« 白隠展(Bunkamura ザ・ミュージアム) | トップページ | 白隠展ブロガーナイト(Bunkamura ザ・ミュージアム) »

2013年1月 5日 (土)

アートと音楽(東京都現代美術館)

坂本龍一が総合アドバイザー。まさかクラシック音楽とアートが密接に関わり合ってますってな展示じゃあるまいなと思ったが、そういうことはなく、音楽というより「音もの」アートが並ぶ。難解なのもあるが、スケールのデカい、インスタレーションでの異空間体験十分なヤツが多くて嬉しい。

最初のムジュノの展示でつかみはオッケー。大小多数の器が浮いたプールを動かして、器同士がぶつかって音が鳴る。イケる。分かりやすい。次の坂本龍一が絡んだ2つの展示はよく分からん。なんか靴脱いで箱に入るのと、2台のピアノが言葉だかを変換して鳴って、壁に写すレーザーもシンクロしてる。分からんが空間が十分なので、見た気になる。次のエドルンドも植物が攻撃を受けた時の絵だか何だかで難解。そういえば、この手なら必ず出てくる野村仁の「ムーンスコア」は無かった。メジャーになりすぎたかな。Tokyo Sonic Art Awardsは指を当てると体内を測定するセンサーで上にある幕が振動。ところで、気がついたらメモ用のシャーペンを紛失してた。会場内は結構暗いからどこに落としたか分からなかった。

地下フロアに行ってまず大西景太。短いサウンド画像を映した小さいモニターが並ぶ。個々の音と、全体の音とどっちでも楽しめるぞ。次の部屋は音楽に影響受けたカンディンスキーとかクレーとかいろいろ。あとアートに影響受けたケージとか。おなじみ「4分33秒」の楽譜があるぞ(当然音符は一つもないが)。マノン・デ・ブールという人の「4分33秒」演奏ビデオ。背景が雨音とかだからハイソな連中もしみじみするが、歓楽街でも演奏しようぜ。風俗の呼び込みだって音楽だってケージも言ってくれるさきっと。カールステン・ニコライの干渉を視覚化した作品。八木良太の氷のレコードは溶けるに従い変化する音楽。トラウベックの木の年輪をピアノ音楽化する装置。いずれも着想は面白いが時間かけて聞いてエンジョイって感じではないな。次のヘッカーって人の部屋。スピーカー3つの音だけ勝負……ごめんよく分からん。大吹き抜けでは大友良英他のユニット。古いレコードプレーヤーが山ほど並び。これがランダム再生される。壊れている上レコード再生じゃないので、カタカタキーキー機械音を立てるのみ。でも結構面白い。最後、池田亮司。これは以前見た。現代の科学などからの大量のデータ(数値データ?)を音と映像化して表現。元データが何かとかよりも、モノクロのビジュアル表現がひたすらカッコいい。

体験型でおすすめだ。ところで、同時開催の「MOT ANNUAL 2012」も見たのだが、今回はちょっと期待外れだった。TATとか、作業現場っぽい雰囲気が好きな人にはいいと思うが。
http://www.mot-art-museum.jp/music/

|

« 白隠展(Bunkamura ザ・ミュージアム) | トップページ | 白隠展ブロガーナイト(Bunkamura ザ・ミュージアム) »