、何かスペシャルなものを用意したいと思っていて多分出来ない。ここんところ、8月14日のライブの準備をしている……って、今からやってんのかと思うかもしれないが、何しろ自分の時間がスズメの涙程度なので、日々チョボチョボしか進まない。音源トラックに練習用の声を入れたいが、家で妙なマネをすると子供にパソコンを取られてしまう。いつ入れられるんだ? スタジオでも借りた方がいいか……

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2009年4月 5日 (日)

なんか発射

しましたね。とりあえず迎撃する事態にならなくて、よかったんじゃあないですか。しかし挑発が目的である発射に「挑発であるから遺憾」と言っても挑発に乗っているだけで、何かあっちの思うツボじゃあないのかねぇ。あちらとしちゃあ日本がギャアギャア騒いで、同盟国とか言っているアメリカが自分の方を向いて金出してくれるのを期待してるんじゃーないのか。あっちにとって一番困るのはアメリカが「衛星」を真に受けて、「あ、衛星発射ですか、そりゃごくろうさん、さいなら」と無視されるので。一方日本はアソーの支持率がヤヴァイので、ここは一つ挑発に乗っちゃって「バッチリ抗議をキメる」ことで支持率アップだぜぇ。国民を団結させるにゃ仮装敵を作るに限るんよ。そうだそのためにゃやっぱ人工衛星じゃ困る。ミサイルだよなミサイル。でもあっちは日本に騒いでもらいたいので、迎撃体勢を作っちゃうのもあっちの思惑通りじゃないのか。なんたって日本に知らん顔されるのは困るしー、だから多分日本が騒ぐまで「衛星」とやらを発射せずに見せびらかし続けたんでしょうなあ。どこかに書いてあったが、今回の件じゃ、日本と北朝鮮の利害は一致してるんだと。

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そんなわけで

「自己批判ショー」の舞台を見てきた。演劇で見ているのがこれだけというのは問題だと思うが、まあ面白いからいいではないか。コントでありながらミュージカルと生楽器使用のこだわりが凄い。がんばっている。

ところで北のミサイルだか人工衛星だか、とりあえず無事に上がっていただきたい。迎撃する羽目になるのは嫌だねえ。外したらみっともないじゃないか。それにしても「迎撃するな」と言っている連中はなんなんだ? 平和団体なら、まず平和を脅かすものに対して抗議をしていただきたい。一貫性が無いぞ。まーやつらにしちゃー中国韓国北朝鮮は、日本が迷惑かけた国として頭を下げ続けなきゃいけない相手なんだからナニやってもオッケーという態度で、そういう点での一貫性はあるのかもしれん。

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