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2014年1月12日 (日)

DOMANI・明日展(国立新美術館)

文化庁芸術家在外研修の成果、というものなんだけど、今時期待のアーティストの展示という感じで割と毎回行ってる。今回朝10時に行って、ガラガラかと思ったらそれなりに入ってた。

最初は大栗恵の写真。ポスターにも使われている窓の写真。うん、まあ普通にきれいだな。音楽付きのは少々音楽がうるさい。いや、静かな感じのピアノ曲なんだけどね。なんかいかにもという感じなもんで。

次は徳丸鏡子。彫刻……か? 「磁」だから焼き物ですかね。「原初の庭」というのが、なんていうか、白いんだけど、あの映画版「AKIRA」の変容したテツオみたいな感じ(って分かるのか?)。鳳凰は普通にうまい。

次、小笠原美環。写真かと思ったら油彩なのね。写実というより写真トレースっぽい感じがする。この差は小さいようで大きいのだ。

次は川上りえ。針金インスタレーション一本勝負だ。面白いがこれも普通だな。なんかもうどこか狂気のような要素がないとボクは反応しないのだ。なんかこうズガっとくるものないのかね。

次に今回初めて導入された「建築」コーナー。建築家一人ずつ細かいブースで展示。しかし建築の美術館での展示ってのも難しいのね。美術作品っぽいノリだけでは単なる美術作品だし、かといってパネルに解説に図面では、単なる紹介でつまらん。一番いいのは建築模型とか、せめてCG動画かな。建築ってのは芸術の要素はあるし、バウハウスなんかじゃ最上位に建築があったんだけど、なんか「建築は芸術です」ってためらいなく言っちゃうヤツって「なんか違うぞ」って思うんよ。やっぱり人がいて何かする空間なんだから、見た目だけじゃなくて使いやすいとか心地よいとか、周囲と調和してるとか、メンテしやすいとかも入ってくるんだな。「建築は芸術です」なんて言う前にちょっとだめらってくれ。今回の展示では山岡嘉彌という人の「木造回遊式円楼」が面白かった。模型だったがああいう建築ならでわの面白いものが見たいものだ。

後半、大野由美子。銀と白のジグソーパズルが10万ピース。それを敷き詰めて作品にしてるが……うーん、広くて壮観だけどイマイチ「技」を感じないんだなあ。

次の榊原澄人のアニメーション。これが今回一番良かった。ブリューゲルとボッスとモンティ・パイソンあたりから影響受けたと思われるが、アニメならではのメタモルフォーゼあり、狂気あり、結構見入ってしまう。横長画面が少しずつ動いていくのでは、場所によって雰囲気も全く異なるので、時間かけて全部見られたし。

あとは吉本直子。白い古着を四角く畳んでぎっしり積み上げた作品。これも壮観だけどね、なんか日常のものを大量に使った作品はちょと見飽きとるの。いや、古着であるというアートっぽい意味を含めてもね。

最後は土橋素子。空間だ。うん。

http://domani-ten.com/

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