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2015年12月17日 (木)

「始皇帝と大兵馬俑」(東京国立博物館)

昨日なんだが、コンタクトレンズの検査を受けようと会社休んで某病院に行ったが、いつの間にか完全予約制になっていて、しかも水曜やってねーんだと。しかたねーから兵馬俑よ。うん、あんまし期待してなかった。だいたい文明ものってガラクタにしか見えないことが少なくないんであんまし興味ないし。でもまあ、これはなかなかよかったね。秦とは、始皇帝とは、というのが分かる。あの、大中国大陸を統一したスケールがビンビンと伝わってくる……ってもんでもないが、話はよく分かった。

最初はいかにして秦ができていったかを、説明とともにガラクタいや失礼、当時のブツなどと併せて展示。最初に鐘があって、我が秦の国は特別じゃいみたいなことが書いてあるらしい。それから「石鼓」という太鼓みたいな格好の石があって、そこにも同じようなことが書いてある。あと、首飾りとかあって、えーと「玉」に触れるコーナーとか。んーブツの中では、やっぱオレは「鼎(てい)」が好きだな。三本足のUFOみたいなヤツでさ、矢追純一の番組にそのまま飛んでても良さそうなナイスな格好している。あと器なんぞがいっぱい。秦は周囲の国を滅ぼしては、その文化を吸収していったが、やがて独自のスタイルもできてきたとか何とかだって。えー、あとは、帯留めがあって、宮廷じゃなくて草原文化も入ってるぞ、みたいな話もあって、その辺で歴史の展示終わり。

次はいよいよ秦という国と始皇帝がどんなヤツだったかの展示。まず度量衡の統一が大事ね、って話で、デカい分銅とか出てる。始皇帝って書いてあるんだって。あと米とか計るシャベルの化け物みたいなヤツとか。穴の開いた銭とか。それから、大事な記録は紙じゃなくて竹とかにやってて、削って変えられると困るんで、紐で縛って「封泥」ってヤツで封印してたんだって。その封泥が出ている。極めて大事な歴史的資料だぞって強調されるけど、なんちゅーかドロンコ丸めて印押してるだけなもんで、シロートのこっちはハァそうですかという言うしかない。それから帝都は咸陽ってとこなんだって。そこのモンが出ていて、一番よかったのは、んー水道管かな。あと瓦当っていう屋根の先っちょに付けるヤツのね、「太陽文瓦当」の太陽模様は普通にキレイだね。最後に、始皇帝の墓である「始皇帝陵」の映像説明。ピラミッドだなまるで。

んで、いよいよ兵馬俑様と対面でござるよ。まずは馬車がドーンと2つ! ……複製だけどな。これが複製だってんでテンション下がるヤツ多数。でもまあ、オレはどーでもいーけどね。それより、複製やるんだったら、当時の色彩を再現したのをやってほしいと思うんだけどねえ。なぜか発掘してどうにか復元した状態の、イロイロ劣化してる状態のを複製してるんだね。いや、だから「複製」なんだけどね。「そうかこういう状態で発掘されたんだあ」という納得より「そうかこういう姿だったんだあ」という方がイイと思うんだけどなあ。文明ものが好きなヤツはそれじゃありがたみがないのか? さてさて、次が本物の兵馬俑の部屋。なんか坂道があり、その向こうの大空間を予感させる演出がうまい。で、目の前にドーン! ドドーン! ……ってほどではない。まあ広いけどね。壁一面に写真があることで、かえって「あーやっぱ現場より狭いんだなあ」と思ってしまう。本物の「俑」つまり青銅像は数体だけど、ちゃんと展示してあって、一体ずつ見ててもなかなか面白い。なんたって、顔がいいね。「将軍俑」なんてバッチシだね。しかし現場はこれが8000体だってよ。一体でも結構見れるのが8000体? マジかよ始皇帝。権力見せつけすぎ。壁際には中国製の複製が何十体か並べられていて、曰く「軍団」としても感じられるようにしたんだそうだが……見てると工場生産品っぽいクオリティで(まあしょうがないか)、そんな効果あるかなっと。あと、その一番右の軍団の前では記念写真撮れるぜ。

兵馬俑がどうこうより、秦とはどんなんだったか、が分かって面白い。ちなみに始皇帝が死んで3年で秦は滅びちゃったんだって。
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