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2014年8月 2日 (土)

「たよりない現実、この世界の在りか」(資生堂ギャラリー)

あー今回の紹介は難しいな。なにしろネタバレしちゃ面白くない。かといって、何の事前情報もなくちゃあ、面白いかどうかの目安もない。あと、その場で「気づかない」こともあるし。もう一つ、その場で他の鑑賞者にネタバレを食らうこともある。いや、食らっても十分面白いのだが、できれば自分の力で「それ」に気づいた方が衝撃も大きい。私は残念ながら、先にいた他の客に、それとなく気づかされてしまった。まあ、それでも十分よかったんだけどね。

じゃあ、まあこんくらいは書いていいだろってところまで書こうかにゃ。建物に入って工事現場みたいな階段を下りるとそこは……え? 何ここからもう知らせない方がいいって? んーそうかもしれないが、それじゃあまりに何もわからない。でも何も知りたくないと思ったらもう読まないでまずは現場へお行き。……はい、そこはホテルの廊下だ。ホテルのパンフみたいな紙がある。見ると、見取り図と「ビューポイント」という目のマークがありますな。ドアの前にビューポイントがあるから、何かを見ようとするが……うーん、何をどうやっても何も見えん。単にドアの前ではないか。次のビューポイント、暗い階段状のものを上ってみると、ぼんやり球体が浮かんでいる。うん、普通だ。次のビューポイントもドアだ、次は消火栓の扉(?)から係員に案内されて中に入れるが、狭い暗い大したものがない……ううむこれ面白いのか? この展示は面白いのか? 確かにホテルの廊下がここにあるってのは面白いといやあ面白い感じもするが……とやや釈然とせず最後の部屋に行く。そこは普通のホテルの客室だ。ベッドとか机、個人用冷蔵庫がある。実はここが……メインだ(多分)。

さて……慎重に書こう。まず……できれば誰もいない状態で入るべきです。そんで、部屋にあるものをよーく見てみよう。どこかに立って眺め回すんじゃ分からないかもしれん。あと漫然とウロウロして見ても気づかないぞ。現に私の後の客は通り過ぎただけで気づかなかった。だから、あらゆるものの正面に立ってよく見ること。そうすりゃ「それ」に気づくであろう。「それ」に気づいたら、多分「あれ」ができるんじゃないかな、と思うだろうが、そう、できるんだよ「あれ」が。だからやってみよう。そしてそこにあるものをコマゴマとよーく見てみよう。非常に作り込んであってよくできているであろう。驚いちゃうよな。すげえよな。私が行った時は、他の客がすでに「あれ」をやってましてね、その場では何とも思わなかったが、できれば自力で気づいて驚きと共に「あれ」に及びたかったねえ。だから部屋に誰もいない状態を見て入りなさいとアドバイスする次第です。

その一点だけで行く価値あり。ネタバレ厳禁だぞ。
http://www.shiseidogroup.jp/gallery/exhibition/

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