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2017年4月19日 (水)

大英自然史博物館展(国立科学博物館)

午後に実家に用があったもんで、もう終日休みにしてしまって午前にこれに行ってきた。なにしろ連日整理券が出るほどの盛況らしいんで……って行ったら別に、ド平日午前ってことでなんか普通にすいてた。博物学史上屈指の、英国が誇るお宝が、キター! ……ええと、何? 始祖鳥? ぐらいしか事前にゃ把握してません。

入ると最初にジョン・オーデュポンの「アメリカの鳥」の絵があるんです。きれいです。印刷……だよな。でも1830年代よ。それから「自然界の至宝」ってまあイントロ部分なんだけど、ここでもうハデなヤツが続出する。タマカイってデカい魚、本物と同じ色だっていうタコのガラス模型、キリンの頭、美しく大きなチョウチョのアレクサンドルトリバネアゲハ、呪われたアメジスト(見かけはまあ普通)、見ものは三葉虫の化石。7匹ぐらい折り重なって実に壮観だ。三葉虫で作ったアクセサリーもあるぞ。

ええと文字情報が多いです。発見者とか研究者とか、そういうストーリーを楽しむもよし、オレみたいにマンゼンと見てるもよし(よくねえのかもしれんが)。まあ気に入ったものだけ書いてくよ。インドコブラの皮……皮じゃん。「ガラスケースのハチドリ」これっ、いいね! ガラスケースの中に木とハチドリいっぱい。自然の一部を切り取ったみたーい。古代エジプトの猫のミイラ(布巻いてあるだけで中が見えない)、テラコッタ製のライオンがデカい。

えー見ものは、絶滅動物の骨格標本と、再現CGなのだ。最初にモアがある。知ってるぞドラえもんに出てきた。絶滅した飛べない巨鳥。標本の隣に再現映像があり博物館の中を走っておるのだ。これがよくできてるんだな。絶滅動物好きはイッキにテンションが上がるぞっ。それからベスビオ火山の岩石……ポンペイのヤツか? ダーウィンのコーナーがあって(その前もいろいろコーナーあるけど知らんのばかりで)、ダーウィンがビーグル号で採集した甲虫とか、なんたってペットだったゾウガメの……剥製? デカいカメなんだこれが。でも水族館にいたよな。「種の起源」手稿1ページ。ダビンチなんかもそうなんだけど、手書き文字ってヤツはなんかイイんだよなあ。読めないんだけど、逆にそれが文字を美的に把握できるってもんで、コーランなんかも、おおっとか思っちゃうもんなあ。そんで始祖鳥! おお古代生物史上屈指の発見よー! ……ううむ、シロウトのオレが見ると、それっぽい骨が石に埋まっているだけなもんで、ここからあれが想像できたのかーというのがリアルに感じられない。だからこれが、これが、これがー! とか考えてるより他ありません。あーこれも再現CGあります。ええと草のスケッチ……銅板プレートがあってえらいきれいなんだけど、なんだ? 印刷原盤? 深海への探索というコーナーがあって標本とかあるけど、これは水族館でも行った方がいいな、南極のペンギンの剥製、「微化石のクリスマス・カード」これは面白い。ごく小さい化石でクリスマスカード作ったんだって。虫眼鏡で見るぞ。ロスチャイルドってヤツのコレクションで「シュモクバエ」やだー、なにこれー 日本のコーナーがあってニホンアシカの剥製……うむ、タカアシガニ標本……ここは水族館で生きてるヤツを見るといいガニ。九州の隕石……おお宇宙のロマンよ。石の標本「輝安鉱」これは、なんかスゴい。キラキラ、石のなんだ……繊維質? が鮮やかだ。

絶滅種サーベルタイガーが出たー! CG……CGも骨だけなのか。次も絶滅種オオナマケモノ。普通のナマケモノよりもっとナマケている……んじゃなくて体がデカいの。マジデカい。CGあり。皮膚ヤベエ。絶滅種ドードー……は模型しかないけど、再現CGがカワイイ。で、もう最後のコーナー、火星の隕石……これに粘土鉱石が含まれていたんで、かつて水があったんじゃないかって説が出たんだって。今では常識さ。ここで問題の展示「ピルトダウン人」猿と人類を繋ぐ新種発見……かと思いきやウータンと現代人の骨を組み合わせたニセモノ。でも何十年も信じられてきたってんで、これをあえて展示。真実は偽られ、覆ることもあるのだな諸君。

もっと常軌を逸したボリュームで迫るのかと思ったがほどよくまとまっている。しかし「展示して見せることができるもの」がかくも多岐に渡るのかと感心してしまうな。
http://treasures2017.jp/

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