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2010年3月29日 (月)

ツイッターってそんなにイイのか?

ツイッターに手を出してしばらく経つが、なーんかイヤだな。いや、いろいろ面白がって書いてはいるし、何よりケータイから即行で出せるのでまさにリアルタイムに呟けるんだけど、その場でちょろっと面白いだけで後に何も残らん。

私としては、美術展のリアルタイムレポートなどを期待して、フォロー相手を探してはいるし、何名かそれっぽい方をフォローさせていただいているが、結局自分と同じで日常のちょこっと呟きが大半だったりして、画面はそんなので埋まっていくのです。

ブログならまだまとまった文章にするものだし、有効なものはちゃんと情報源にもなる。でもツイッターはなんか違うんだよなあ。これはこういうもんだと言えばそれまでなんだけど、じゃあ、ツイッターをさもネットコミュニケーションの革命みたいに持ち上げてるヤツらはなんなんだ? 単なる新し物好きじゃないか?

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2010年3月28日 (日)

よこすかですか

そんなわけで前から行こうとしてた横須賀基地の桜祭りに行ったがもちろん目当ては桜ではなく、軍艦を見に行ったのです。小説ネタで、ちょっとスケールを体感しておきたかったのです。それにしても開始直後に行ったにもかかわらずえれえ混んでいた。入るのに手荷物検査があって、それに待たされ、軍艦は駆逐艦ぐらいのが2隻なんだけど、アメリカン軍艦が長蛇の列で1回40人ぐらいで入れ替え入場制限。とにかく長蛇の列が遅々として進まない。日本の自衛艦もあったけど、こっちはすぐ入れた。そんなに大きさも装備も、変わらない感じなんだけど、この差は何だ? 人気か? それから屋台のアメリカンフードもちょっと期待してたが、選択をやや間違えたようで、「チーズバーガー」が薄手のハンバーグとチーズをバンズで挟んだだけ。ソースとか塗ってなくて。ケチャップとかはてめえで付けるのである。そんなにうまいもんでもない。何しろ寒いので温かい飲み物は既に売り切れ。冷たい水を飲み、とにかく屋外ではみんな震えながら食っていた。あーそうそう、アメリカンピザ買ってた人が多かったよ。もう少し近けりゃ家に買っていくのだが。その後、基地を出て、三笠公園の戦艦三笠を見る。こっちの方が大砲などゴテゴテ付いていて、素人かイメージする軍艦らしい。ただ、日露戦争時代のもんなんだって。小説においては、このゴテゴテ系の巨大戦艦を出したいのだが、前時代的ではあるよなあ。でも男のロマンはやっぱ巨大戦艦だぜ。なんかヘリクツでもいいから、この手の戦艦を需要を作れないかな。

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2010年3月24日 (水)

こいぞらをよみおわった

一応書いとくが以降はネタバレになる。ともあれ、怒涛のクライマックス。いや、癌の恋人が死ぬのはサクッと(って表現もナンだが)死ぬのだが、その後のひたすら自分賛歌、というか、我が恋愛に悔いなしのポエム、というか、発見した日記で回想1回、名場面セリフを使って回想もう1回、想い出の場所に行って感謝感激感涙を山盛り、要するにおなかいっぱいだ。オレがガチョウなら肝臓がフォアグラになってる。

実話をベースにしてんだろうなあ、という不器用さというか展開の悪さがある。癌が発覚して、それまで別れていたのがまたくっついて、それから死ぬまでが1年以上あるもんで、だれる。涙腺を搾り取る目的で作ったんならちょっと期間が長い。あと、恋人との最後の愁嘆場が無いのは、多分実際に無かったんだろうなあ。

ここは作ってるなと感じるのは、最後に死に行く恋人の子供を宿すんだけど、その後のあとがきみたいなところでは、ひたすら亡き恋人とのことがどうたらとしか書かれていなくて、子供の存在が全く無い。いやー、こりゃ実際は子供いねえだろうなあ。子供がいたなら当然亡き人の面影を残しているだろうから、もっともっと存在感があるはずだぞ。ただ、この部分を作った、というのがミソではあるかもしれん。何ていうか、小説の中では願望を達成するというか。あと死ぬ前日の予知夢もストレート直球過ぎるが、これも作ってるだろ。

