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2016年1月 3日 (日)

水 - 神秘のかたち(サントリー美術館)

あけましておめでとうございます。本年も……テキトウに書きます。
タイトルからして私は、水の表現がいろいろ、北斎の波とか、琳派のあの装飾的なのとか、そういう多様なヴィジュアルが並んでいるかと思ったら……なんちゅーか水の神様とか水関係の場所とかにまつわる美術作品を集めていた。
貴重な平安時代やら鎌倉時代やらの重要文化財とかもあって、ありがたーいものがいっぱいだ~……でも色が劣化していたりして、視覚的にエキサイティングできないものも結構あるんだなあ。

水の力、というコーナー。最初が「流水文様銅鐸」で弥生時代のなんだけど、表面の水の模様は幾何学的で見事です。これでこの先期待しちゃう。それから、「日月山水図屏風」は典型的な大和絵であって、えーと、あのう……水がうねうねとか、山がこんもりとか。水墨の山水と違って、まあなんちゅーかコクがあるけどキレがない、みたいな。だから両方のいいとこどりをした狩野派ってのは、やはりウケる理由があるわけよ。あとは、十一面観音が図も像も出ていて、そもそもはどこそこで……あー長谷寺か、海から流れてきた霊木いや神木かな、そんなんで彫ったのがご本尊で、その縮小コピーなんかが出ている。

水の神仏、というコーナー。ここで弁才天と宇賀神像というのが出てくる。宇賀神像ってのがね、顔は人間、胴体は蛇、というナイスな外見で、1月7日から本山寺の秘蔵のお宝が出るらしい……んだけど今日は見れなかった。この宇賀神は、弁才天の上にちょこんと乗っていることもある。うーん、あとなんかいろいろあったが覚えていないぞ。

水に祈りて、というコーナー。「石山寺縁起絵巻」というのが色鮮やかとメモってあるということは色鮮やかなんだなあ(覚えてないのかよ)。そうそう水といえばね、龍神ですよよね。その関係で龍ものが出ていますよ。国宝の、国宝の! 「善女龍王像」平安時代! …………よく見えねえ。これ見て「キャーしゅごーい!」って人いるんだろうか。まあ貴重さというものをリアルに心で感じられる人ってのもいるんだろうなあ……えーそれから「水神像」というね、厨子の中に龍神の像があるのが妖しくていいですな。ちょと小さいけど。「龍頭」という、龍の頭のところの像がありましてな。向かい合わせで2つ。この造形が……あーそうそう先日ちょうど「パシフィック・リム」って映画をレンタルして見てて、巨大ロボットもののアメリカン映画なんだけど、相手が「カイジュウ」て名の怪獣なんだな。大暴れしててな、あれ思い出すな。というかその源流である日本のゴジラがそもそも龍神の影響を受けてるよね。あれ海からやって来てるし。それにしても「パシフィック・リム」を見る限り、今、確かまた日本でゴジラをリメイクしてるんでしょ。大丈夫かね。アメリカンのあのクオリティは並じゃないぞ。金もかかっているし。日本製のが安っぽくならなきゃいいが。監督がエヴァンゲリオンの人だったはずだが、そうそう「パシフィック・リム」も影響受けてるっぽいよなあ。シンクロして力が発揮できるとか。あと、主人公の一人である娘が何か綾波レイみたいな感じでしょ。あの……まあいいや展覧会の話に戻ろう……ったってそんなにもう書くことが無くって。先も描いたけど古くて色褪せてるのが多いのね。なんかヴィジュアルがズガッと入ってこないので、正月のボケーとした頭で鑑賞するのはなかなか難しい。

水の理想郷ってコーナー。最初の仏説法図がガンダーラ製でいかにもガンダーラ(いかにも、がどういうことなのかは自分で調べてくれぃ。すぐ分かる)。竜宮のモデルになったのが中国の蓬莱山だとかなんとかで、その関係のモンが出ている。「彦火々出見尊絵巻」の一部が出ていて、これは海中の竜王に会いに行くとか何とかで。あーなんかもう終盤ですな。結局水の美術的表現って感じじゃないんだな。着物の「滝梅楓模様小袖」が江戸時代のものなんだけど、モダンな印象がよい。うーん、こういうのをたくさん見たかったんだがなあ。
最後は水の聖地、のコーナーで、屏風が2つ。

水にまつわる美術作品を集め、日本人にとって水とはなんぞや、ということを鑑賞しつつ勉強できるぞ。勉強してないけど。
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2015_6/?fromid=topmv

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