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2014年8月11日 (月)

イメージメーカー展(21_21 DESIGN SIGHT)

行く前には何の企画展かよく分からなかったが、行った後も何だかよく分からない。ファッションっぽいところもあり、現代美術のインスタレーションっぽいところもある。

所々にあるロバート・ウィルソンのディスプレイ作品は静止画と動いているのがいろいろある。映画監督でも有名なデビット・リンチのドローイング。シュールレアリズム絵画っぽい。「目を持つ山」なんて曖光のあれっぽい。多分フランシス・ベーコンが好きなんだろうなあと思わせる「こんにちは、さようなら」がいい感じだ。舘鼻則孝は「ヒールレスシューズ」というかかとのない高い靴がずらっ。あとこじゃれた高足下駄も並び、ヒールレスシューズをはいた足の石膏モデルがずらっと並ぶ。シューズデザイナーというよりフェティシスティックな感じが何とも言えない。フォトグラファーハルが分かりやすく面白い作品を出している。カップルとアイテムいろいろをまとめて真空パックにしたものを写真に撮る。本当に真空パックにしてるんで、撮影にかけられる時間は10秒ほどなんだって。あとで置いてある写真集を見たら「恋人と一緒にいると溶け合いそう」とか何とか書いてあって、このクソリア充爆発しろとか思ったり思わなかったり。いや別にオレがリア貧(なんて言葉あるのか?)ってわけでもないんだけど、「愛」がテーマってのはなーんかさ、シャガールだけで十分だよな。

あとの大きな部分はジャン=ポール・グードって人だ。なんかいろいろ出ていて、分かりやすくて面白いのは「パリの地下鉄内のポスター2012」駅のポスターを映すモニターがずらっと並んでて、そこを電車が正しい速度で走り抜けるのだ。見応えがあるし、電車が通過する時のホームにいる人の反応を見ているのも面白い。あと電動ものが3つある。いずれもモデルがドレスを着込んで機械仕掛けで動いているのだが……そう凝った動きでもない。「ワルツを踊る機械仕掛けの2人」なんてレールを走る機械が丸見え。もちろん意図的なんだろうけど、ちょっと安っぽく見える……いや隠したらもっと安っぽいな。「構成主義のマタニティドレス」も長い距離を移動するものだが、どういう意図でそうしているのかイマイチ分からない。何となく面白いものではあるが。「3人の女神」という3人の女性モデルの写真、とイメージドローイング……しかし、グレイス・ジョーンズですか、黒人女性のモデルね、なんかキメキメですな。強そうですな。頭から食われそうですな。あと二人は白人と韓国人なんだけど、なんかこう、どっちもツンツンした感じ(?)ってんですか、なんかこう萌え萌えなところが微塵もないのね。ファッションデザイナー好みなんですかね。あるいは買う人(客)が女性だから、男に向けた萌え萌えビームなんか出してる女は使えないのかもしれん。ところでさっきの電動には三宅純の音楽が流れてるよ。あー、あと高身長イケメンだと思ったら実は……ってなビデオも流れている。

通路通って出たところに舘鼻の「ヒールレスシューズ」をはいて写真撮れるところがあるよ。そうそう、この企画展自体、写真撮っていいんだった(一部ダメなのあるけど)。んーでもオレは撮らなかった。写真撮っていいからってここぞとばかり尻尾振って撮る人間じゃないんだ。文章の人間なのでな。
http://www.2121designsight.jp/program/image_makers/

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