これを読んで思うに、実際の青春なんて実は爽快でもなんでもなくて、よくできた爽やかな青春小説なんてもんは、実は中年老人が勝手に美化しているところに共感させるためだけにあるんじゃないかってな。現在進行形のヤング諸君が共感するのは、実は「恋空」みたいに不可解で自己中心的で、人の顔色を常にうかがい、信じられるものがあるってだけで胸張れちゃう世界なんじゃないかな。

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2010年3月23日 (火)

ふじょうりきわまりない

中国でお世話になった関連会社の人が日本に来るというので、新宿で飲むことに(ブチョからの業務命令)。6時半にブチョが駅で待っているというので時間通りに行ったら、ブチョ曰く「相手は今新横浜にいて8時に来る」さらに「来るはずの一人が欠席」。なんだとぉ? オレはこれから1時間半もブチョと二人で過ごさなけりゃいかんのかい。ブチョの提案で飲むのを軽くすべくメシを食ってしまうことに。奢ってくれるというので、「ねぎし」の定食いただき。ヨドバシでだらだら無為に時間を過ごす。8時前になり連絡が来た「湘南新宿ラインが止まっているんだって。今品川」 なんだとぉ? じゃあ山手線で来るからあと20分ぐらいか。駅に行ったらなんと山手線も止まっている。ブチョ「あーもう中止だなあ」と言っておもむろに電話。ところがですよ「神田から中央線で向かってるんだって」なんだとぉ? じゃあ、ムゲに帰れないぢゃないか。それでやっと相手が来たのが8時半過ぎ。さっさと済ませましょうってんで、「東京カフェ」だったかな、そんなカフェテリア形式のところ。悩んで、選んで、取って、さあ会計して席に行くぜ「すいません満席です」なんだとぉっ! さすがにそこらじゅうのものを壊したくなるが一応我慢。結局違う店に入ったのが8時50分ごろ。10時近くまで飲んで帰宅。こんなはずぢゃなかった…… 

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2010年3月22日 (月)

「アーティスト・ファイル2010」(国立新美術館)

既に行ったルノワール展の混雑を横目で見つつ入館。今時おすすめの7人が出ている。

最初は南野馨で巨大立体もの。焼き物だって。うん、まあまあ。次の桑久保徹は、やや鳥瞰から地上を見て、地上にはいろいろアイテムがあって、場面がいろいろ変化するという、まあタンギーと束芋を足して割ったみたいなのか。同じ視点からというのは分かりやすくて面白い。

仰天したのは次の福田尚代。葉書の文字に刺繍、文庫本を切り刻んで刺繍、本のページを1ページの1行だけ残して全部折って、ずらっと並べる、とか。文庫本で彫刻とか、この文庫本に対するフェティシスティックなやり方、言葉へのこだわり、あとチマチマした刺繍やら「蓮」という字をデカいキャンバスにびっしり描くなどの力技がいい。これは一押しだ。

次のアーノウト・ミック。ビデオインスタレーション。空港の手荷物検査でぬいぐるみをバラすようなの。ただ、時間を変えて行ったら、全然違うものが映っていた。車が散乱していたり、空港職員が紙工作をしていたり、面白いが把握に時間がかかるので困る。次のO JUNは、うーん、デザインっぽいのとかあって器用だなあと思うがそれだけだなあ。斉藤ちさとは、気泡に魅せられ気泡を使った表現だけをする。気泡CGもあり、気泡いろいろ。気泡には向こうの景色が映ってて面白い。ただ表現としては、先の福田尚代ぐらいの病的力技が欲しい。

最後の石田尚志はアニメーション。部屋を舞台に抽象ドローイングが蠢き回るもの。ぼーっと見ていてもワクワクしてきていい感じだ。これもおすすめできる。

火休5月5日まで

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2010年3月20日 (土)

いちおうツィッターをはぢめている

とりあえず

http://twitter.com/tkinokawa

です。

知っている方のフォローとかこっそり勝手にしていたりしているんだけど、なんかこう、ジャンル分けっちゅうのか、美術鑑賞やっていますみたいな人の群れとかないのかな(美術展の混み具合とかリアルタイムに分かったらいいじゃん)。しかしまあこれが世の中を変えるんだぁ、みたいに豪語している人とか、いるんだけど、今んところそんなにすげーシステムとは思わないんだがのう。

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VOCA展(上野の森美術館)

