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2018年2月 4日 (日)

谷川俊太郎展(オペラシティアートギャラリー)

私は一応詩を書いていたり朗読したり即興パフォーマンスをやったりして、詩の界隈に身を置いてはいるのですが、実のところ人様の詩を読むことはほとんどないのです。逆に絵画は見ていても描かないという人生いろいろです。普段アートを展示するところに谷川俊太郎ですって。まあ行ってみよう。そういえばライブ企画もあって、行こうと思ったらもう売り切れていた。無念だ。

最初の部屋にはいるとデカいスペースで20台以上のモニター&スピーカーでやるインスタレーション。本人の声での朗読に合わせてモニターに字が映ったり色が変わったりちょっとした音楽が流れたり。メディアアートですな。うーん、悪くないんだけど、こうすれば新しいでしょ、今時の感じでしょ、という新しさがちょっと鼻につくかな(いや、別にいいじゃないか)。詩はカッパの詩……おお、そうだこれは去年のポエトリー大イベント「ウエノポエトリカンジャム5」で大トリが谷川御大であったが、それでアンコールに最後に読んだ詩だお。うん、そうそう、あの場で一番凄かったのはだね「なんでもお○○こ」(もちろん読む時は伏せ字ではない)というもので、タイトルでヒワイなもんのかと思ったらとんでもない、雄大にして爽快な詩で、ありゃあマジスゲエ。話を戻す。あとはいるかの詩と、もう一つ。

次の部屋は、まず谷川の「自己紹介」という詩があり(HPに出ている)、その一行一行が、一つずつ展示用の棚になっていて、そこにいろいろ置いたり貼ったりしてある。手書き原稿、使っていたワープロ(電源入っている!)とパソコン、ラジオが多数、で、そこから谷川作詞の歌が流れる。おなじみ鉄腕アトムはもちろん、ビートたけしの「たかをくくろうか」って、ほう、あったんだこんなの。坂本龍一作曲? へー あと「♪月曜日、笑ってる」って聞いたことあるな。これも谷川か。なにげにいろいろ耳にしているんだ。えーと、あとラジオ工具、反権威の詩の展示。おお、なんか反権威を書いても粋だなあ。レコード、本人の写真、朝食と夕食……朝食はビスケットとトマトジュースか? シンプルだな。うちと似ている。絵がある。いかにもルオーみたいなのがあるが……ルオーか? 分からん。谷川宛に来た絵ハガキ。おい住所が出ている。いや、さすがに有名人のは伏せてある。「こっぷ」の詩に従ってコップが展示してるのがあるが、これは面白い。そういえば棚の一つ一つに手書きの一言メモみたいなもの貼ってあって、詩人が書いてるんでまた面白い。

次の部屋は「ではまた」という詩の大パネルだけ。読んでしみじみしよう。通路には長い年表。マジ長い。子供の頃に読んだ「ことばあそびうた」が42歳だったかな。え? はるか昔って感じだが、御大まだ現役だし。最後に谷川の質問詩(?)に有名人が回答したコーナー。終わり。常設見て帰途に……長傘を傘ホルダーに忘れてきちまった! おお、なんということ。取りに行かねば。
http://www.operacity.jp/ag/exh205/

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