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2019年5月 1日 (水)

百年の編み手たち(東京都現代美術館)

長いこと閉館していたが、この度リニューアルオープン。アクセスが悪いんだからカジノにでもしちゃえよという陰口(誰が言ってたんだ? ……オレだ)をよそに堂々の再開。日本の、特に東京にある美術館は狭いと思っていたが、ここはデカい。いや、無駄にデカい。クソ暑い日でも、ガラガラの常設展は冷房ガンガンで、それってなんか税金もったいねーよなあ(別に気にせん人もいるだろうけど)。そんなわけでこのデカい施設、先々客が来る企画やるのかね。前はジブリとかディズニーとかやってたけどさ。
この「百年の編み手たち」は企画展示室3フロア全部使用の企画です。出品リストがないから、適当なメモでいくぞと。

3階からスタート、1914年から始まる。最初に有島生馬の「鬼」。次の部屋にロダンのスフィンクス女と、岸田劉生がいくつか。おや、岸田ってゴヤの影響受けてる? って感じのものも。河瀬通勢って人。次の部屋、版画でおなじみ恩知孝四郎、ヴィクトル・パリモフ「手術」なんかヤバい。機関誌「マヴォ」。部屋を移動。牧野虎雄の草木の絵。中原實、人物、壁一面に並ぶ……しかし高さがあるよなここの壁。中原は抽象もできる人で「乾坤」はなかなかイケる(オレ好み)抽象画じゃん。次の部屋、おお吉田博。風景版画。帆船だ。損保ジャパンで見たな。あん時は混んでたな。版画雑誌いろいろ。次の部屋、桂ゆき、オノサトトシノブ。次の細長い部屋に、藤巻義夫の隅田川両岸絵巻。長い、全部展示、壮観だぞ。近代の両岸なんで、鉄橋とか電柱とかあるんだぜ。あとは都市版画とか。次の部屋も中原實、うーん、この人知らなかったな。なかなかシュール的表現と日本風と使えてイイじゃないか。それから鶴岡政男「重い手」手が人物。シュール的傑作。岡本太郎もあるよ。

3階終わって2階に少し。

1階、中村宏のルポ絵画、中村宏好きだけどな。一つ目女子高生みたいな妖しいヤツのがいいな。朝倉摂いろいろで「1963」という機械みたいなのがいい。人物も描くけど。次の部屋にも桂ゆきがいくつか。ほほう、注目してますな。「馬」がいい。写実の新聞で馬。あと「宇宙」おっと先日アウトサイド・ジャパンで見た「ゆびふし」に似てるぞ。有機的なものが集積した円形。次の部屋からアンフォルメルで、ちょっと苦手になってきた。白髪なんとかとか。次の部屋、光り物。多田美波の(鏡みたいな)ピカピカ立体。電動のヤツもあるぞ。これキネティックじゃん。次、横尾忠則ポスター(好みじゃないが)、ウォーホルのマリリン。柏原えつとむの、「方法のモンロー」とかいうもの。次の部屋、河原温の日付と、オノ・ヨーコのこれも活字っぽい字で単語が書いてあるだけのもの、日付ではなく指示だったりする。通路に出ると田中千鶴子の卵が脱皮するようなもの、地下1階の吹き抜けが見える。磯部行久の何か環境もの。横尾の油彩。

地下1階へ。白川昌生……赤いな。おっと杉本博司、自然のジオラマを自然風に撮ったヤツだ。舟越桂の人物彫刻。会田誠の空の絵だ。福田美蘭……おお。嫌いじゃないんだけどなあ。全部何かしらのパロディなんだよなあ。森村泰昌、マネの少年の真似。パンツダウン。次の部屋、珍しく村上隆の手作り風絵画。ヤノベケンジのデカいヤツ。奈良美智のおなじみのもの。毛利悠子の電子制御インスタレーション。おっと出た。加藤泉、相変わらず不気味人物だなあ。これがカワイイって人もいるようだけど。名和晃平のガラスビーズ鹿。Chim↑Pomが国会前にカラスを呼ぶパフォーマンス映像。普通にカッコイイ。風間サチコのデカい木版。311の指差し作業員、そう、ここでもう現代だ。大きな吹き抜けに来た。泉太郎のインスタレーションがなかなか面白い。狭いところを這っていく。ぬいぐるみが顔にペイントしてくる。会田誠の屏風2つ。日韓女の子対決、セーラー服対チマチョゴリの。梅津庸一の知・感・情のパロディ(っていうか仮設移動ですと)。最後に写真いろいろ。100年が終わった。

昼にレストランにも入ろうかと思ったら混んでいる。サンドイッチ屋があるのでそっちに行く。サンドイッチはともかく飲み物がそこそこお高い。まあ、そうでもしないと利益出ないと思うが。

コレクション展「ただいま/はじめまして」も行ったが既に力つき何もメモっていない。コレクション展は小さいパンフレットがあって、それに写真付きで全部解説が出ている。今時の人がほとんど。ここのシンボル、リキテンスタインの「ヘア・リボンの少女」も出ている。

まともに見ていると一日がかりだぞ……というか一日楽しめるのだ。
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/weavers-of-worlds/

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