誰かズガッとくるオモシロイ奴はいないのか……という期待。この手の展覧会は、先入観(ネームバリューな)を排除できるから割と好きだ。諸君も審美眼を鍛えるために、こういう若手とか知られざるアーティスト達の美術展に行くことを勧める。「ゴッホだからうまいだろう」なんていう先入観が我々美術鑑賞者の最大の敵でありましょう。

耘野善之のチマチマしたテクニックで迫ってくるのはいいね。長井朋子の、うーん、なんだこの色は。風間サチコは感じはいいけど、ちょっと衝撃が無いな。中村宏やタイガー立石みたいになってくれ。VOCA賞の三宅砂織のモノクロはちょっと目新しい感じがいい。清川あさみのキラキラあたりで疲れてきた。ハシゴだもんな。多和田有希の感じはいいが、そうか3枚同じか。坂本夏子のマンガっぽいというかなんというか、これも色はいいね。大野智史はもっとビョーキになってくれ。あかん疲れた。

3月30日まで。

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フランク・ブラングィン展(国立西洋美術館)

西洋美術館の松方コレクションの協力者にして画家にして、ウィリアム・モリス工房にもいた今話題の装飾系男子で、船員だったんだって。「アール・ヌーヴォー」って店の外観装飾壁画とか。「アール・ヌーヴォー展」のポスターなんぞを見るとミュシャみたいな感じなんだけど美人画じゃないぜ。

地下に行くと、大型の絵が並んでいる。うーん、どういう部類なんだこれは? 中世ヨーロッパの絵をセザンヌみたいに描いた感じか? あー、でも船員だったから、船の絵はいいね。「海賊バカニーア」は代表的傑作なんだって。ひるがえる真っ赤な旗が鮮やかで冴えている。筆遣いは荒いがフォーヴとは違いますな。なんだ? やっぱりセザンヌじゃね。背景が空かと思ったら町か。隣の「海の埋葬」は色を抑えていて、普通にいい感じの絵になっている。あー、なんかヴラマンクの絵が見たくなったな。「りんご搾り」は場所が森ん中だしガキンチョは裸だしなんか「中世宗教画」っぽいよな。

上の階に戻り、松方さんとの関係。「共楽美術館」という美術館計画があったんだって。その3DCADでのCG動画がある。よくできいるね。あーなんだよオレはこういう仕事をしたかったぞ。それから絵は習作とかでイマイチ。ちゃんとしたのでは「白鳥」なんてのは花が派手でいいですな。概ね色抑え気味の絵が多いんだけど、たまに派手なワンポイントみたいなことをやるね。隣の「しけの日」は惜しいねえ。海の感じはすげーいいんだけど、もう少しどうにかなんなかったのか。傾いている船の位置とか、なんか惜しいな。「ベルギーの嘆きの聖母」うむむむむ、いいんだけど何か地味だなあ……この手は、あれあれあれアイツに描かせるといいよ……いかんド忘れした。シャーロック・ホームズ……じゃない、あ、ギュスターヴ・モローだ。「ヴェネツィアの朝市」や「ブリュージュの市場」は、うむむむむやっぱりこの手はヴラマンクの方がいいよな。オレはヴラマンクが好きだな。ゴッホより好きだ。

あとは版画と壁面装飾のご紹介。版画はコントラストがキマっててなかなかいいよ。装飾は映像紹介な。あと日本との関係コーナー。

で、見終わったんだけど、常設にモローの水彩があるらしいんで駆け込んだぜ。「聖なる象」そういえば、村山塊多がガランスの色にこだわっていたが、モローの絵画もガランス色がポイントだと思ったぞ。

月休 5月30日まで。

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2010年3月19日 (金)

