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2014年5月 5日 (月)

松林桂月展(練馬区立美術館)

水墨らしいがボク水墨よく分からないのだ。でも練馬ならきっとやってくれる。そしてやっぱり、うむ、いいね。松林桂月は近代日本画の巨匠なんだぞ。
「桃花双鶏」なんてうみゃい鶏を19歳で描いてる。「怒濤健鵰」は目つきも鋭い猛禽類と岩と波とでかっこよくキマった絵だ。水墨の山水画があって、なんかほら山が重なって上の方に伸びてく手法……あったよな、あれだ。奥さんがまた日本画家の雪貞って人なんだけど、その人の作品も出ていて、これがまたいい。「雁来紅朝顔」の紅色の花や、「長春花」の桃色のバラ(だよな)。とにかく紅色づかいが見事だ。師匠の野口幽谷の作品もあったが、桂月と比べるとちょっと大味な感じがした。

上の階に行って水墨山水画が並ぶが……ううむ、なんとなく凄いのがあるってのは分かるのだが、どうも水墨鑑賞センスが無いのでエキサイトできない。しかし「葡萄栗鼠」の琳派的な感じはなかなかいい。あと「威振八荒」(同じタイトルが他にもあるな。だいたい何て読むのか分からないのだが)という作品で、猛禽類が飛んでるところがある。これはいいぞ。飛んでる、が、その一瞬なので「動にして静」みたいな感じだ。あとポスターになっている目玉「春宵花影」。月に照らされた花咲く木をが逆光で描いた傑作。これは「光」を感じるぞ。やや遠目がいいな。「松園」はカラー作品……うーん、色つきはイマイチな感じかな。水墨のがいいな。

次の部屋の「長門峡」はうんと遠目だと結構リアルだよ。「雨後」も光を感じる作品だ。

ありがたいことに、出品リストがA3で字が大きいのだ。こいつぁもうローガンになっちゃった俺にゃあありがたい。何しろA4でゴマ粒みたいな字の出品リストが珍しくないもんでな。ありゃあ会場が薄暗いともう字が読めないんよ。でも今度は漢字が読めないの……というか読み方が分からないの。
http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/tenrankai/matubayasi14.html

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