こいぞらをよんでてのりすごした

「恋空」の中巻を読んでいて降りるべき駅で降り損ねた。オレは乗り過ごしなんてまずしないのに。夢中になって読んでいた、というより、「なんじゃこの文章はぁ」とかドタマの中でぐるぐるやっていたら乗り過ごしたのです。情けねえ。京極夏彦やグレッグ・イーガンを読んでて乗り過ごすんならともかく。いや、まあ、どんなところを読んでいたかというと、主人公である美嘉(一人称も「美嘉」なんだぞ)の両親が離婚しそうで、「離れたくないよ。一緒にいたいんだよ」とかぐじゃぐじゃ書き、さらには「平凡を求めることはいけないことですか?」とか「美嘉は幸せになってはいけないのですか?」とか、なんちゅーか自己憐憫の極みのような読みたくもない文章がだらだら続き……ところで今の今まで「憐憫」を「れんぴん」と読んでいた。「れんぴん」で変換できねーじゃん、と思って調べたら「れんびん」だとぉ? これはヤヴァい、「必須」を30年以上「ひっこう」と読んでいたのに等しい間違いじゃないか……話を戻して、しかしまあなんでこの美嘉って主人公は読んでて不快なんだろうね。どうもあらゆるシーンでウジウジぐじゃぐじゃ悩んでいるんだけど、口調は「なになにで~っす!!」とか「なになにした~い♪」とか、要するにキャピキャピしてるんだよね。いや、多分、美嘉はどんなに悩んでいても無理をしてこうして明るくふるまっているんだよ、がんばっているんだよ、というところなんだろうけど、あまりにギャップが激しいので、こいつは悩んでいるんじゃなくて単なるアホとちゃうか、とか感じてしまう……のか、いや、これだけが原因か? そうだ、遊園地で巨大な船がゆらゆらするの、あれ、いろんな名前付いてると思うが、少なくとも「ハイキング」は無いと思うぞ。「バイキング」だよな。こういう間違いをするってことは「バイキング」って言葉知らんのじゃ。いや、でも、こんなのは不快さを巻き起こすような問題じゃなかろう。なんでだ?

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2010年3月18日 (木)

ふちゅうにむちゅう

「ぴあ」を買ったら府中市美術館で「歌川国芳展」をやるとのこと。国芳はもう相当見たんで、行くかどうかはさておき(なんたって遠いのだ)……当美術館は何というか私がこだわり愛する三人のアーティスト全ての企画展を開催することになるではないか。浮世絵が心底面白いと初めて教えてくれた歌川国芳、前世とまで呼び筆名の元となった司馬江漢、1枚の絵が10年以上忘れられなかった遠藤彰子。いずれも府中市美術館で企画展をしている。ここの企画している学芸員は誰だ? どんな人なのだ?

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2010年3月17日 (水)

しんださかなのめになって

ボンジョルノ。

仕事の客先の作業でハマりまくる。やや専門的な話になるがパソコンをリカバー(OSから全部入れ直し)しに行った。OSのCDが置いてあって「サービスパック2」であることも確認して、HDからリカバリCD3枚を作成し、必要なセットアップをチェックし、設定ファイルをバックアップし、準備万端でリカバリを開始。その時点でHDが全部フォーマットされる。途中でOSのCDを入れるように指示があり、じゃあ入れるべとケースを開けたら何と「WindowsNT」 でええええっ! 「WindowsXP」じゃないのか?(にゃんと「NT」の字がケースのシールに隠れて見えなかったのだ) 聞けばXPのCDは始めから無かったとのこと。そんでとりあえず古いヤツを置いといたらしい。おいおいおいそりゃないぜ何じゃ今ごろになって。これではまるっきりリカバーできんのでマッサオに。営業の協力もあり、会社にあるリカバーセットを持ってきてもらう。

それからOSをSP3にするのでえれえ時間がかかり、CADその1がクリックしても動かない。でもこれは再起動で事無きを得る。CADその2はとりあえず無事。CADその3がインストールしても動かない。再インストールでどうにかなったが、この時点で大量に会社に電話していた。一応全部終わって、やれやれやっと帰れるじぇ。一応、再起動して確認してみましょう、として、再起動したら画面解像度がイカれてしまい。グラフィックドライバが読まれない。それからドライバを長時間かかってダウンロードして、セットアップして、無事を確認してやっと解放。

運が悪い。あまりに時間がかかったので事情の分からぬブチョが「再発防止策を提出」などと言っておるのだが。そうだなあ「運のいい時にやる」ぐらいじゃいすかねえ。

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2010年3月10日 (水)

どくしょ

やっとブックオフで「恋空」の中巻をゲットできた。ついでに志茂田景樹の架空戦記みたいなのも1冊入手。要するにこれらを足して割ったような小説を書こうとしているのです。まだてんで構想段階なんだけど、ケータイ小説なんてのにするのはもったいない気がしてきた。

今読んでいるのが京極夏彦の「姑獲鳥の夏」。この作家の読むの初めてなんだけど、うおおおっ、こんな面白いのを書く人を私は知らなかったのか。

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2010年3月 9日 (火)

長谷川等伯(国立博物館)

土曜に出たから堂々の代休じゃ(半日だが)。等伯は食指もイマイチだが話題なので行くぞ。

それにしても会期が短いせいか平日の雨の午後だってのに容赦なく混んでいる。金と暇のあるジジババどもがぁっ! 例によって平成館はデカい。目玉の「松林図屏風」は一番最後であり、その時点で体力が無くなっているのはハナハダもったいない。

第一章は仏画ばかり。最初の「十二天像」は見栄えがするが、まだ並の絵なのでこの時点からキバって見る必要は無い。「仏涅槃図」なぞもあとで超ド級のがあるぞ。第二章の「十六羅漢図」がなかなかよくできている。「山水図」なんてのも最初見た時は松の形が面白いなあとか思ったんだけど、最後の「松林図屏風」を見てからこっちを再度見たら別に取るに足りないものだなあって感じ。このあたりはいろいろ描いてるというだけで、等伯でなければ、というものは特に無いようだ(見落としているんではなければ)。大徳寺天井画再現も印刷なんでボチボチ。第三章「千利休像」で、ほほー有名人とお知り合いなのね。「波濤図」でやっと面白くなってくる。さすが狩野派をおびやかしただけあり、こういうラーメンみたいな波は見たことがない。「楓図壁貼付」の全体的にぶわぶわっと(?)描いてあるのも面白いが、やはり「柳に柴垣図屏風」だな。琳派に通じるような柳の装飾描きがいいじゃないか。

後半、しばらくどうでもいい絵があり、途中の巨大涅槃図が目を惹く。あとは第五章として水墨画が多数。水墨画はあまり見ないので、何とも言えんのだが、それでもやはり最後の「松林図屏風」はシロートでも分かるであろう相当な傑作。この霧の表現、奥行き感はどうだ。松以外描かれていないところもいい。印象派の絵を見て、こっちを見たりすると、やっていることはほとんど同じなんじゃねーかとか思いますな。

月休3月22日まで。多分いつ行っても混んでいる。前半の最後と後半の水墨特に最後の松林3つぐらいを気合い入れてみるといいのではないか。

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2010年3月 8日 (月)

レンピッカ展(Bunkamura)

レンピッカといえば金属的な印象のアールデコの女性像というイメージが強いが。今回はそればかりではない、という好企画。

初期が骨太なのはちひろと同じ感じだ。「女占い師」とか。ルネッサンスみたいに筋肉をバッチリ描いている。あと「夜の通り」なんてのはまっとうなキュビズム作品として通用する感じ。

「狂乱の時代」はさすがに凄い。前半の、まだ金属的じゃないところがいい。「赤いチュニカ」なんてのはバディがどどーんと迫ってくるぜ。「ピンクの服を着たキゼット」これはレンピッカの娘なんだけど、意図してたのかそうでないのかバルテュス並のヤバい雰囲気がいいね。バルテュスはパンツ丸見えだが、こっちは際どく見えませんぜ。こっちの方がいいよな……って何がどういいんだっちゅーの。「大公ガブリエル殿下の肖像」は墜ちた表情がいい。うん、解説読んじゃったよ。後半は、おなじみ金属的な、いわゆるレンピッカのスタイル。「摩天楼を背にした裸婦」なんてももう肌が硬いが、これが流行りのスタイルで、あと「イーラ・Pの肖像」や「緑の服の女」(これも娘だって)も、洗練されたスタイルがキマってる……って言い方も陳腐だが、まあ、そういうもんで安心して見ていられる。あと「母性」も赤ちゃんにおっぱいをあげてる女性だが、ビシッとスタイリッシュで、今時もこういうのウケるんじゃないか。肖像ではないが「カラーの花束」なんていう花の静物画もレンピッカにしか描けない感じのものだ。しかし残念ながら、レンピッカの才能はこの辺が頂点なのは否めない。

その後、世界恐慌になり、社会派みたいなテーマで暗い感じの絵も描くが、やっぱりスタイルと合わない感じが残念。

終盤になると苦しい。フェルメールを真似たり、フリーダ・カーロっぽいものもあるが、フェルメールにもフリーダにかなうはずもない。「パンジーを持つ女性」などフェルメールのターバンの娘の劣化コピーみたいだ。硬質な描き方をしないでラフな絵も手がけ、抽象画も試みるが、どうにもならない感じが辛い。「抽象コンポジション」など、何をやりたいんだか分からない。結局晩年近くの回顧展での再評価が彼女の復活だったというわけだ。でも長生きしたね。

5月9日まで。手堅くまとまっているので知らない人は行ってみよう。

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2010年3月 6日 (土)

DM

出しに休日出勤。午後に終わったから代休は半日だと。

やったことはブチョ含め4人ぐらいでメール便のラベルをひたすら貼っていたのである。DM(ダイレクトメール)なんて一日二日遅れたってかまわんと他の誰もが思っているのだが、ブチョの判断は違う。当初の予定が今週だったから、働き盛りの42歳に平日代休を取らせてまで、今日絶対にDMを出す。

……ビョーキじゃないか?

いや、想像するに、ブチョはずっとプロジェクトの世界で生きてきたのである。プロジェクトってやつは絶対的なエンドが決まっていて、待ってはくれない。絶対そのときまでにやり遂げるのだ。私も前にプロジェクト関係の開発の仕事に関わってサンザンな事態に遭遇したのだが、そういうもんなのだ。ブチョにとってはどんな仕事であれプロジェクトであり、一日遅れるということが、実際遅れたらどうこう以前に生理的な恐怖なんじゃないだろうか。いや、前は若手社員にプロジェクト感覚を教えるためにあえてそういう指示をしているのかと思ったが、どうも違う。あれはもう生理的な何かじゃないかと思うようになってきた。

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2010年3月 4日 (木)

きゅうじつしゅっきんだと

年度末で完全にテンパっているブチョが、どうしてもDM4500部を今週中に出さんといかんとエキサイトしているので、土曜に出るハメになった。

私は以前、ニッポンのサラリーマンが仕事で好んで苦労をしているのは、マゾヒストだからだと思っていたが、最近違うと思うようになった。仕事で苦しんで苦労して燃えて打ち込んでいればいるほど、我が人生が充実していると思っているのじゃ。傍目にゃ慌てて焦って頭に血が上っているようにしか見えないのだが。

ちなみにさらに上にカイチョがいるが、テンパってるのにプラスして権力者のドーカツが入る。恐るべき存在である。まあ恐々としているのは管理職連中で、オレみたいなペーペーにゃ関係ないが。

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2010年3月 3日 (水)

とりとん

仕事でトリトンに行っているが毎回メシが困る。高い激混み美味くないってんで……まあ最近、ここはちと安くはなってきたんだけどね。地下にキャフェテリアがあったんで、利用しようと思い、10分ほど物色して、さあこれにするべと思ってオーダーしたら……現金使えんでプリペイドカードだとよ。1000円単位じゃ残るじゃねーか。今度いつここに来るか分からんのに。しかたないんでトリトンを出て橋を渡って隣の向こうのビルに行って安いかというとそうでもなかった。美味かったけど少なかった。ありゃ中高年向きだよ……ってオレ中年だけどさ。

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2010年3月 2日 (火)

ああかいしゃ

会社全体はともかく、私のいる事業部が壊滅的に悪い業績となっている。2人ばかり業績のいい海外事業部に異動となったが、そこでは英語を覚えさせられ、ちゃんと覚えなかったら今度は地の果てに左遷。うまく覚えても海外拠点に派遣だったりして、なんちゅーか行くも地獄戻るも地獄。おいもしや明日は我が身じゃねーかと思うとさすがにヤヴァいので、電車ん中でマーケッティングの本なぞ読み始めている。昨年、ブチョの指示でネットショップに手を出したがサッパリで。会社のHPからリンクダメ、メルマガで案内ダメ、FAXDMダメ、バナー広告ダメ、要するに何をやってもダメで、ウチの商品は本当にネットショップ向きかとか、誰をターゲットにどうアピールするとか、そういう事前検討無しで、カンと勢いと流行でやろうとするからダメなんじゃん……ってブチョに言っても聞く耳持たんだろうなあ。何はさておき思い切って実行してみて、あとは走りながら考えよ……ってのはスタイルとしてはカッコイイかもしれないが、結果が残らず予算だけ食いつぶしているんじゃやっぱし情けないだけではないか。

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